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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

リンクは嬉しいので、ご自由にどうぞ♪


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これは、オリジナルストーリー「第二の居場所」で、アメリカでお仕事している薪さんと、第九に居る青木の、その後の物語です。
また長編になりそうなのと、年内は書く時間があまり取れそうにないのとで、続きは遅れると思いますが、気長にお付き合いいただけたら、幸いです。

このお話は、みどりさんとのコメ&コメレスから生まれました。
みどりさん、ネタを提供して下さり、また、きっかけを与えて下さって、ありがとうございましたm(_ _)m

全38話の長編です。

例によって、清水先生の「秘密」及びそのキャラクターとは、一切関係ございません。


Scene1:木霊



昼休み。
早々と食事を終えた青木は、一人第九に戻り、午前中に途中になっていた仕事の続きを、片付けていた。

モニターに向かいながら、ふと、薪の顔が浮かぶ。
先日は、アメリカに居る薪の元に、会いに行く筈だったのに、結局休暇が取れなかった。

謝る青木に、薪は、電話口で「そうか」と一言、つぶやいただけだった。
特に非難されたわけでもない。
その平静な声色から、落ち込んだ様子が伝わってきたわけでもない。

その後、電話をしても、薪は全く出なかった。
Eメールを送っても、返事は一向に返ってこない。

これまでもそうだった。
忙しいのか、薪は電話に出ないことが多いし、メールも、青木が5回送っても、薪からは1回も返ってこないこともザラだった。

なのに、今回はそれが、何故か気がかりだった。
「そうか」という薪の一言が、青木の中で、いつまでも木霊していた。

先輩達が帰ってきた。
午後の仕事が始まる。

それと同時に、第九に電話があった。
小池が取り、岡部が代わった。

「はい!・・はい!」岡部はかしこまって相槌を打っていたが、
「え!?・・青木を?ですか?」急に大きくなった声に、周囲が岡部に注目した。

青木も、自分の名前が出たことに、驚いて岡部を見た。
岡部は、受話器を耳から離すと、青木を見た・・いや、睨んだ、ように、青木には見えた・・。

「代われ」岡部が青木に言った。
青木が電話に出ると、
「青木?」

聞きたかったその声に、青木は心底、驚いた。
「あ・・はい! 薪さん、青木です!」

「元気なようだな」
「はい!あの・・薪さんは?」
「変わりない。青木、お前、今担当している仕事を、早急に区切りのいいところまで片付けろ。明後日までにだ」
「え?・・」

「間に合わなそうな物は、今のうちに他へ回せ。岡部に相談しろ。3日後には発つんだ」
「発つって・・?どこへです?」
「イタリアだ」
「ええっ!?」

「今度、ローマに新しくMRI捜査機関が設立される。先に出来たアメリカと日本から、助言をする人間が必要だと言ってきた。ある程度設立の目処が立ったら上の人間達も行くことになるが、その前に、まず、現場の捜査官をよこしてほしいとのことだ」

「これは、政府同士で正式に通達されたことだ。日本からは、青木、お前が来い」
「え・・え!?」

あまりに急で、そして壮大な話に、青木は思考が付いていかない。
ただ一つ、思ったのは、
「あ・・あの、そんな、オレには荷が重過ぎます。助言なんて・・岡部さんとか、他の方々の方が、適任なんじゃありませんか?」

「岡部は室長代理としての仕事がある。他のメンバーも同じだ。なるべく暇な奴がいい。かといって、お前の下の新人では、役に立たない」
「え・・暇って・・」

青木が複雑な心境におちいり、絶句していると、
「アメリカからは、僕が行く。現地で会おう」

薪の言葉が、青木の脳内に響き渡った。
「え!?」

思わず聞き返した青木に、もう一度、薪は言った。
「僕が行く。ローマで、待ってるぞ」
それまでの事務的な口調とは違った、優しい響きが、青木の身体を満たしていった。

「薪さん・・」
と、青木がつぶやいた時には、電話はもう、切れていた。

相変わらず無駄の無い薪の電話。
でも青木には、それで充分だった。

受話器を戻し、顔を上げると、そこに、岡部の顔があった。
「・・・仕事しろ。あと2日で、全部片付けるんだぞ」

薪は「岡部に相談しろ」と言ったが、どうやら、相談の余地は、無さそうだった。



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コメント

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■ 

うわーい、ローマだぁ!!
何てグローバル。
イタリアを選ばれたのは、かのんさんが前世にいたところだからですね?(^^)
あれ、でもローマじゃなくて、フィレンツェでしたっけ…?

