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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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(後書き1から続く)


今回は、フォスターと薪さんの心情が中心なので、青木はかやの外で、ちょっと可哀相な部分もありました。
事情を知らない青木は、「朱色の空」で、薪さんの態度につれない物を感じ、不安になったり、落ち込んだりしています。

それでも、薪さんに変わらない態度を、愛を貫くことで、薪さんは、青木の元に帰ってくることが出来ました。
強く見えて、実は揺らぎ易い薪さんの心を、変わらぬ姿勢で支えていく、それが青木の役割だと思います。

以前にも書いたことがありますが、私の書く青木は、何でも出来る輝かしい薪さんに対して、よく落ち込むし、クールな薪さんに対して、傍目からはどこか片想いっぽく見えるし、青木本人もそう思ってるところがあります。

でも、本当は、薪さんの方が、青木を求め、青木を必要とし、青木に精神的にすがっている・・私の創作での二人は、そんな関係です。

昔、「I love you」と「I need you」と「I want you」、彼氏に言われるならどれが一番嬉しいか、なんて話を、女同士でしたことがあります。

薪さんはその点、青木に対しては一番「need」が強い人だと思います。
責任の大きさ、重圧の重さ、繊細な心、そういった物を抱えて生きていくのに、青木の存在が、ものすごく必要なんだと思います。

そしてまた、青木の温もりを身体で感じるのも大事。
ということで、次に「want」が来るのかなあと。

一方青木は、薪さんとは全く逆で、包むような愛「love」が最初に来て、次いで「want」なのかなあと。
青木は、人間的には落ち着いているというか、自己完結している人間なので、「need」はそんなに強くないと思うのです。

「Scene5:揺らぎ」で、全体の文章は「青木は」「薪は」といった三人称で進んでいきますが、1箇所、「お前は」と二人称になっている部分があります。

実は最初はこの部分も、「青木自身は気付いていない」と、三人称で書かれていました。
が、どうも私は、青木をあまりにも褒めると、自分で自分を褒めてるかのように、かゆくなるんですね(何なんでしょうね、この感覚は・・)

なので、これは作者目線ではなく、あくまで薪さん目線なのよ、ということを表す為に、「青木、お前は」と、薪さんの独白形式に書き替えました。
ちょっと、文章としては、ここだけ不自然になったかもしれませんが・・。

「Scene6:涙」での、フォスター。

もしかすると、フォスターは、最初は薪さんを訪ねる気は無かったかもしれません。
自分の中で、もう薪さんの部屋を訪ねることはしないと、一線を引いていた気がします。

でも、自宅で食べようと、ワインや食材を買い込んでいるうちに、やっぱり、アメリカに帰ってきた薪さんに、会いたくなったんだと思います。
たぶん、理由は何でも良くて、ただ、薪さんに会いたくて。

それが思いがけず、薪さんが以前と同じように「好きにしろ」と言った。
呆然とするフォスター。

でも、それは、薪さん自身がもう、青木に対する気持ちが揺らがない、自分に対する自信があるから。
そしてまた、フォスターのことも信用するという、意思表示でもある。

フォスターの想いには応えられなくても、同僚として、友人として、付き合っていくと。
薪さんのこの優しさは、ある意味、余計に残酷かもしれないけれど。

薪さんと、元の関係に戻れることは、嬉しい事の筈なのに、フォスターは、かえって大きなショックを受けることになりました。
それは、完全な敗北。

ほんの一瞬、自分の手の中に入りそうだった薪さん。
でもそれは、あくまで青木を思う寂しさから来るもの、フォスターはその瞬間、青木の代わりでしかなかった。
満たされた薪さんには、もうそんな過ちはあり得ない。

フォスターは、自分を道化のように感じたことでしょう。
自分は一体何をやっているんだと。

フォスターは、薪さんと青木の絆を、破る事は出来ない。
その気になれば、薪さんの身体を手に入れる事は出来ても、心までは永遠に手に入らない。
それが、決定的に分かってしまった。

だからもう、あんな夜は訪れない。
自分自身が、敗北を認めてしまったから。

ラストシーンを書きながら、実は私は自分で涙ぐんでいました。

暗くなりかけた街路を、人が行き交うその中を、歩いて行くフォスターの姿が、俯瞰のように見えて。

私の中で「生まれた」彼は、私が何かを考えるまでもなく、独りでに歩いています。
大きな山を越えたものの、また、一見、元のように、仕事で、プライベートで、薪さんのそばに居る事になったフォスター。

彼はきっと、この先も薪さんへの、変わらぬ想いを抱きながら、でも、もう道を間違える事なく、薪さんを助けていくのでしょう。

そんな彼を、いつかまた、書いてみたいと思います。

オリジナルキャラにも関わらず、彼を愛して下さる方、また、彼の気持ちに寄り添ってくれた方には、本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。

皆さんの思いのお陰で、きっと彼は、また、いつもの調子を取り戻せると思います。
うん、たぶん、もしかしたら、翌日にはまた薪さんの所に現れて、早速キッチンに立っているかもしれません。
レバー、悪くなっちゃいますしね。

いつもの笑顔で。
軽口を叩きながら。

3ヶ月間、ずっと胸に溜めて反芻していたこのお話を、遂に書き上げる事が出来て、私も一つ、区切りを付けた思いです。

読んで下さった、全ての皆様に。

どうもありがとうございましたm(_ _)m



(後書き 終)



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コメント

■ 鍵拍手コメ下さったAさま

○10/10に鍵拍手コメント下さったAさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまい、すみませんでした。
週末に子ども会行事があり、その後は母屋の漆喰壁の修理が入って何かと忙しく、また、私自身は持病の偏頭痛に眼精疲労が加わって、しばらくまともにパソに向かうことが出来ませんでした(><;)

「刹那」お読み下さいまして、ありがとうございましたm(_ _)m
私自身、読み返して、当時の気持ちがよみがえりました・・。

そうなんです。
こちらの方が先に浮かんでいたもので、「朱色の空」を書く際には、既にこの背景があったんですね。

確かに☆
しないわけはないですよね(^^)
40を過ぎた大人として、若い頃とは違う、冷静に状況を見極め、自分を律する部分と、そんな理性をも吹き飛ばされる想いの強さとが、せめぎ合っていたのかもしれないですね。

薪さんと、青木と、フォスター。
三人の想いを追っていただいて、とても嬉しく思いました。
「また友人関係に戻れてよかった」というお言葉に、Aさんの優しさを感じました。

過去の創作を読んでいただき、そこに交錯する思いを受け止めていただけること、心より感謝致します。
ありがとうございましたm(_ _)m

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