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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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「おぼろ月夜」の続編です。

※今回は、しっかり大人な内容となっておりますので、閲覧にご注意下さいませ。


オリジナルストーリー

「続・おぼろ月夜」



金曜の夜、最後まで残った薪と青木は、室長室で、帰り支度を始めていた。

施錠を確かめようと、窓際に立った青木は、ふと、ガラスの向こうに、おぼろに霞む月を見た。
どこかで、こんな月を、以前にも見た気がする・・

青木は、自分でも分からない何かに駆られ、窓ガラスを開けた。
ぼんやりと霞む月。

下を見下ろすと、その先の土手には、満開の桜・・・

「? 何をしている?」
コートを着て、襟を正しながら、薪が近付いた。

「・・桜が、綺麗ですね」青木がつぶやいた。
「ああ・・」

二人、窓際に並んで、外を眺めた。

「あの時も、ちょうど今頃の時間だったな」
「え?」
「お前が、立っていた・・」
「・・・・」

返事をしない青木に、薪は、青木がその事を、忘れてしまったのだと、気が付いた。

無理も無い。
あの時はまだ、上司と新人部下でしかなかった。
ほんの数分の出来事。
忘れていて、当たり前だ・・・

冷たい夜風が入ってくる。
ブルッと、薪は身体を震わせた。

「窓を閉めろ。帰るぞ」

青木は動かず、薪を見つめた。
「どうした?」

次の瞬間、薪は、青木が何をしようとしているか、理解した。
とっさに片手を青木の胸に押し出し、突き放そうとする。
けれど、青木はそれさえも見越していたかのように、突き出された薪のその手を捉え、引き寄せた。

「う・・ん・・」
青木に唇を捉えられ、薪は動く事が出来ない。

やがて、そっと顔を離し、青木は、薪の頬を手の甲でなでた。

「外から、見えるぞ」
薪はそういい、青木から身体を離すと、窓を閉めて施錠をし、ブラインドを下げた。

その瞬間、青木は窓に向かう薪を、背中から抱き締めた。
「あお・・」

続きは言えなかった。
見上げた薪の顔には、青木の顔が重なっていたから。

後ろから抱き締め、キスをしたまま、青木は、今着たばかりの、薪のコートをスルリと落とした。
そして、薪の上着の襟の間に手を伸ばし、シャツのボタンを外していく。

「あ・・何を・・」
何か言いかける薪の口を、青木はその都度、自分の口で塞ぐ。
薪のシャツの中に手を滑り込ませ、滑らかな肌をなでていく。

薪は、青木の愛撫に応えようとはしない。
かといって、目立った抵抗もしない。

その態度が、薪の迷う気持ちを映し出す。

職場とプライベートは切り離す。それまで徹底してきた、薪の態度。
青木もそんな薪の無言の圧力に、当然のごとく、従っていた。
そう、たった今までは・・

手を出せば、大きく抵抗されるだろう。
そんな青木の予想を外れ、薪は青木の愛撫に、次第に呼吸が速くなっていく。

「薪さん・・」
耳元でささやいてみる。
目を閉じたまま、ビクッと身体を震わせる薪。

感じているのだ。
抵抗する気力すら、萎えてしまう程に。

その事実に気付いた今、青木を止める物は無くなった。

繰り返しキスを交わしながら、薪の上着を脱がせ、シャツのボタンも外していく。
自分も上着を脱ぎ捨て、薪を後ろから抱き締めながら、首に、肩に唇を這わせる。
薪のシャツが、背中の真ん中まで落ちる。

