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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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この度は、オリジナルストーリー「薪と鈴木と雪子 第4章」をお読み下さいまして、どうもありがとうございましたm(_ _)m


メロディ8月号を読んで、大きく落胆し、辛い思いを引きずりながらも、私は今回、泣くことが出来ませんでした。
薪さんのお気持ちが、苦しくてたまらないのに、一度も涙をこぼすこともなく、今日に至っているのです。
かえって、空を見上げて、力無く笑ってしまうような・・そんな心境で・・。

何故かと思った時に、ふと、それは、薪さんが泣いていないからだ・・と、思ったのです。
薪さんは、今号で、誰にも、読者にすら、涙を見せることもなく、一人、背中を見せて去りました。

私は、ずっとずっと以前から、思っていることがあります。
それは、薪さんに、好きな人の胸で、思い切り、泣いてほしいということ。

薪さんは、「2001」では鈴木さんの脳を見て、青木の前で泣き、私はこれで、薪さんは、苦しみながらも一歩進んだと思いました。

でもその後、薪さんは「2007」やその特別編でも、想いを内に秘め、「2008」では、一人になって、その苦しみに耐えていました。

過去編の「A PIECE OF ILLUSION」では、鈴木さんの幻影に悩まされて泣いていましたが、これは、胸の内をさらけ出して泣くということとは、全く別の次元です。

そもそも、男性が、苦しいからと言って人前で泣く、そういったこと自体、珍しいことなのかもしれません。

でも私は、薪さんに、苦しい時、辛い時、ホッと安堵した時、誰かに支えられ、一人ではなく、好きな人の胸で、思い切り泣いてほしい・・そう、願っているのです・・。

泣く薪さんも辛いけれど、泣くことすら出来ない薪さんは、もっと、辛い・・・・

そう思っていた時に、鈴木さんの胸で薪さんが声を上げて泣く、そのシーンが浮かび、このお話が出来ました。

私は、鈴木さんのことは、思い入れが強過ぎて、なかなか創作に出すことが出来ません。
これだけ創作を書いておいて、鈴木さんは、この「薪と鈴木と雪子」の1章から4章と、「別れ」にしか、登場していないのです。

鈴木さんは、薪さんにとって、とても大切な人だから。
私の中でも、とても大切で、そこには、とてもデリケートな関係が存在して。
だから、書くことも、慎重にならざるを得ない。

創作の大部分で、これだけ青木を描きながら、未だ、私の中では、ある意味、青木よりも鈴木さんの方が大きな存在なようです。
これはきっと、原作で青木が、鈴木さん同様、雪子よりも薪さんを選ぶ(鈴木さんのようなやり方ではなく、生きて、選ぶ)までは、くつがえらないのだと思います。

なので、残念ながら、今回薪さんの涙を受け止めたのは、青木ではなく、鈴木さんでした。

書く前に私は、これまで自分が書いた「薪と鈴木と雪子」の三作を、読み返しました。
最後に第3章を書いてから、大分時間が立っていることと、その間に、他の方の鈴木さん考察や、二次創作の鈴木さんをたくさん読んできたことから、自分の中の鈴木さんは、一体どういう人だったかと。

特に第1章は、自分が始めて書いたオリジナルストーリーであり、読んでいて原点に帰るような気持ちになりました。

そう、私が思い描く鈴木さんは、「包容力がありながら、少年のような茶目っ気もある、大人の男」でした。
そして、薪さんの危うさを感じ取り、誰よりも薪さんのそばに居ながら、薪さんを見失ってしまいそうだと、どこか不安を覚えながら薪さんを見ている、そんな人です。

友人としては対等な立場の、薪さんと鈴木さん。
仕事の面でも、対等と言ってもいい位、協力し合い、その能力を互いに発揮していたことでしょう。

でも、責任という面においては、やはり薪さんは、室長として全てを負わねばならない。
薪さんのそういう姿勢は、今も昔も、きっと変わらないと思います。

でも、薪さんを大切に思う鈴木さんにしてみれば、そんな薪さんの姿を、はがゆく思うことも、あったのではないでしょうか。

同期の友人でありながら、自分は部下で相手は上司だということに対して、鈴木さんは薪さんに嫉妬もあったとか、悔しい思いをしていた・・という解釈を拝見することがあります。
男性は特に、競争に目が向きますし、仕事面でのライバル意識は、確かにあったのかもしれません。

でも、私の中の鈴木さんは、薪さんが上司で悔しいというよりも、自分が部下である故に、薪さんの重荷を共に背負えないことを、残念に思う、一人で抱える薪さんを、常に暖かい目で見ている、そんな人です。

そして薪さんは、室長としての責任感から来るのはもちろんのこと、鈴木さんには、第九で理想を追っていってほしいと、そういう思いがあるから、何も話さないのではないでしょうか。

