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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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これは「朱色の空」「刹那」「別れ」等の後のお話です。

いつも以上にオリジナルキャラ偏重のストーリーですので、抵抗のある方は閲覧なさらない方がよろしいかもしれません。

全6話の中編です。

※清水先生の「秘密」原作とは、一切関係ございません。


Scene1:会議室



それほど広くはない会議室で、FBIが管轄する、科学捜査に関する報告や提案等の、会議が開かれていた。

MRI研究所の所長である、フォスターの姿もある。

「・・例の人権団体は、相変わらず抗議を続けているんだろう?」
「しかし、世論は支持していますよ。これだけの実績を挙げているんですから。誰も文句は言えないでしょう」

「特に、フォスター君が所長に就任してからのこの2年間の業績は、目覚ましい物がある」
「我々の、フォスター所長を選んだ目が、正しかったということですな」

上司達の間で飛び交う話を、フォスターは黙って聞いていた。

「では、次の議題に移ってよろしいですか?」
進行役を務めるのは、ジェラルド・ハーディ。
科学捜査部の部長で、フォスターとは同期に当たる。

「MRI研究所の実績報告は、以上のとおりですが、現在、日本から赴任している、薪剛捜査官の進退について・・」
ハーディの言葉に、それまで伏せていたフォスターの視線が、上がった。

「あと2ヶ月で、当初の予定だった任期の2年に達します。日本に帰国するか、あるいは赴任期間を延長して我が国に今後も貢献するのか、彼の今後について検討を」

「薪捜査官は、この2年間の実績に、少なからず貢献しているようだね」
「なかなか優秀な人間ですな。判断力、行動力、MRI研究所での仕事をするに当たっては、非常に適正な物を持っている」

「しかし、日本の第九研究室では、彼を返してほしいと言ってきてるんだろう?」
「未だ、室長のポストは開けてあるそうですよ。現在の責任者はあくまで室長代理だそうで」

「やっかいな事件は、こちらに居る薪捜査官に連絡を取って、判断を仰ぐこともしばしばあるそうです」
「こちらで、あれだけの仕事をこなしながら、日本側のサポートもしてると言うのか?」

「貴重な人材だということだよ。こちらに残れば、まだまだやれる事はあるだろう。その辺りを、君はどう思うのかね? フォスター所長」

話を振られ、それまで黙っていたフォスターは、一度周囲を見渡してから、話し始めた。

「・・確かに。彼は優秀な人材です。だが、その代わりになる人間が他に居ない程、貴重というわけでもない。我が国アメリカには、豊富な人材があります。・・そして、このFBIは、中でも優秀な人材の宝庫と言えるでしょう。薪捜査官一人が居なくなったところで、我が研究所が、手痛い打撃を受けるわけでもない」

「この2年間、彼は我が国に貢献しましたが、同時に彼も、我が国で多くの事を学べた筈。その貴重な経験と知識を、日本には生かす場がいくらでもあるでしょう。日本の人材は我々のところ程、満たされてはいないようですし」

フォスターの、自国を持ち上げ、日本を卑しめる皮肉な物言いは、上の人間たちの自尊心をくすぐるのに、充分だった。

「では、君は、薪捜査官が、これ以上赴任期間を延長する必要は無いと」
上司の言葉に、フォスターは答えた。

「私が所長に就いて2年、私のやり方での基盤も、充分出来上がりました。彼じゃなくても、使える人間はいくらでも居ます。我がMRI研究所には、もう必要の無い人間だと、私なら判断を下しますね」

フォスターはそう、言い切った。



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