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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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第三幕 第四場 : 難問


「差し入れだ」
「岡部さん! すみません」
「どうもすみません。ご馳走になります!」

本来なら、岡部が買い出しに行く必要は無いのだが、岡部は、捜査一課に顔を出しに行ったついでに、気分転換に外に出たのだった。
第九メンバー達は、一斉に群がり、弁当や飲み物を手にした。

「薪さんは?」
「あ、会議があるとかで」
岡部の質問に、曽我が答えた。

「ああ・・もう行ったのか」
「岡部さん、会議の内容を聞いてるんですか?」
青木に聞かれ、岡部は座ってコーヒーの缶を開けると、一口飲んでから、答えた。

「連続殺人になったからな。うちや刑事局、地方警察の間で、どこまで協力体制を組むか、指名手配をどう出すか、話し合う状況になったわけだ」

既に皆、一つのテーブルに集まり、弁当をかきこんでいる。

「犯行現場がほぼ確定してるんですから、あの別荘地をしらみつぶしに当たるとか、出来ないんですかね」
小池が、魚のフライをほお張りながら言う。

「何しろ、数が多過ぎる。しかも、今回当たるのは、坂上や仲村と関わりがあると思われる人物・・政治家や経済界の大物が中心だ。ことは慎重に運ばねばならない・・ということなんだろうな」
岡部も、弁当のフタを開けながら、言った。

「地元の警察によると、所有者が居ながら、使われていない別荘も多いそうだ。施錠された所を、勝手に捜索するわけにもいかない。人が出てきたとしても、入り口で、何か不審な物を見なかったかと、質問する位しか出来ない。今のところ、どの家にも、中に上がり込む権利は警察に無い。強引なやり方をすれば、かえって、不法侵入や名誉毀損で訴えられることになる」

「・・坂上の車が発見された今、外から目印になる物も無い。坂上や高橋も、犯行現場を外からは見ていない。犯人がドアにここだとでも書いていない限り、外から探し当てるのは困難だ。・・何か、踏み込めるだけの確証を・・犯人を特定出来る、証拠を見つけなければ・・」

岡部は、あっという間に弁当を食べ終え、今度はお茶のペットボトルを開けて、ごくごくと飲むと、言った。

「明日、指名手配され、犯人の画が全国に流されれば、別荘地周辺で、目撃情報が出されるかもな・・まあ、概してこういう人間は、周囲との付き合いを避ける傾向があるから、何とも言えないが」

薪の指示で、仲村議員の家族・親類・知人で、犯人像に近い人間が居ないかが、調べられた。
仲村には娘が一人居るだけで、結婚はしていない。

親類には、何人か年齢的に該当する甥が居たが、全員に確固たるアリバイがあった。
知人にも、該当するような人間は見当たらない・・・

「お前は一体、誰なんだ・・・?」
薪は、犯人の画に向かって、そう、つぶやいた。





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