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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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第3話:出産


アオキールは、母の居る家に、帰ってきていた。
そこには、出産の為に里帰りをしている姉と、付き添う義兄も居た。

その日は産婆も駆け付け、家の中では、姉のうめき声が響いていた。
「うー、うー、うー」
「息を大きく吸って・・吐いてー! ほら、頑張って!」
産婆が声をかける。

外で待っていたアオキールの目の前で、家の戸が、ガタッと音を立てて開いた。
義兄が、真っ蒼な顔をして出て来ると、フラフラとその場に倒れ込んだ。

「義兄さん、大丈夫ですか」
アオキールが、義兄の肩に手をかけて言った、その時・・

バシャッ!!

一瞬、アオキールは、何が起こったのか分からなかった。
気が付くと、目の前に手桶を持った女性が立っていた。

「しっかりなさい! あなた、父親でしょう!」
そう言った女性と、アオキールの目が合った。

艶やかな黒髪を後ろで束ねただけの、質素な身なり。
しかし、黒い瞳はイキイキと輝き、アオキールを見つめる視線は、強い意志に満ち溢れている。

彼女が、手桶にあった水を、義兄にかぶせたのだ。
アオキールもそのとばっちりを受け、ずぶ濡れになっていた。

「手が足りないわ。女達がお湯を沸かしているから、それを運んでちょうだい」
「は・・はい」

彼女の言葉に、義兄は立ち上がり、頭を振ると、中へと入っていった。
アオキールは、まだ、呆然としたまま、義兄の背中を見送っている。

「何をしているの! あなたもよ!」
彼女に言われ、アオキールも我に返った。

「あ・・はい!」
あわてて家の中に入る。

女性は家のドアを閉めた。
・・程なくして、赤ん坊の、元気な泣き声が聞こえてきた。



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