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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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Scene24:追跡


「ステファノ・ファチャードの身柄を確保。全員ご苦労。持ち場へ戻れ」
パトロール隊長が無線に向かう声が響く。

ラティーニは、パトカーでステファノを署まで連れて行くように、隊員に話している。

「無事、済んだようですね」
ファビオが言った。

「あ・・はい・・」
青木は言葉少なに、つぶやいた。

「帰りは、安全運転で行きますから」
ファビオは、いつもの笑顔に戻ってそう言うと、赤色灯を仕舞いこんだ。

「ちょっとラティーニ局長と話してきます。すぐに戻りますから」
ファビオはそう言って、足早に離れていった。

青木は、ゆっくりと車から降りた。
顔は蒼白だった。
必死に車内につかまっていた右手が、しびれている。

ふーっ・・と大きなため息を付いて、車にもたれ、周囲を見渡した。

「?」
何か、気になる物が、目の中に飛び込んだ気がした。
もう一度、周囲を見渡してみる。

野次馬の人だかり。
「ほら、下がって。下がってください」
パトロール隊員が制しているその中に、見覚えのある顔があった。

コスタの画像写真にあった、あれは・・
「ブルーノ・ルッソ・・!!」

青木がルッソを追おうとすると、ルッソも気が付き、人込みから離れた。
近くに停めてあった車に乗り込み、エンジンをかけている。

「!」
青木も、先程までファビオが運転していた車の、運転席に乗り込んだ。

「!?・・アオキさん!」
ファビオが驚いて走ってくる。
しかし、待っている暇は無い。

青木はエンジンをかけ、ルッソを追った。

今度は、ルッソと青木の、2台だけのカーチェイスが始まった。
石畳の道も、左ハンドルも初めてだが、青木の乗り物を動かす勘は、鋭かった。

猛スピードで市内を走り抜ける車。
信号が変わる瞬間、ルッソは交差点を越える。
青木は赤信号を無視して、それを追う。

交通が乱れる。
鳴り響くクラクション。
「バカヤローッ!」という罵声。

ルッソは焦っていた。
必死に逃走しながら、目前への注意が遅れた。
ハンドルを切ったが、間に合わない。

「ああああっ!!」
ルッソの車は、角の建物の壁に激突し、止まった。

青木も急ブレーキを踏む。
青木の車は、ルッソの車を追い越し、建物の壁をかすめるに留まった・・・。

「・・・・・」
額を押さえ、吐きそうな自分を抑えながら、青木は車を降りた。

ルッソの車に近付く。
ドアがなかなか開かない。
力づくで引っ張り、勢いよくドアが開いた。

ルッソは、顔から血を垂らし、ハンドルにもたれていた。
青木は脈を取った。
命に別状は無いようだ。

「アオキさん!大丈夫ですか?」
ラティーニの車を借りた、ファビオが追いついてきた。

「一体どう・・何があったんですか?」
「ブルーノ・ルッソです」
「え!!」

「怪我・・させちゃいました。救急車を呼んで下さい」
「は、はい!」

ファビオは、無線で救急車と、パトロール隊員の応援を呼んだ。
すぐに一台のパトカーが近付いてきて、止まった。
応援がもう来たのかと思ったが、どうも様相が違う。

「あ・・これは、国家憲兵、カラビニエリの交通警察です」
ファビオが言った。

その時になって、青木は、急ぐあまり、自分が赤色灯を出すことも、サイレンを鳴らすことも、忘れていたことに気が付いた。

パトカーから出てきた二人の警官は、イタリア語で何やら話している。
ファビオも、通訳を忘れ、言葉を失った。

彼らは、こう話していた。

「信号無視に、スピード違反。器物破損」
「あれ?これは国家警察の車じゃないか。てことは、君も警官なのかい?」
「この車を運転してたのは、君の方だね。免許証を拝見したい」

