カウンター


プロフィール

かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

リンクは嬉しいので、ご自由にどうぞ♪


当ブログ拍手頁

最新の公開拍手コメのレスはこちら それ以前の公開拍手コメ&レスは、各記事の拍手ボタンを再度押していただければ読めます 鍵拍手コメにつきましては、拍手をいただいた記事下コメント欄にレスを書いております

所属してます♪


月別アーカイブ


最新記事


最新コメント


検索フォーム


 
第20話:闘争


小高い丘の上で、王子は馬を降りると、この国の領地を見渡した。

広がる田園を望み、言った。
「豊かな実りだ・・我々は、この国から学ぶ事は多くある・・」

傍に居たジェラントは、王子のその言葉に微笑んだが、次の瞬間、顔色が変わった。

キン!
ジェラントがとっさに振るった剣によって、王子を狙った矢が、地に落ちた。

ザザッと、供の者が王子を囲むように集まった。
皆、一斉に剣を抜いている。

周囲の木々の間から、武装した者達が現れた。
その数、5人・・6人・・いや、10人以上居る。

かばうジェラントの肩をそっと押し、王子は一歩前に進み出た。
「私を、ユナイカ国の王子クラウドと、知ってのことか」
低い声を響き渡らせ、周囲を睨み付ける。

その迫力に、彼らは一瞬動きを止めたが、後ずさる事もなく、武器を構え直した。
「どうやら・・ただの賊ではないらしい・・」

王子も、自らの剣を抜いた。
互いの間に緊張が走る。
その時・・

「ギャッ!」
叫び声がして、矢をつがえていた者が、木から落ちた。
背中には、槍が刺さっている。

王子の一行と、賊達の間に、城の兵士達が立ちはだかった。
「オカベック殿!」
ジェラントが叫ぶ。

槍を投げたのは、ソガンザだった。
オカベックと並び、剣を構える。

「・・どうやら、情けは無用の者達のようだ」
殺気を感じ、オカベックが低くうめいた。

賊が切り込んできた。
オカベックの一太刀で倒れる。

次々と切り込んでくる賊を、兵士達は迎え撃った。
切り込んでくるその剣を、イマイップは自分の剣でなぎ払い、かえす刀で相手を切り裂いた。

賊が王子を狙う。
ジェラントが飛ぶように割って入り、相手の剣の下から切り込む。
賊は叫びながら倒れた。

その隙に、また別の賊が王子の背後から襲いかかる。
ジェラントが振り返りながら叫ぶ。

キン!
王子が振り向きざま、賊の剣をとらえた。
音を立てながら、剣と剣がぶつかる。

王子が賊の肩を突き、賊は一瞬よろめいた。
だが、更に剣を振りかざし・・

ザン!
賊が倒れた。
その後ろには、賊にとどめを刺したオカベックがしゃがみ込んでいた。

賊は全て、息絶えた。

「出来る事なら、生きて捕らえて口を割らせたかったが・・」
ジェラントがつぶやく。

「生きてたとしても、口は割らんでしょう。皆、不利だと分かっても、最後まで逃げようとすらしなかった。彼らには、使命を果たすか、切られて死ぬか、そのどちらかしか無かったのでしょうな・・」
オカベックはそう言って、大きなため息を付いた。

こちらは、手傷を負った者はあったが、皆、無事だった。
王子、その従者、城の兵士達、皆、共に城へと向かって行った。



関連記事

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

■この記事のトラックバックURL

⇒ http://kanon23.blog36.fc2.com/tb.php/244-272d794c

この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

■この記事へのトラックバック

 | BLOG TOP |