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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
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はじめに ※必ず読んでください

これは、中世ヨーロッパの、あるお城の物語です。

全10話で完結です。

特定の国は想定しておりません。架空の国です。
登場人物名が、どこかで聞いたことがある気がしたら、それは気のせいです。それがこの国の言語なのです。
これは、清水先生の「秘密」及びそのキャラクターとは、一切関係ございません。



第1話 謁見の間


ステンドグラスに彩られた広間の中央で、若者が1人、頭を垂れていた。
その両脇には、剣を携えた騎士達が並んでいる。

ここは、城の中にある、謁見の間。
並んでいるのは、この城の、近衛兵だ。

この国は、王の善政により、治安の保たれた豊かな国として栄えていたが、王が病に伏してからというもの、国民の間には不安が広がり、隣国とは和平が保たれているとはいえ、この期に乗じて襲撃を受けるのではないかと、恐れる声も上がっていた。

近衛兵の重要性は益々顕著なものとなり、その数を増やす必要にせまられていた。

「ただ、数を増やせばいいというものではない」
姫はそう言った。

王が病に伏してから3年、実質、今この国を治めているのは、宰相達、それに、王の唯一の子供である、マキアーヌ姫だった。

「本当に実力のある者、そして信用のおける者を。お前の人を見る目に間違いはない。まかせたぞ」
近衛兵の第一隊長であるオカベックは、姫にそう言われ、身の引き締まる思いだった。

そんなオカベックの眼鏡にかなった若者が、この日、近衛兵に新しく入隊すべく、床に膝を付き、頭を垂れて、姫の到着を待っている。

「姫のお成りです!」声が響き、全員が姿勢を正す。

オカベックの他、数人のお付きを従えて、姫が颯爽と足を踏み入れ、玉座に座った。
「その者、顔を上げよ」

若者は、顔を上げて姫を見上げた。
姫は、この国の王族の女性が身に付けるワイン色のドレス・・ではなく、ブルーグレーの王子の衣装を身に付けていた。

今年20歳になるという姫のその姿は、年齢以上に幼く見え、肩の上で切り揃えた栗色の髪は、まるで少年のようだ。
しかし、抜けるような白い肌、長いまつ毛、ふっくらとした唇が、紛れも無く女性であることを指し示していた。

姫のその長いまつ毛の奥の大きな瞳が、一瞬鋭く光り、そして、若者を見つめ直した。
「名を何と申す」
「アオキールと申します」

一方、姫は、若者が顔を上げた途端、何か、胸がうずくのを感じていた。
「アオキール、そなた、以前にも、どこかで私の前に出たことがあるのではないか?」
「はっ・・」

アオキールが答えるより早く、そばに控えていたオカベックが答えた。
「先日の武術大会で、馬術部門で優勝した者でございます。他の優勝者と共に、姫の前にてお言葉をたまわった筈」

兵士たちの士気を上げる為、この国では2年に1度、武術大会を開き、剣術、弓術等の、武芸を競わせる。
そして、それぞれの部門の優勝者が並び、健闘を称える姫の言葉を聞いた。

しかし、あの時は全員頭を垂れたままで、顔は見ていない筈。
姫は記憶を整理していたが、一致する物は出てこなかった。

「まあ良い。近衛兵として、国の為、父の為、その力を存分に発揮するがよい」
「はっ」

また頭を垂れたアオキールに、姫は片手を差し出した。
若者は、姫の前に進み出、その手に、うやうやしく、忠誠を誓う接吻をした。

姫が広間を出て行くその姿を、アオキールは、膝を付き、頭を垂れたまま見送った。





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コメント

■ マキアーヌ!

マキアーヌ!!
オカベック!!
ア、ア、アオキールってっっっっっ

ダメ、これ、もし劇で喋んなきゃならなくてもマキアーヌ、オカベックのとこでぜってー笑う!!!!!

他がシリアスなだけにもうっっっっっ<^!^>
(や、面白かったです!続き楽しみにしています)
できれば誰も殺さないでね・・・

■ 追伸

追伸
はじめまして、でしたっけ。すいません。
主にこゆうさんの所などで良くお見かけしていたので、とっくにご挨拶したかと(ずっとロムってるのでわけ解んない状態)よろしくお願いいたします。
ここは深いコメントが多くて私などがコメントしなくても「そうそう」という意見が多く、読んでるだけで満足の状態がずっと続いて出遅れて(?)しまいました(#^.^#)

■ 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

■ 

おおおー、そう来ましたか!かのんさん(^-^)ニヤリ
くっくっくっ、読んでて顔がにやけましたよ。
続きが楽しみです♪

■ マキアーヌ姫☆☆☆

おはようございます。かのん様♪♪♪

きゃぁぁぁーー(≧∇≦) お待ちしていました☆☆☆☆☆
秘密ファンタジーワールド

マキアーヌ姫☆☆☆ 私も忠誠を誓わせて下さい\(^ー^)/

きゃ(≧∇≦)♪♪♪マキアーヌ姫をさらって帰りたい…。(返り討ちにあいそう(^_^;))

アオキールと謁見するシーンで、記憶を整理するところなんて、きゃ(≧∇≦)
『2008』のあの薪さんの指を口元に当てているかわいいお顔が浮かんできましたっっっ☆☆☆ きゃぁぁぁーー(≧∇≦)

バッサバッサ (…重い)

かのん様♪ サイコーですっっっ\(^ー^)/

私も、掃除のオバサンになって姫の周りをウロウロしたいです(^_^;)

■ 

○シーラカンスさま

コメントありがとうございます。

ネーミング、ウケていただいたようで(^^)
下手にいじらず、まんまで使いました。
その方が、読む方にキャラをそのままイメージしていただけるかな~・・と思いまして(笑)

既に亡くなってる方と、悪人以外は殺しませんでしたが、いかがでしたでしょうか?

そうなんですよね、私も初めてという気がしませんでした。

そしてそうなんです、皆さん深い、熱い、コメントをくださって、それを読むのも楽しみなんです。
ありがたいことだと思います♪


○原麻めぐみさま

コメントありがとうございます。

にやけながら読んでいただけましたか。
嬉しいです(^^)
読んで下さってありがとうございました!


○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

結局ファンタジーっぽくはなりませんでしたが、それなりに頑張ってみました(^^;)

私も書きながら姫をさらっていきたくなりました。
でもそれはオカベックが許さないでしょうね~(^^)

余計な描写を書かなくても、皆さん薪さんのお顔を浮かべて下さるので、その点は書いてて楽でした。

お掃除オバサンもいいですが、私は以前、薪さんのお抱え運転手になりたいと思ったことがあります。
でも、助手席に薪さんがお乗りになったら、隣りが気になって運転どころではないし、後部シートにお座りになったら、バックミラー薪さんに合わせちゃってやっぱり凝視したままになりそうなので、非常に運転が危険なので、無理だと悟りました・・。


○Yさま

拍手コメント、ありがとうございます。

ネーミングを褒めていただきまして・・。
キャラをそのままイメージしていただきたくて、あえてそのまま使ってみました(^^;)

全10話と長くなりましたが、いかがだったでしょうか。

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