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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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※損傷された遺体の描写が出て参ります。ご注意下さいませ。


第一幕 第二場 : 事件



部屋の前部中央に、第九メンバー全員が集まり、薪が話をしている。

「・・一時間以内に脳が運ばれてくることになっている。その前に、皆、概要を理解しておけ」

画面に映っているのは、廃墟と化している古いビル。
そして、スーツにネクタイ姿の男の写真。

「坂上均志。67歳。昨日、この建物の3階で、遺体が見つかった」
メンバーは、互いに顔を見合わせる。

元国会議員であり、現役を退いた後も、公的機関の理事長等を務めていたこの男性が、このような形で亡くなったことは、昨日のうちに、大きく報道されていた。
何故そのような場所で発見されたのかは、疑問の残るところだが、単なる刺殺事件に過ぎない物を、何故、第九で扱うことになったのか。

それは、次の瞬間に明らかになった。

「うっ・・・!!」
メンバー達は、次に画面に映った映像を見て、息を呑んだ。

MRI画像は、見る以前に覚悟をしていることもあり、冷静な目で追うことも出来る彼らだが、こういった、生の遺体の写真から受ける衝撃は、やはり、強烈な物がある・・。

全裸のその遺体は、胸部から腹部にかけてを切り取られ、内臓が露出していた。

「刺殺と報道されているが、検死結果によると、直接の死因は、ロープによる絞殺だ。後ろ手に縛られた形跡もある。その後、犯人はこのような形に身体を切り取った。胸を大きくえぐり、更に腹を切り取っている・・」

更に画面が切り替わった。
「遺体の傍に、このジュラルミンケースがあった。大量のドライアイスと共に、切り取られた肉が、ご丁寧に詰め込まれていた」

「・・・・・」
皆、声を失った。

「更に、被害者の衣服、持ち物も全て揃えて、別の段ボール箱に入れられ、並んでいた。遺族により、これが3日前に行方不明になった時の衣服や荷物であることが、確認された。犯人は、何らかの形で被害者に接触、絞殺し、どこか別の場所で肉を切り取り、このビルまで、遺体と切り取った物を運んだ」

「衣服や荷物も傍に置いてあったことから、犯人は、この遺体が坂上均志であると、すぐに判明することを望んでいた。そして、この建物は、今日から解体工事が予定されていた。遺体を発見したのは、その下見に訪れた、業者の人間だ。つまり、犯人はそれを知った上で、この遺体が速やかに発見されることを望んでいたとも考えられる」

「恨みによる犯行ってことですかね」小池がつぶやくと、
「あるいは・・自分の犯行を世間に知らしめる為の行動・・精神異常者の犯行とも考えられますよね」青木が言う。

薪が、青木をチラリと見やる。
岡部がそこで口を開いた。

「坂上議員は、強引なやり方で知られていた。各方面への影響力も強い。敵は多かったかもしれない。だが、こんな死に方をする程の恨みを買っていたかどうかは、分からないだろう」

薪が、それを受けて続ける。

「かと言って、精神異常者の犯行かどうか、決め付けることも出来ない。凶器は刃渡り8センチ程のナイフ、これは、医療用のメス等ではない。だが、肉は一直線に切り取られ、身体は、切り取られた部位以外は、全く傷付けられていなかった。被害者の持ち物も、畳んで揃えられていた。几帳面な犯行と言えないこともない。更に・・」

「切り取られた肉は、しばらく水に漬けられていた可能性が高い」

薪の言葉に、皆は一様にポカンとした顔になった。
曽我が言った。
「どういうことですか?」

薪は、表情を変えることなく、答えた。
「事実は、水に漬けられていた可能性が高い。それだけだ。その目的は、犯人にしか分からない。だが、監察医によると、これは、血抜き処理と取ることも出来るそうだ」

「!!・・・・・・・・・」
また皆、押し黙った。

「・・・・何てことを・・」
やっとのことで、岡部がつぶやく。

画面が消された。
「この事実は、マスコミに公表していない。遺体発見者も、ジュラルミンケースの中身を確認はしていない。この事実を知るのは、我々警察関係者と・・犯人だけだ」

「準備が整い次第、検証に入る!」
薪は、メンバーを名指しして、具体的な指示を始めた。





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○7/11にこちらに非公開コメントを下さったRさま

コメントありがとうございます。

またしても、ひええええええ~~~!!という感じでございます(滝汗・・)

詳細はそちらのブログに非公開コメさせていただきましたm(_ _)m

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