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Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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秘密5

5巻レビュー その3 「薪さんの孤独」

(その2から続く)



苦しくてたまらない。

途中からはメロディで読んでいたものの、改めて通して読むと・・益々胸にせまる。
4巻の「2007特別編」も切なかったけれど、5巻まで来ると、「切ない」を通り越して「苦しい」・・・。

それまで、一気に買った4巻までは、繰り返し繰り返し読んでいた。
それなのに、待ちに待った5巻だったのに、1回読んだら、辛くてしばらく読み返せなかった・・。

最初から子供と気付いてたようなのに、それを口にしなかった薪さん。
ここが賛否分かれるところだけど、きっと、立場上、みんなの前で口にしてしまったら、その「子供」を追及せざるを得なくなる、それが分かっていたのでは。

そして、子供がこんな大男を刺さなければならなかった、その理由もおおよそ察しが付いていて・・

気付いていながら、「見るのは難しい」「優先順位は低い」と理由付けしてやめることが、薪さんの気遣いだった気がする。

なのに、青木は何も分からず、薪さんにくってかかり・・。

薪さんに火が付いたけれど、薪さんは、全編通してよく怒っているけれど、実は、青ざめる程の怒りは、この時と、4巻で青木が自分がおとりになって犯人を見つけると言った時だけ。
どちらも、雪子がらみで、青木が周りも見えずに取った行動の時・・。

部下として、青木が馬鹿なことをする、自分の手元を離れるようなショック、それに、雪子への嫉妬が重なるんだろう・・と思う。

その怒りが、泣いてるようにも感じる・・。
薪さんの本気の怒りは、実は、いつもすごく切ない気がする・・・。

あんな結末になってしまったけれど、大男の子供が実は雪子の友人だったという事実も、薪さんだって、本人に会って初めて知ったこと。
そこまで最初から分かっていれば、薪さんも、もっと早く手を打てたかもしれない。
厳しさの裏で、本当は、あらゆる可能性を常に考えて、出来る限りのことをしてる人だから。

今回、ひときわ厳しさを見せる薪さんだけど、薪さんは、貝沼に初めて会った時といい、この人は、根本的には優しいのだと思う。

最初に脳を見ることに反対したり、ノートを雪子に渡したり(この時、雪子が追及しなければ、穏便に済んだのでは。薪さんにしてみれば、穏やかに流そうと思っているのに、からまれて神経逆なでされて・・そして、やっぱり、私怨というか、嫉妬もあると思う・・)、最後のお婆さんへの言葉にも、この人が、加害者や被害者、遺族に対して、広い心で見つめ、心を砕いてることが伺える。

なのに、それが報われない。
そのむなしさと、薪さん自身の、青木が離れていく辛さが重なる・・

雪子のセリフが薪さんに突き刺さる、その瞬間、私にも衝撃が走った。
鈴木さんの時も、そうだったのだと。
そして、雪子は全て、見抜いていたのだと。

雪子に確信を付かれた、薪さんの驚きの表情、そして、リモコンを投げ付けた後の、髪の乱れたその、顔。
息を呑む程、美しかった。

そして、青木の雪子へのセリフ。
薪さんには聞えていたか、聞えなくても、察していたか・・。

・・背後で起こっていることをそれ以上見たくなくて、早くその場から離れたくて、エレベーターのボタンを何度も押す・・傷が付く程に・・。

青木の告白を背にボタンを叩く背中、ラストの机に伏す背中・・薪さんの背中が、辛くて、辛過ぎて・・

薪さん・・・・・

薪さんは、自身でも気付かない奥底で、心を許せる相手を、人一倍求めていると思う。
言葉で説明しなくても、自分の心のスキマを分かって埋めてくれる、そして傷ついた心身を包み込んで支えてくれる・・そんな人物を求めて、ずっとさまよってる気がする・・。

「今の私に失うものが、まだ何かありますか?」

この言葉が、薪さんの心情と重なっていく。
一人、視線を落とすその表情に、胸を突かれる・・。

仕事でも、私的な面でも、深まっていく薪さんの孤独。
せめて、その孤独に、誰か気付いて、と思う。

やっとの思いで立ってる薪さんを、どうか、誰か、支えてほしい・・・・・


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コメント

■ 

一気に読ませて頂きました(^^)
真面目な記事にコメントするのはとても苦手なので、あんまり書けないんですけど、読んでてドキドキしたり、そうそう・・と共感してクスっと笑ったり、切なくなったり、改めて考えたり・・・・かのんさんの文章力、考察力、「秘密」愛に、惹きこまれていきました。
リモコンを投げつけた後の片目のショット、実は5巻で1番好きな薪さんの顔だったりします。・・・本当美しいですよね。

>仕事でも、私的な面でも、深まっていく薪さんの孤独。
せめて、その孤独に、誰か気付いて、と思う。
やっとの思いで立ってる薪さんを、どうか、誰か、支えてほしい・・・・・

もう・・言葉がありません(T_T)薪さんの胸中を思うと。切なくて切なくて。




■ 更に辛いです

かのん様。続けて失礼します。

本当に辛いです。事件にも薪さんの心にも「救い」がないですよね。

薪さんからみれば、犯行を犯したのは子供だということは理解出来ます。 だから、避けようとしていたのに。あの二人は…。

その後も雪子が余計な追及をしたせいで、あんな事態に。 なんで薪さんのお心が全く分からないのか腹立たしくなりました!

お婆さんのセリフは、かのん様のレビューの後に読むと、薪さんのお心の表しているようで涙か出てきました。そうだったのですね。かのん様の考察は本当に素晴らしいです。

今後の展開を考えると辛いです。このまま行ったら薪さんの心が壊れてしまいそうです。

メロディが待ち遠しけどとても怖いです。

かのん様の素晴らしいレビューお待ちしています。

■ 

○こゆうさま

コメントありがとうございます。

こんなに長くなってしまって・・読んでいただいて嬉しいです。
あの片目ショット、こゆうさんもお気に入りですか!

見入っちゃいました・・。
状況が分からず驚く青木と、その青木を前髪の間から見上げる薪さん・・。

4巻の「きっと言いますに違いありません」の時なんかもそうですけど、薪さんて、元々すごく綺麗だけれど、青木と対比させた時に、余計に美しくなってる気がします。
清水さんの意図なのか、私の腐目線がそう思わせるのか(笑)分かりませんが。

やっぱり好きな人と居ると、女は綺麗になると言うしね・・(←あ、男だった)

切ないですよね・・あああ・・先が気になります!!


○たつままさま

コメントありがとうございます。

そうですよね、薪さんのお心・・。
雪子はともかく、青木にはもっと薪さんの心に敏感になってほしいです。
女に目がくらんでから、その辺の感覚が鈍ってるからなあ・・。

「待ち遠しいけど怖い」ホントにそうですね。
続きが気になるけど、薪さんが辛い思いをするのは・・(TT)

■ 

○Hさま

拍手コメント、ありがとうございます。
とても励みになります。

今回は特に長くなってしまいましたが(汗)、読んでいただいて嬉しいです。
Hさんのレビューも毎回読み応えありですよ(^^)

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