また長編になりそうということで楽しみです♪
でもどうぞ無理なさらずに!!
また力尽きちゃうことだけはしないで下さいね。

ローマでの出会いも楽しみだなあ♪♪

■ 感動の再開!

こんにちは。かのん様\(^ー^)/

やったー(≧∇≦) 番外編だ♪

薪さんと青木のお話がまた始まりますね♪
とっっても嬉しいです。かなり嬉しいです。

あのまま、薪さんと青木は、アメリカと日本で2年間遠距離恋愛なんて悲し過ぎます。
まぁ、離れている方がたまに会った時激しく燃える。
「そんな暇があったら…」ですよね(≧∇≦)

でも、でもあの魅力的なフォスターと何かあったら…
きゃ(≧∇≦)
じゃなくて
ギャー(°□°;)です。多分…

イタリアで感動の再会した二人は?
イタリアのMRI設立の障害は?
フォスターはどう絡んでくるのか?

等々、かのん様のお話の1ファンとしてかなり気になります!

青木~岡部さんに睨まれながら、イタリアに行ってね(^_^)/~~
薪さんが腕の中に飛び込んで来る日は…

年末は色々とお忙しいでしょうから、ご無理なさらないで下さいね。

私は焦らされば焦らされる程燃え上がるタイプです(^_^)v


■ 

こんばんは(^^*)♪

かのんさん小説キタ―(゜∀゜*)―!!
御忙しい中、有難うございます!!☆

続き楽しみです!!
また完結後に一気に感想まとめコメントさせて頂きますね♪♪(人´∀`*)

岡部さんの嫉妬っぷりがいいです!!(笑)
今回のこの設定…
再び萌え上がりそうな予感…♪(´Д`*)

かのんさんのペースで頑張って下さい♪
お待ちしております♪

■ 

かのん会長こんばんは。事務員みどりです。
早速の新作!おめでとうございます&ありがとうございます~!わーい!
前書きにネタ提供者として名前を載せて頂いて恐縮なのですが、これは明らかに別物の作品です。笑
私のは完璧にお笑いネタだったのに、あそこからこのシッカリとしたストーリーを(しかもこの短期間で)導き出したのだとしたら、かのん様、何といいますか凄い。天才。
なぜにこう、かのん様の文章はシンプルで骨太で読みやすい上に、萌えるのでしょうか。
薪さんと青木の電話でのやり取りに萌えます。あくまで淡々とした薪さんの声が聞こえてくるようです。
「待ってるぞ」のセリフの時だけ、フワッと変化した声音すら聞こえてきます。(幻聴です)
ちょ。青木いいなあ…てか薪さん職権乱用…(笑)とか思いつつも、青×薪が甘酸っぱくてウズウズして、もー超ー萌えます!
そら岡部に叱られようが残務整理で二日間完徹だろうが、やるよね、青木。薪さんの為なら何だって。青木はやればなんでも出来るこ。
続きが楽しみです~vvもちろん、かのん様のペースで、ジックリ物語を育て、更新していってください。
待つのも読者の楽しみの一つです。ワクワクしなから正座してお待ちしております!

