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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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Scene11:条件


薪から、第九メンバーにそれが知らされたのは、翌日の午後のことだった。

「容疑者が、逮捕された」

メンバー達から、フーッ・・という、安堵の声が漏れた。
互いに顔を見合わせ、うなずき合う。

「岡部は、担当の梨田警部のところへ行ってくれ。今井と小池は・・凶器の分析が残ってたな。宇野と曽我は、報告書を終わらせろ」
薪は、次々に指示を出した。

「青木は・・」
言いかけて、青木の顔を見る。

「お前が担当する画の検証は、済んだところだな」
「はい」
「じゃあ、僕と一緒に来い」

青木は、意外な面持ちで、薪を見つめた。
「三人目の被害者の遺族のところだ。・・脳を提供する、その承諾と引き換えに、容疑者が逮捕されたら、MRIで分かったことを、教えてほしいとの約束だ」

「もちろん・・今後の取調べに差し障らない範囲でということだが・・犯行のほぼ全容を、知らせることになるだろう」
薪は、視線を落として、言った。

被害者の遺族へ、犯行の様子を話す・・それは、話す側、聞く側、共に辛い物になることが予想された。
メンバーは皆、それを思い、しばし、沈黙した・・。

「何をしている。皆、持ち場に着け。青木、行くぞ」
「はい!」

上着を取り、歩きながら、青木は薪に言った。
「ファビオは?」
「明日からの行程の、打ち合わせに行っている」
「ああ・・彼とは、明日の朝で、お別れでしたね・・」

「遺族のところだが・・まだ、書類が揃っていない。だが、こういうことは、一刻も早く知りたい筈だ。後でお前に、もう一度、遺族のサインが必要な書類を持って、行ってもらうことになるだろう」
「・・分かりました」

薪はいつも、被害者の、遺族の、更には、加害者やその家族の気持ちにまでなって、行動を決める。
青木は改めて、薪のその姿勢に、感じ入るのだった。

夕闇が迫る頃、打ち合わせを終えたファビオが、第九に戻ってきた。

「マキさんと、アオキさんは?」
ファビオの問いに、曽我が答える。
「二人なら、被害者の遺族のところへ行ったよ」

「・・キツイだろうなあ・・」
「最初にそういう条件だったなら、仕方ないけどな・・」
メンバー達は、薪と青木を思い、口々にそう言った。

「おい、誰か、手が空く者は居ないか?」
岡部が声をかけた。

「遺族へ見せる書類が揃ったんだ。出来れば、薪さんが遺族を訪問してる間に届けて、その場で遺族のサインをもらった方がいいと思うんだが」
岡部の言葉に、ファビオが言った。
「私が行きます」

岡部が振り向くと、
「私が行きます。皆さんと違って、いくらでも動けますし。・・それに、もうマキさんの役に立てることは、そんなに、ありませんから・・」

ファビオの笑顔が、心なしか、いつもより寂しそうにも、見えた・・。

そんなファビオを見て、岡部は言った。
「・・じゃあ、お願いします。住所はここ。カーナビに登録するまでは、オレがやります」
「ありがとうございます」

岡部とファビオは、並んで、駐車場へと向かった。




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コメント

■ 頑張って!青木!

連続コメ失礼しますm(_ _)m

かのん様、素晴らしい!
朝、早いですね~。
私は、土日はそんな早く起きられません(^。^;)

久々に、薪さんと青木が一緒に仕事だ(≧∇≦)
と思ったら・・・かなり辛い仕事ですね。遺族の所で、被害に会った状況の説明ですか・・・。

薪さんの、仕事への姿勢に感じ入るとともに、真摯な遺族への対応を側で見れば、青木の考え方も変わるのでは???

薪さんは、日々、第九の室長として重責を担っているんだ!
薪さんの心を癒してあげて~
かえって、お前が心配の種を増やしてどうするんだ~(T_T)

青木!頑張って!

いろいろ、乗り越えて、立派な男になるんだぞ\(^▽^)/

ファビオ君、そろそろお別れですね。
寂しいです~。

青木の目の前で、薪さんを押し倒しちゃ駄目だよ~(≧∇≦)

その逆?(爆)

続き~早く、読みたいです☆(≧∇≦)☆
でも、土日は本当に大変ですよね。ご無理なさらないで下さいね(^ー^)

■ 

○たつままさま

毎回コメントをありがとうございます!嬉しいです!

> かのん様、素晴らしい!
> 朝、早いですね~。
> 私は、土日はそんな早く起きられません(^。^;)

いえいえ、たつままさんの普段からの頑張りには、とても敵うものではございません!

週末は、夫や娘が居て、何かと自由が利かないので、パソを開く時間をいつもよりずらしました(^^;)
いえ、私が自力で起きるのではなく、5時前に、朝帰りの猫に「開~け~て~」とばかりに玄関をカリカリされるので、仕方なく起きるのです(^^;)

なのでついでにブログもUPしたという・・
いつもならもう少し、二度寝してしまうんですけどね。

> 久々に、薪さんと青木が一緒に仕事だ(≧∇≦)
> と思ったら・・・かなり辛い仕事ですね。遺族の所で、被害に会った状況の説明ですか・・・。

こんなことが原作の世界であるかどうかは分かりませんが、そういう条件を出す遺族が居てもおかしくは無いかと・・

> 薪さんの、仕事への姿勢に感じ入るとともに、真摯な遺族への対応を側で見れば、青木の考え方も変わるのでは???

おおおおお・・・・・
またしても、たつままさん、鋭い!
読み込んで下さってるのが分かり、改めて感激です(TT)

> 薪さんは、日々、第九の室長として重責を担っているんだ!
> 薪さんの心を癒してあげて~
> かえって、お前が心配の種を増やしてどうするんだ~(T_T)

次話で私もそういう思いを込めました!

> 青木!頑張って!
> いろいろ、乗り越えて、立派な男になるんだぞ\(^▽^)/

頑張れ、青木!

> ファビオ君、そろそろお別れですね。
> 寂しいです~。

14話でお別れです。

> 青木の目の前で、薪さんを押し倒しちゃ駄目だよ~(≧∇≦)
> その逆?(爆)

え・・逆って・・!?

押し倒し・・はしませんが・・(え?)

> 続き~早く、読みたいです☆(≧∇≦)☆
> でも、土日は本当に大変ですよね。ご無理なさらないで下さいね(^ー^)

お気遣いありがとうございますm(_ _)m

夜は時間が取れるかどうか分からないので、またも時間をずらして、犬の散歩を早めに済ませ、夕食の支度までのこの時間に12話をUP致しました。

今回のクライマックスのつもりです。
お読みいただけたら、少しでも楽しんでいただけたら、幸いです。

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