鈴木さんには、出来ることなら、汚い部分を見ることなく、MRI捜査の理想に真っ直ぐに向かっていてほしい・・薪さんは、そう願っていたような気がします。

そして、薪さんがそういう思いでいることを、それも全て察した上で、その華奢な体に重責を抱え込む薪さんの、その負担を、少しでも軽くしたいと、鈴木さんは思う。

二次創作の世界には、色んな解釈の鈴木さんが居て、その全てに、楽しませていただいたり、胸を打たれたりしている私ですが、私の思う鈴木さんは、薪さんを「抱き締める」ことは、無かった人です。

あくまで「抱き寄せる」まで。
自分の胸に抱き寄せて、その頭を手の平で包み、じっと、薪さんの苦しみを受け止める。
それが、この薪さんと鈴木さんの、最も親密な触れ合いでした。

鈴木さんは、雪子と会うことを楽しみにしながらも、薪さんのことが気になり、そちらを選んでしまいました。
こんな風に、鈴木さん自身も知らず知らずに、雪子よりも薪さんを選ぶことが続いて・・やがて、ああいう決意に至ったのだと思います。

「雪子を愛してる」気持ちも、「薪が大事だ」という気持ちも、どちらも対立することなく、ストンと胸の中に同居していた・・兼ねてから言っておりますが、私の思う鈴木さんは、そんな人です。
でも、本人も自覚の無いままに、薪さんを大切に想う、その気持ちが、全てに勝ってしまった。

命をかけて、貝沼の映像を薪さんから遠ざけようとし、そして、薪さんの手で逝きたいと、願う程に・・。

それはかえって、薪さんに、消えることの無い苦しみを、与えることになってしまったけれど。

薪さんには、鈴木さんを自らの手で失ったという思い、その果てしない悔恨や、そして、そこに至るまでにあった筈の、鈴木さんとの素晴らしい思い出に、いつか、心から泣いてほしい。
涙と共に、想いを溢れさせてほしい。

薪さんが、そんな涙を見せてくれた時、私も、思い切り泣くことが、出来るかもしれません。



後書き 終



追記:
鈴木さんが口にした映画は、実在します。
「サンドイッチの年」という、1988年のフランス映画。
この時の薪さんや鈴木さんにしてみれば、70年も前のクラシック映画ということになりますね。

天涯孤独な貧しい少年と、金持ちの少年との友情を描いた物語。
実際には、そこには政治的・人種的背景も色濃くあるのですが、私はそんな風にこの映画を受け止めました。

そして、主人公の少年を引き取ることになった老人が、皮肉屋で偏屈で傍若無人なんだけれど、何とも言えない暖かさとおかしみがあって。
彼の言うことの一つ一つが、味わい深く、その言葉全てが人生訓みたいで・・小品だけれど、忘れられない映画の一つです。




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コメント

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■ 

○6/30 18:52に非公開コメント下さったHさま

こんにちは。
コメントありがとうございますm(_ _)m

素敵でしたか?そうですか?
嬉しいです(TT)

自分では何だか言葉が上手く紡げなくて、やっぱり心が乱れていると上手くいかないものなのかとか・・悩んでおりましたので・・とても励まされました!(;▽;)

超短編・・・最近の物だと、「ジェラートとエスプレッソ」なんて、超短編ですよ。
あと「朝日」とか「仕返し」とか・・・・・・って、全部R系だって!!(とてもおススメ出来ません・・・)

・・・健全な短編だったら、この3ヶ月だと「おぼろ月夜」(「続・おぼろ月夜」じゃない方)、「走馬灯」、「今日の二人」(←2話完結)、「吃逆」なんかがありますけど・・・

そうなんです、頭の中には明確にあるんです・・が、それを文章に表すのは難しい作業です・・
早いのは早いかもしれませんが・・脳内にあるシーンを正確に表す上手い言葉が見つかる時と、そうじゃない時があって・・・

原作・・今回も浮かびましたか?
嬉しいです・・・(TT)
今回は本当になかなか納得がいかなかったので・・(UPしてからも手直ししてた位なので・・)

アハハ☆雪子、待ちぼうけでした。
でも、これは鈴木さんと雪子の間ではよくあることという認識で。
それでも互いを思いやれるいい関係だと思います。
今回はたまたま、「急な仕事」が「薪さんのことが気になる」というものでしたが・・

雪子を書く時も、他のキャラ同様、尊敬と愛情を込めております。
原作はともかくとして(笑)、自分が書くキャラは、みんな愛おしいんですね。
気に入らなければ、最初から登場させておりません(笑)

お優しい言葉も、胸に沁みました。
ありがとうございました。

■ 

○こちらの記事に拍手鍵コメ下さったTさま

レビュー読んで下さっていたのですね。嬉しいです。
拍手も、あちらにもこちらにも、ありがとうございますm(_ _)m

本当ですね。最終的にそうなってくれるのであれば良いのですが・・・
まだまだ辛いですが・・・
書くことで徐々に回復して参りました。

心のこもったコメ、嬉しく読ませていただきました。
どうもありがとうございました。

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