それからバトン、ありがとうございました!
>深い青色。描く世界のかっこ良さと、知的なイメージ。
と言って頂けて光栄です。ふふふ。かのん様もテンプレートに影響を受けていらっしゃる。ふふふふふ(絹子)
お好きな色がオレンジと黄色と伺って、かのん様のイメージ像が膨らみました。あったかい感じですね~どんな方なんだろう~と、こういうバトンは色々想像が広がって楽しいですね。
それでは、またお邪魔させて頂きます。失礼致しました。

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■ 

かのんさま
こんにちは
 ヤターっ。お待ちかねですっ!
(やっとじっくり読めました)

>「そうか」という薪の一言が、青木の中で、いつまでも木霊していた。
青木の心のなかは、もう、薪さんでぐるぐるですねっ。むふふふ。

>岡部は、受話器を耳から離すと、青木を見た・・いや、睨んだ、ように、青木には見えた・・。
 お、岡部さんっ。久しぶりの「気にいらねー」ですか? しょうがないでしょ、室長代理なんですから。

>「お前の下の新人では、役に立たない」
 お? 新しいキーマンですか? 

>「アメリカからは、僕が行く。現地で会おう」
 何か、複雑な立場ですね。現地でちゃんと落ち合ってくださいね。ローマですからね、危ないですからね、薪さん、あなたは特に!

>待ってるぞ
 どぎゅーん・・・心臓を打ち抜かれました。部下Yも室長に言われてみたいです。

 薪さん、ローマでうまいもんでも青木と食ってください。

 次号を楽しみに恋焦がれて待っております。

■ 

○原麻めぐみさま

コメントありがとうございます。

> うわーい、ローマだぁ!!

めぐみさんも思い出のあるローマですね♪

> イタリアを選ばれたのは、かのんさんが前世にいたところだからですね?(^^)
> あれ、でもローマじゃなくて、フィレンツェでしたっけ…?

うわ!そんな書いた私も忘れかけていた記事を、よく覚えておいでで・・嬉しいです!
そうです。
フィレンツェです。
ローマより思い入れのある土地なので・・是非薪さん達にはこちらにも訪れていただきたいのですが・・

> また長編になりそうということで楽しみです♪
> でもどうぞ無理なさらずに!!
> また力尽きちゃうことだけはしないで下さいね。

優しいお言葉がしみます・・(TT)
楽しみにしていただいて、とっても嬉しいです!
そうですね、無理なく楽しく更新して参りたいと思います(^^)

■ 

○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

> やったー(≧∇≦) 番外編だ♪
> 薪さんと青木のお話がまた始まりますね♪
> とっっても嬉しいです。かなり嬉しいです。

こんなお言葉をいただいて・・私もとてもとても嬉しいです!!

> あのまま、薪さんと青木は、アメリカと日本で2年間遠距離恋愛なんて悲し過ぎます。

休暇の度に、何よりも優先して、出来る限り会ってはいるようですけどね(^^)

> まぁ、離れている方がたまに会った時激しく燃える。
> 「そんな暇があったら…」ですよね(≧∇≦)

オホホホホ・・・

> でも、でもあの魅力的なフォスターと何かあったら…
> きゃ(≧∇≦)
> じゃなくて
> ギャー(°□°;)です。多分…

??これは、「やめてー!!」という意味でしょうか。
最近ね、フォスターもあと一歩な感じで迷ってるようなんですね~・・いえ、書きませんけど(笑)

> イタリアで感動の再会した二人は?
> イタリアのMRI設立の障害は?
> フォスターはどう絡んでくるのか?

たつままさんの「宣伝風コメント」大好きです。
とてもありがたいです。

> 等々、かのん様のお話の1ファンとしてかなり気になります!

ファ・・ファン・・・(><)お恥ずかしい!!

> 年末は色々とお忙しいでしょうから、ご無理なさらないで下さいね。

どうもありがとうございます!
無理せず楽しく更新してまいりたいと思います。

それと、前記事の話題になりますが、私が思うたつままさんのイメージカラーは、オレンジです。
オレンジと言っても、黄色っぽいオレンジ、赤っぽいオレンジとありますが、ちょうどこの創作のタイトルである「朱色」に近い、赤っぽいオレンジのイメージです(^^)

