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Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
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第11話:階段


姫は、お付きの者も従えず、城内を歩いていた。
ただ、一人の男をさがす為に。

「アオキールは、どこに居る」
姫が声をかけたのは、ソガンザを含む、数名の近衛兵だった。

「はっ。休憩に入っております。ご用があるのでしたら、直ちに呼んで参りますが」
「どこに居るのかと聞いている」

「王医先生のところかと」
「まさか!・・病にかかったのではあるまいな」
姫は、アオキールも疫病にかかったのではと、背筋を悪寒が貫いた。

「・・いえ。そうではなくて・・」
近衛兵達は、互いに顔を見合わせる。
「何なのだ?」マキアーヌは、問い詰めた。

「アオキールは、ユキエンナ殿に会いに行ったのではないかと・・」
ソガンザが言った。

「ユキエンナ・・あの、助手をしている・・」
マキアーヌの脳裏に、黒髪の女性の顔が浮かぶ。
同時に、めまいに襲われた。

「姫?」
ソガンザが、不思議そうな顔をした。
「もし、手合わせの相手をお望みでしたら、私でよろしければ・・」

「そうではない。もうよい」
そう言い残すと、マキアーヌは兵士達にくるりと背を向け、振り返らずに歩いて行った。

城内を、一人で歩いていく。
早く自室に戻ろうと、気持ちは急くのに、足が重くてなかなか前に進まない。
医者の支持に的確に従う、聡明な女性の姿が、脳裏から離れなかった。

「所詮・・アオキールも兵士の一人に過ぎぬ・・」
心のつぶやきが、口に出た。

自分は一体、今、この時にアオキールに会って、何をしたかったと言うのだろう。
ソガンザにも言ったが、手合わせを望んでいたわけではない。

では、何故?
あの男に、自分は何を期待したのか。

アオキールは、近衛兵の一人に過ぎない。
務めを離れれば、そこには彼自身の生きる道がある。
自分を守り、忠誠を誓うのは、それが、彼の務めであるからだ。

螺旋階段を上がる途中で、姫の足が止まった。
壁に、片手を付いた。

そのまま、手が滑り落ち、マキアーヌはその場に崩折れた。
階段に座り込む、姫のその肩が、今、震えている事を、知る者は誰も居なかった。



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コメント

■ マキアーヌ姫~(T_T)

こんばんは。かのん様☆

正体不明の疫病(°□°;)
薬が効かないなんて、恐ろし過ぎます(T_T)(T_T)(T_T)

その事で、すっかりまいっているマキアーヌ姫にトドメを刺すかのごとく、ソガンザの一言(≧ヘ≦)

お前たちが勝手にアオキールとユキエンナとくっつけようとしているだけだろっ(`ヘ´)

それを・・・なんて事をマキアーヌ姫に言うんだっ!!!

あ、あ・・・マキアーヌ姫!おいたわしい(ρ_;)

エレベーター・・・でなく、階段で崩れ落ちるマキアーヌ姫(T_T)
まさか、壁叩きすぎて手を怪我してはいませんよね?

マキアーヌ姫のこんな姿は見ていて、とても辛いです。

早く、誰か、マキアーヌ姫を助けて。
抱き締めてあげて(T_T)(T_T)(T_T)

クラウド王子様、早くマキアーヌ姫を・・・悲しんでいる時、苦しんでいる時に、一人孤独にしないで下さい(ρ_;)

うんっ?疫病。まさか・・・これって・・・(°□°;)(°□°;)(°□°;)

ハラハラ、ドキドキ・・・続きお待ちしております~。

■ 

○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

> 正体不明の疫病(°□°;)
> 薬が効かないなんて、恐ろし過ぎます(T_T)(T_T)(T_T)

たつままさん、泣かないで~(><)
申し訳ございませんm(_ _)m

> その事で、すっかりまいっているマキアーヌ姫にトドメを刺すかのごとく、ソガンザの一言(≧ヘ≦)>
> お前たちが勝手にアオキールとユキエンナとくっつけようとしているだけだろっ(`ヘ´)
> それを・・・なんて事をマキアーヌ姫に言うんだっ!!!

やっぱり、「あいつなんかあの女医さん気にしてんですよねー」と言うのは、ソガンザの役目かと・・

> あ、あ・・・マキアーヌ姫!おいたわしい(ρ_;)

私も書きながら辛かったです・・(TT)(←じゃあ何故書く・・・)

> エレベーター・・・でなく、階段で崩れ落ちるマキアーヌ姫(T_T)
> まさか、壁叩きすぎて手を怪我してはいませんよね?

おおお・・さすがたつままさん、そうです、このシーンはまさしく5巻のそのシーンのイメージなのです。
私の中で、5巻のあの時の薪さんは、こんな感じなのですね・・・

> マキアーヌ姫のこんな姿は見ていて、とても辛いです。
> 早く、誰か、マキアーヌ姫を助けて。
> 抱き締めてあげて(T_T)(T_T)(T_T)
> クラウド王子様、早くマキアーヌ姫を・・・悲しんでいる時、苦しんでいる時に、一人孤独にしないで下さい(ρ_;)

場面が変わってからでしたが・・抱き締められましたマキアーヌ・・。
さてさて今後はどうなるでしょう・・

> うんっ?疫病。まさか・・・これって・・・(°□°;)(°□°;)(°□°;)

あ、また何かお気付きになりましたね?
同じ展開になるかどうかは分かりませんが(^^;)

> ハラハラ、ドキドキ・・・続きお待ちしております~。

ありがとうございます!
とてもとても励みになりました!!!

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