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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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Scene30:ベネチア


薪、ファビオ、ラティーニの3人は、ベネチア警察での、MRI捜査に関する講義を終えた。
「いやあ、今回は助かったよ。やはり、素晴らしいものだった」
ラティーニが言う。

「私はもう少し残る。君達は良ければ、先にフィレンツェに戻ってくれ。その後は、ローマに帰らねばならないだろうからな」

「本当に世話になった。ここで、お別れだ」

ラティーニは、ベネチア警察署のエントランスで、手を差し出した。
薪とファビオ、それぞれと、握手をした。

それは、力強く、暖かい、握手だった。

「青木捜査官にも、よろしく言ってくれ。今回は、怪我までさせて、本当にすまなかった。彼にも感謝している」
「伝えておきます」

「君達のことは、忘れない」

3人、互いに相手の目を見た。
そして、ラティーニは手を振り、奥へと入っていった。

「行きましょうか」ファビオが、薪に声をかけた。
薪は、何も答えずに歩き出す。

二人きりになると、途端に薪が無口になることにも、もうファビオは慣れていた。
「水上バスに乗る前に、ちょっとだけ時間をもらえませんか?」
薪が、ファビオを見上げた。

「せっかくだから、ワイン好きの友人に、グラスを買っていきたいんです」
ファビオが、笑顔で言った。

その店には、大小色とりどりのベネチアングラスが、所狭しと並んでいた。
「薪さんも、良かったらいかがです? 海外へも送ってくれるそうですよ」

「・・・・・」
薪は、無言で一つ一つ、グラスを見ていた。
そして、店員に向かって手を挙げた。

店員が近付くと、
「この大きなグラスを2客、それに、こちらの細いグラスを2客。送り先は・・」

ファビオは自分の買い物をしながら、そんな薪の様子を、笑顔で眺めていた。



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