カウンター


プロフィール

かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

リンクは嬉しいので、ご自由にどうぞ♪


当ブログ拍手頁

最新の公開拍手コメのレスはこちら それ以前の公開拍手コメ&レスは、各記事の拍手ボタンを再度押していただければ読めます 鍵拍手コメにつきましては、拍手をいただいた記事下コメント欄にレスを書いております

所属してます♪


月別アーカイブ


最新記事


最新コメント


検索フォーム


 
第一幕 第五場 : 講師


大学の構内を、3人の女学生が歩いていた。
そのうちの一人が、前方の人影に目を止め、歩み寄った。

「萩原先生!」
萩原は、足を止めた。
その廊下は中庭に面していて、大きな窓から、梅雨の晴れ間の日差しが降り注ぐ。

180センチの長身を、若干かがめる様にして振り返る。
濃い茶色に染めた短い髪が、日差しを受けて光り、彫りの深い顔立ちに、陰影が出来る。
そして萩原は、眼鏡の奥の瞳を、眩しそうに細めた。

「先生お勧めのハムレットの原書、先週から読み始めたんです」
「・・そう」
学生の言葉に、萩原は、ニコッと微笑む。

「ただ、辞書を引いても、よく分からない部分がいくつかあって・・」
「古い表現や、独特の言い回しがあるからね。現代英語の知識だけでは、難しいかもしれないね」
「先生に、少し教えていただけたらと思うんですけど」

「そうだね・・今日はこれから、ちょっと用があるから。次回の講義の後だったら、時間が取れるから、その時でいいかな」
「はい! じゃあ、それまでに、質問をまとめておきます」
「じゃあ、私も、何を質問されても答えられるように、予習をしておくよ」

萩原は、穏やかな笑みでそう言うと、その場を立ち去った。

学生達は、その先にある構内のカフェテリアに入り、テーブルに着いて、それぞれジュースを飲みながら、話していた。

「・・英文学の萩原先生って、独身だよね」
「ちょっと、何言い出すの?」
「美也子、先生のファンなんだって」

「だって、いいと思わない? 優しいし、講義は面白いし」
「シェイクスピアの単元に入ってから、俄然力が入ってるよね」
「何で非常勤なんだろう・・週2回しか大学に来ないもんね。正規の教授になってくれればいいのに」

美也子というその学生の言葉に、隣りに座る学生が、グラスから延びるストローから口を離して、言った。
「何かね、萩原先生って、いいとこのお坊ちゃんらしいよ」
「そうなの?」

「あ、私もそんなこと、聞いたことある。別荘もいくつか持ってるとかって」
「そうなんだ」
「きっとお金に困ってないのよ。大学の講師なんて、趣味なんじゃない?」

「そっか~・・。何か益々、競争率高そう・・」
学生はため息をつくと、ズルズルと音を立てて、ジュースを飲み干した。





関連記事

コメント

■ おおおっ!!!

おはようございます。かのん様♪

凄いですね\(^▽^)/
壮大な本格ミステリーです!!!

ドキドキ、ワクワク、目が離せません~(≧∇≦)

まだまだ、事件の全貌も見えず、犯人像も目的も分からずに、場合によっては、被害者も増えそうですし・・・
薪さんは大分苛立っていらっしゃるようですが・・・(T_T)

薪さん、体調が芳しくないのですから、ご無理をされないで下さい~(∋_∈)

ぎゃ~まさか、弱っている薪さんと犯人が・・・こ、怖いですっ(ToT)

シェイクスピアを調べているとおっしゃっていましたが、事件に関わることだったのですね。

さすが、かのん様ですね~\(^ー^)/
とても念入りに下調べをされて、それから創作に掛かるのですね~。

私は、全く知らない世界なので、予想も付かない展開にとっても楽しみです(≧∇≦)←すみません無知です(^_^;)

あの大学の講師がどう絡んでくるのか楽しみですね(^_^)v

続き、楽しみにお待ちしております\(^▽^)/

■ 

○たつままさま

こんにちは!
いつもコメント、ありがたいですm(_ _)m

> 凄いですね\(^▽^)/
> 壮大な本格ミステリーです!!!

・・・いえ、ですから・・本格なんかじゃございませんてば!!
普段ろくにミステリーを読みも見もしない私が、まともな物が書けるわけはございません・・すみません・・(T▽T)

しかも、薪さん萌えだけで書いている割には、何だかつまらないシーンが続くし・・
どちらにも転べない自分が情けなく・・

> ドキドキ、ワクワク、目が離せません~(≧∇≦)

ああ・・でも、こうおっしゃっていただけるのは嬉しいです。
本当にありがとうございます!

> まだまだ、事件の全貌も見えず、犯人像も目的も分からずに、場合によっては、被害者も増えそうですし・・・

こんな風に色々と考えながら読んでいただけるというのは、本当に作者冥利に尽きますね!
嬉しいです!!

> 薪さんは大分苛立っていらっしゃるようですが・・・(T_T)
> 薪さん、体調が芳しくないのですから、ご無理をされないで下さい~(∋_∈)

いつもいつも薪さんを心配して下さる、お優しいたつままさん・・

> ぎゃ~まさか、弱っている薪さんと犯人が・・・こ、怖いですっ(ToT)

薪さんと犯人が・・・何なんですか?
何をご心配(期待?)されてるのでしょうか??

> シェイクスピアを調べているとおっしゃっていましたが、事件に関わることだったのですね。

よそ様でのコメントのやりとりも見ていて下さるのですね(^^;)
(確かあそこでしか話していなかった筈・・)
そういう私も、あちらこちらでのたつままさんのコメントに楽しませていただいております♪

そうなんです。
シェイクスピアに凝っていたのは、この為だったんです。

実際に大学時代に英文学の単位を取っていて、シェイクスピアもひととおり読んだ・・筈なんですが、いざ書こうとしたら・・・・ほとんど忘れている・・・!?
あわてて読み直したんですが、今度はまとめて読んだら脳内で話が混ざったりして・・(汗)

> さすが、かのん様ですね~\(^ー^)/
> とても念入りに下調べをされて、それから創作に掛かるのですね~。

違います、違います。さすがじゃないです。
元々が無知で常識が無いので、創作の度に焦るハメになるだけです・・・(T▽T)

> 私は、全く知らない世界なので、予想も付かない展開にとっても楽しみです(≧∇≦)←すみません無知です(^_^;)

たつままさんのお言葉には、いつも教養が溢れてらっしゃいますよ~!!
でも、楽しみにしていただけて、本当に本当に嬉しいです!!

> あの大学の講師がどう絡んでくるのか楽しみですね(^_^)v

色々と絡みます(笑)
早くそこに辿り着きたいです。

> 続き、楽しみにお待ちしております\(^▽^)/

コメントを拝見して、俄然やる気が沸き起こりました!!
頑張りま~す♪♪(^^)

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

■この記事のトラックバックURL

⇒ http://kanon23.blog36.fc2.com/tb.php/334-438f7978

この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

■この記事へのトラックバック

 | BLOG TOP |