青木は眼鏡を外し、そばのデスクに置く。
「ふ・・」
薪の小さな吐息が、青木を更に狂わせる。

あらわになった薪の胸や腹を手で探りながら、もう片方の手で、薪のベルトのバックルを外し・・

「んっ」
薪は、身体を震わせた。
青木の手が、薪のスラックスの中で、優しく動いている。

「あ・・う・・」
立っていられなくなり、薪は、壁に両手を付いた。
すると青木は、薪の前に周り込み、床に座ると、そっと、薪のスラックスを落とした。

薪は、壁に両手を付き、立ったまま、壁と自分の脚の間の、狭い空間に居る男に、快感を与えられた。

「う・・はあ・・」
手を壁から離し、青木の頭を捕まえた。

立っていられない。
倒れてしまいたい。

そう思うのに、青木はガッチリと薪の脚を押さえつけ、立たせたままで、行為を続ける。
薪は、上半身をのけぞらせ、必死で青木の頭にしがみつく。

青木のその舌と唇が、薪の全身に熱を伝える。

「あ・・あ・・もう・・」
薪がそう言った時、青木はフッと、行為を止めた。

「?・・あお・・き?」
荒い息をしながら、薪はうっすらと目を開け、青木を見下ろす。
青木はしっかりと目を見開き、薪を見つめていた。

こんな自分を、青木はずっと見ていたのか。
その事実に、更に身体が火照る薪。
そして青木の強い視線は、最後までを欲していると、語っていた。

薪は、青木に、うなずいて見せた。
青木は立ち上がると、自分のベルトも外し、スラックスを降ろす。
そして薪の両手を導き、再び、壁に付かせた。

壁に手を付いて立つ薪の、その後ろから、青木は薪の中へ挑んだ。

「あ・・うっ!・・くっ!」
声を殺しながら、それでも漏れてしまう薪の声。
青木が突く度に、揺れ動く白い背中。

かすかにかいた汗が交じる、薪の髪の匂い。
そして、繋がっている場所の心地良さ。

その全てが、甘く、甘く、青木の五感を刺激していく・・

青木は、左手で薪の身体を支え、右手で、はち切れそうな薪のその部分を刺激し・・
「あお・・駄目・・」
「オレ・・も・・」

薪は口を開け、でも声は出さず、声にならない声で叫び・・・

「はっ・・はっ・・」
激しい息遣いと共に、青木は薪の中で、薪は青木の手の中で、互いに相手も行ったことを知った。

全く同じ瞬間に。
それはまるで、奇跡的な程に・・・・・・・・

・・・庁舎の外に出て、桜並木の下を、黙って二人で歩いた。

月の薄明かりに照らされて、薪の睫毛が、頬に影を作る。
そんな横顔を見ながら、青木は言った。

「あの時も、寒そうに震えてた・・」
その言葉に、薪は立ち止まり、青木を見上げた。

覚えてたのか?
さっき、思い出したんです。
正直な奴だな。

薪さん、翌朝、コートをきちんと畳んで、紙バッグに入れて持ってきてくれましたよね。
お前は、まるで学生みたいな上着を着て出勤した。

実際、学生時代に着てたんですよ。コート以外には、あのブルゾンしか無くて。
あの頃から、お前は馬鹿な奴だった。
から、って・・。それは、今もってことですか?

薪が微笑んだ。
その優しい瞳に、青木はまた、顔が吸い寄せられ・・

パチン。
青木は、薪に頬を軽く叩かれた。

駄目ですか?
当たり前だ。誰が見てるか分からない。

じゃあ、続きは、帰ってからですね。
まずは食事だ。腹が減ったろう? 何が食べたい。

薪さんのことが。
だから!そうじゃなくて・・・

同じ道を、二人並んで、歩いていく。

あの日、上司と部下でしかなかった二人は、恋人同士になっていた。



(終)



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コメント

■ ごめんなさい!乗り遅れました!!!(><;

ずっとコメしたかったんですけど、土日はPC使わなかったのでめっちゃ乗り遅れてしまいました~~~(><;

読ませていただきましたよ!!!!!
すっごいです!!!ヽ(*´∀`)ノ
すっごいです!!!!ヾ(*≧∇≦)〃
すっごいです!!!!!ヾ(●>∀<●)〃

大っっっっっっ興奮ですよ~~~~~(★>U<★)

これはもうかなりヤバい領域ですね!!!vvv

一体何度念入りに読んだか・・・
その度にニヤニヤにやけて相方から顔を隠すので精一杯でしたwww

この二人の乱れた姿を想像するだけで鼻血がだーらだら。
今日は朝から貧血気味なんですけどそのせいですね★

>けれど、青木はそれさえも見越していたかのように、突き出された薪のその手を捉え、引き寄せた。

この部分、個人的に一番の萌えポイントです♪♪♪
薪さん非力!華奢!なすがまま!されるがまま!(←うるさい)