もちろん青木は、この国の運転免許など、持っていなかった。



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コメント

■ 青木の運命は…

おはようございます。かのん様♪

追跡中のファビオさんの豹変ぶりに、驚きながらもホレました(*^o^*)

かのん様は、見た目クール、でも実は熱い男が好きなのですね♪
かのん様ご自身もお書きになるものから察するに、見た目クールで実は情熱的(薪さんへの愛)な方なのでしょうね(^_^)v

>「帰りは、安全運転で行きますから。」
といつもの笑顔を見せるファビオさん♪たまりません\(^ー^)/

しかし…この後に、青木が無謀男の本領発揮!!!
運転に対する勘の良さで事故を起こさずに、そして犯人確保も出来てほっとしました。

かのん様が、薪さんを泣かせるような事をなさらないと、部下Y様へのコメレスでわかりましたので安心しました(^_^)
なので、暫く、青木は無事ですね。たまにお仕置きで流血してもいいですが(^_^;)

しかし…青木が交通警察に御用になった後始末は(^_^;)
ファビオさん頑張れ!
薪さん怒りながら、引き取りに行くのかなぁ。
うしししし(^O^) 楽しみですね。青木の運命が(^_^)v

では、続き楽しみにお待ちしております\(^ー^)/

■ 

○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

> 追跡中のファビオさんの豹変ぶりに、驚きながらもホレました(*^o^*)

嬉しいです~!
活躍したかいがあったね!ファビオ☆

> かのん様は、見た目クール、でも実は熱い男が好きなのですね♪

そうなのかな?・・そうかも・・。
そういう点では、薪さんも青木も当てはまるかもしれません。
薪さんは実は激情派だけど、冷静な人だし、青木はクールとは言えないかもしれないけど、穏やかな雰囲気の中に熱い物を秘めてるし。

現実でも、その場を自分から盛り上げるような、目立ち屋さんな男性に目が行ったことは一度も無いですね。

> かのん様ご自身もお書きになるものから察するに、見た目クールで実は情熱的(薪さんへの愛)な方なのでしょうね(^_^)v

うーん・・どうなのでしょう??
見た目クール・・かどうかはともかく、10代の頃から「落ち着いてるね」とは、言われ続けてきました。
自分じゃよく分からないのですけどね(^^;)

たつままさんも、文章から伺えるお人柄は、穏やかで優しいけれど、とっても情熱的ですよね☆

> といつもの笑顔を見せるファビオさん♪たまりません\(^ー^)/

蒼白な青木に対して、ファビオはいつものとおり・・青木もマイペースな人だけど、ファビオも実はマイペースさでは負けてないかもしれませんね。

> しかし…この後に、青木が無謀男の本領発揮!!!

「無謀男」にウケました~!(^^)

> 運転に対する勘の良さで事故を起こさずに、そして犯人確保も出来てほっとしました。
> かのん様が、薪さんを泣かせるような事をなさらないと、部下Y様へのコメレスでわかりましたので安心しました(^_^)

はい。創作では、多少悩んだりすることはあったとしても、薪さんを泣かすなんてことしません、いえ、出来ません。
ということに、最近自分で気付きました(^^;)

もし泣くとしても、原作のようにお一人で背中を震わせるのではなく、青木の胸の中で泣くとか・・(ああ、いつかそんなシチュも書いてみたくなりました)

> しかし…青木が交通警察に御用になった後始末は(^_^;)
> ファビオさん頑張れ!
> 薪さん怒りながら、引き取りに行くのかなぁ。
> うしししし(^O^) 楽しみですね。青木の運命が(^_^)v

結局、Scene25のような展開になりました。
薪さん、しっかり怒ってはいらっしゃいましたが、ひとまず御用は免れたようです(^^)

> では、続き楽しみにお待ちしております\(^ー^)/

ありがとうございます!
これからどんどん書きたかったシーンへと進むので、頑張ります♪

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