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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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Scene28:結末


薪とファビオとラティーニは、フィレンツェ警察内で話していた。

「結局、死体を運んだのは、ルッソだったんですか?」ファビオが聞いた。
「そうだ。サルバトーレの指示でな。ステファノのことは友人宅へ行かせ、その間に、ルッソがローマを訪れた」

「何故、コスタの元へ・・」
「コスタは死体が大好物だった。そこに死体があると聞いたら、それをよこさないと、何をするか分からないと自分で言ったらしい。まあ、死体をやったところで、もうステファノのことを忘れるという保障も無かったが・・」

「もし、コスタが、ルッソが死体を運び込むところを見ていたら、事件はもっと簡単に解決していたでしょうね」

「見なかったのは偶然なのか・・その辺はまだよく分からん。だが、それでルッソを逮捕したとしたら、あの男は、自分が女を殺して運んだと、全てをかぶり・・そして、サルバトーレとステファノはそのままで、事件は終わっていただろう」

「大変な回り道をしたが、だからこそ、ファチャード親子に行き着いたんだ。彼らが何の咎めも受けず、事件には無関係という顔で行き続けていくことは、人間として許されんことだよ。・・彼等自身の為にも、これで良かった筈だ。私はそう思っている」

「ルッソは、女の死体を運び込んで、そこに既に、亡くなってから日が立ち、損傷された死体がもう一つあったのを見て驚愕した。何故コスタが家にこもってるのか、何故死体を執拗なまでに欲しがるのか、それで理解したそうだ」

「コスタが自殺した理由も、まだ不明だが・・自殺のニュースに、サルバトーレもルッソも、胸をなでおろした筈だ。それがまさか、我が国のMRI捜査の最初の事例になろうとは、考えもしなかったろう」

「君達や私を襲ったのも、ルッソだ。彼の持っている衣服に、ごく微量だが、血液が付着した物があった。間違いない。これもサルバトーレの指示だ。もう、この件には深入りするなという脅しの為で、大きく傷付けるつもりは無かったらしい」

「・・ま、それがかえって、自分達が事件に関わってると認めることになった。しかも、私はそれで、余計にこの事件を追おうと決めた。・・ステファノを追い詰めた時に、そばにルッソが居たのも、サルバトーレの指示だったようだ。フィレンツェに舞い戻った奴を、またどこかへ逃がそうとしたらしい。だが、そこにはもう、私が待ち構えていた」

「サルバトーレは、何も直接、手を下しては、いないわけですね」薪が言った。
「ああ・・しかも、ルッソは、あくまで自分の意思でやったと言う」

「サルバトーレ本人の証言は?」ファビオが尋ねた。
「それが・・全てを自白するかと思えば、ここに来て、なかなかしぶといのだよ。館で対面した時は、素直な様子に見えたんだが・・どうしてどうして、ファチャード家の当主は、一筋縄ではいかん」

「弁護士達や、親族連中の圧力も相当なものだ。だが、私はあきらめんよ。あらゆる証拠を集めて、サルバトーレが直接関わったと、証明してみせる」

ラティーニは、力強くそう言うのだった。



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