カウンター


プロフィール

かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

リンクは嬉しいので、ご自由にどうぞ♪


当ブログ拍手頁

最新の公開拍手コメのレスはこちら それ以前の公開拍手コメ&レスは、各記事の拍手ボタンを再度押していただければ読めます 鍵拍手コメにつきましては、拍手をいただいた記事下コメント欄にレスを書いております

所属してます♪


月別アーカイブ


最新記事


最新コメント


検索フォーム


 
第三幕 第二場 : 醜聞


皆、交代で仮眠や食事を取りながらの、捜査が続いた。

宇野は、高橋が、坂上からの電話を受ける画を、すぐに見つけた。
坂上の画像で、時刻が確定されていたからだ。

その後、2日程は、特に何事も起こっていない。
だが、坂上が殺害されたというニュースが入った時、高橋は、パソコンの画面で、ある過去の事件の資料を呼び出した。

「薪さん!」
宇野の操作する画面に、薪が見入る。

「6年前、2059年5月の、連続発砲事件と、その後に起こった国会議員の刺殺事件の記事を、高橋は見ています。発砲事件の方は、この時捜査一課が手がけて、犯人が遺体で発見され、捜査が終了しています」

「・・・・・!!」
薪が、目を見開いた。

国会議員の刺殺事件・・第九が捜査した事件だ。
宇野の発見を耳にしたメンバーは、皆、薪の様子を伺った。

「・・あれ?」
宇野が、薪の様子にとまどっていた。
その宇野の顔が、薪の視界でぼやける・・

「薪さん・・!」
薪は、ハッとした。
青木が後ろから、薪の両腕を抱いて、支えていた。

「大丈夫ですか?」
「・・・・・・」
薪は、また蒼白になっていた。

やはり、あの事件か・・・
そして・・その前の発砲事件・・

苦い味が、薪の中によみがえる。

「薪さん!」
青木を振り切り、薪は室長室へと入った。
端末で、過去の事件の資料を呼び出す。

・・・そうだ。坂上議員は、直接は関わっていない。
でも、関わっていたのだ・・ここに。
そう言えば、あの時、最初にあのスキャンダルを報道したのは・・・

「今井!」
室長室から出て、薪は叫ぶ。

「もう一度、内山ディレクターに連絡を取れ!」
「薪さん・・」
皆、薪の様子に、驚いている。

「2059年6月の、仲村議員に関わるスキャンダルを、最初に報道したのは○×テレビじゃなかったか? すぐに確認を!」
「あ・・はい!」

2059年6月のスキャンダル・・皆、第九に配属される前の話だ。
だが、ほんの一瞬、火花のように広がったあのニュースは、薪の言葉によって、皆の記憶に引き戻された。

「青木、お前は覚えてるか?」
岡部が尋ねた。

「2059年・・というと、オレが第九に入る半年前ですよね・・あ!」
青木もそのニュースを思い出した。
薪はあのニュースを、当時、どういった思いで見ていたのか。

だが一体、それが犯人と、どんな関わりがあるのだろう・・

「青木」
薪が、近付いた。
「MRIで鮮明に見られるのは、せいぜい5年前までだ。それ以前になると、再現が難しくなるが・・」

「分かりました。2059年6月の、坂上の画ですね。・・出来る限り、やってみます」
青木はハッキリと、薪にそう告げた。





関連記事

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

■この記事のトラックバックURL

⇒ http://kanon23.blog36.fc2.com/tb.php/343-edd47da4

この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

■この記事へのトラックバック

 | BLOG TOP |