>青木が突く度に、揺れ動く白い背中。

突く度に、突く度に、突く度に、突く度にぃ~~~~~~~~(≧∇≦;
揺れ動く、揺れ動く、揺れ動く、揺れ動くぅ~~~~~~~~(≧∇≦;
白いせな・・五月蝿い!!!(パチン♪)

>同じ道を、二人並んで、歩いていく。

この部分が一番感動しました!!
付き合う前の前作と、この「-続・おぼろ月夜-」とが対になってるからこそ感動もひとしおの一文ですね(^-^)

大満足でした!!!
ありがとうございましたっm(__)m

次回作も楽しみに待ってます!!!

■ 

○コハルビヨリさま

コメントありがとうございます!

> ずっとコメしたかったんですけど、土日はPC使わなかったのでめっちゃ乗り遅れてしまいました~~~(><;

いえいえ!乗り遅れるなんて、そんな事ございません!!
まだUPして数日ですし、それに、コメントは全記事無期限受付大募集ですので!

それよりも、ずっとコメしたいと思って下さっていたコハルさんのお気持ちが嬉しいです・・

> 読ませていただきましたよ!!!!!
> すっごいです!!!ヽ(*´∀`)ノ
> すっごいです!!!!ヾ(*≧∇≦)〃
> すっごいです!!!!!ヾ(●>∀<●)〃
>
> 大っっっっっっ興奮ですよ~~~~~(★>U<★)

きゃ~~~~~~~~~っっっ!!!!!

嬉しくて・・・どうしましょう・・・・
あ・・ありがとうございます!!!

> これはもうかなりヤバい領域ですね!!!vvv
> 一体何度念入りに読んだか・・・
> その度にニヤニヤにやけて相方から顔を隠すので精一杯でしたwww

何度も読んで下さったのですね。
ああもう・・嬉しいです・・・・

> この二人の乱れた姿を想像するだけで鼻血がだーらだら。
> 今日は朝から貧血気味なんですけどそのせいですね★

ひ、貧血?大丈夫ですか?

レバー系・・は駄目なんでしたよね。
大豆や小松菜だったら食べられますか?
ゆでた小松菜に小女子等の小魚を混ぜて炒めて、好みで醤油か塩で味付けっていうのが手軽で鉄分が多く取れますよ。
大豆の水煮缶をサラダに混ぜたりするのもいいですね。

お料理する時間が取れなかったら、「食べる煮干」っていうの買ってきておやつ代わりにかじるのも効果ありますし。
チョコレートやココアも、貧血に効く鉄分や銅を含んでるのでいいらしいです。
サプリを飲むのに抵抗が無ければ、「ヘム鉄」や「ビタミンB」のサプリを飲むのもいいかもしれません(ちなみに私はDHC製を愛飲しております)。

おせっかいですみません。

> この部分、個人的に一番の萌えポイントです♪♪♪
> 薪さん非力!華奢!なすがまま!されるがまま!(←うるさい)

萌えて下さいましたか? 嬉しいです~!!
私もこのシーン、結構好きなんです。

拒否しようとして伸ばした手を、逆につかまれあっさり引き寄せられてしまうという・・

> 突く度に、突く度に、突く度に、突く度にぃ~~~~~~~~(≧∇≦;
> 揺れ動く、揺れ動く、揺れ動く、揺れ動くぅ~~~~~~~~(≧∇≦;
> 白いせな・・五月蝿い!!!(パチン♪)

面白い・・面白いよ~・・コハルさん(笑い過ぎて涙が・・)

> この部分が一番感動しました!!
> 付き合う前の前作と、この「-続・おぼろ月夜-」とが対になってるからこそ感動もひとしおの一文ですね(^-^)

あああ・・・・ありがとうございます。
そんな風におっしゃっていただいて、嬉しいです(TT)

> 大満足でした!!!
> ありがとうございましたっm(__)m
>
> 次回作も楽しみに待ってます!!!

こちらこそ。
本当に嬉しい嬉しいコメントを、どうもありがとうございました!!!

楽しみにしていただいてる事を、これからも励みにして参りますm(_ _)m

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