人を包み込む優しさと、深い情熱の両方を感じさせる・・そんな色です。

■ 

○レモンさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

> かのんさん小説キタ―(゜∀゜*)―!!
> 御忙しい中、有難うございます!!☆

そんな(汗)こちらこそ、読んで下さって、ありがとうございますm(_ _)m

> 続き楽しみです!!
> また完結後に一気に感想まとめコメントさせて頂きますね♪♪(人´∀`*)

楽しみとおっしゃっていただき、とても嬉しいです!
読んでいただけるだけでとても嬉しいので、コメはあの、お気になさらず・・(^^)

> 岡部さんの嫉妬っぷりがいいです!!(笑)

岡部さん、常に可哀相な立場でごめんなさい・・

> かのんさんのペースで頑張って下さい♪
> お待ちしております♪

ありがとうございます!!

■ 

○みどりさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

> 早速の新作!おめでとうございます&ありがとうございます~!わーい!

うわ!何だか身に余るお言葉に赤面してしまいます・・ありがとうございます・・

> 前書きにネタ提供者として名前を載せて頂いて恐縮なのですが、これは明らかに別物の作品です。笑

いえいえ、みどりさんのお言葉があったからこそ生まれた物です。
確かに別物になっちゃいましたけど・・

>あそこからこのシッカリとしたストーリーを(しかもこの短期間で)導き出したのだとしたら、かのん様、何といいますか凄い。天才。

うわわ!・・・益々赤面・・穴があったら入りたいです・・
ええと・・イタリアに居る二人を思い描いていたら、薪さんが青木に電話してるシーンが浮かんだんです・・それだけです・・

この先は引用も恥ずかしいので・・ええと、本当に、素晴らしい感想を、ありがとうございました。
嬉しくて涙が、恥ずかしくて冷や汗が出ました・・

> そら岡部に叱られようが残務整理で二日間完徹だろうが、やるよね、青木。薪さんの為なら何だって。青木はやればなんでも出来るこ。

この辺のみどりさん節がとても好きです☆☆☆

> 続きが楽しみです~vvもちろん、かのん様のペースで、ジックリ物語を育て、更新していってください。
> 待つのも読者の楽しみの一つです。ワクワクしなから正座してお待ちしております!

ひえええ・・ありがとうございます!!

> それからバトン、ありがとうございました!

こちらこそ、受け取って下さって、ありがとうございましたm(_ _)m

> ふふふ。かのん様もテンプレートに影響を受けていらっしゃる。ふふふふふ(絹子)

いえ、絹子さん、じゃなかった、みどりさん、その文章から、かっこいい世界と知的なイメージが浮かんだのです。

> お好きな色がオレンジと黄色と伺って、かのん様のイメージ像が膨らみました。あったかい感じですね~どんな方なんだろう~と、こういうバトンは色々想像が広がって楽しいですね。

私がどんな人か・・いやその・・想像しないで下さい。そんな時間がもったいない・・

>それでは、またお邪魔させて頂きます。失礼致しました。

どうもありがとうございました(^^)

■ 

○第九の部下Yさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

そして、読んで下さって、ありがとうございます!

> 青木の心のなかは、もう、薪さんでぐるぐるですねっ。むふふふ。

そうですね(^^)

>  お、岡部さんっ。久しぶりの「気にいらねー」ですか? しょうがないでしょ、室長代理なんですから。

いつもいつも岡部さんには可哀相な立場で、申し訳ないと思っております。

> ローマですからね、危ないですからね、薪さん、あなたは特に!

そうです、そうです。危ないです。
でもだからこそ色々とシチュが浮かんでくるわけでして(笑)

>  どぎゅーん・・・心臓を打ち抜かれました。部下Yも室長に言われてみたいです。

こんな風に思ってくださって、嬉しいです!
私も言われてみたいです・・・いえ、やっぱり、想像しただけで恐れ多い・・(汗)

>  薪さん、ローマでうまいもんでも青木と食ってください。

そうですね。イタリアは美味しい物がたくさんありますから。
是非味わっていただきたいですね(^^)

>  次号を楽しみに恋焦がれて待っております。

このお言葉、とてもとても嬉しかったです(TT)
ありがとうございます!!

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