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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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Scene23:確保


ものすごいスピードで、車は走り続ける。
大きな車体で、石畳の道を、一見入れないような細い路地まで、右に左にと走り抜ける。

「近道です」
短く言い、ファビオは広場に車を乗り入れた。

「うわ!うわ!うわわわっ・・・・!」
青木は自分でも気付かぬうちに、声を上げていた。
猛スピードで迫る車を避け、人が左右に散ってゆく。

「あ・・あのっ・・ファ・・」
青木は何か言いたいが、まともに声を出すことも出来ない。

隣りのファビオは、真剣な表情で、ハンドルを握り締めている。
いや、その目は大きく見開き、この状況を楽しんでいるようにさえ、見える・・。

普段の穏やかな様子からは、想像も付かないファビオの変貌振りに、自分が言い出したこととは言え、青木は、付いてきたことを後悔し始めていた。
車を降りたいが、この状況では、降りる事さえ叶わない。

「あそこだ!」
ファビオが小さく叫んだ。
スピードを上げて路地に入り込むバイクがあった。

キキーーーッ!
ファビオは急ブレーキを踏むと、また車を急発進させた。

青木はもう、瞬きさえ忘れている。

ステファノが長い路地を出てきたその瞬間、目の前にファビオの車が立ち塞がった。
ステファノはハンドルを切る。
だが、間に合わない。

轟音と共に、ステファノのバイクが倒れた。
すぐに立て直そうとステファノがバイクを起こすと・・

周囲はサイレンの音で溢れていた。
無数のパトカーが、ステファノを取り囲んでいた。

ステファノはバイクから手を離した。
バイクが音を立てて倒れる・・。

傍らで、ラティーニの車が止まった。
ラティーニは車を降りると、言った。

「署まで、来てもらえるね」

ステファノは、もう抵抗しなかった。



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