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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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第四幕 第三場 : 答え


「小池、この人物の経歴は、すぐに出るか?」
「あ・・はい!」

小池は、薪に指示された人物の略歴を、端末の画面に呼び出した。

「萩原俊耶・・30歳。最終学歴は○○大学の大学院。現在は××大学の講師・・別の大学に就職したのか・・しかも、かなりランクの違う・・」
薪は、小池の背後に立って画面を見ながら、軽く握った手を口に当て、考え込んだ。

「これでは分からない・・。小池、この男の、詳細な履歴を出せ」
「え・・前科者ではないので、これ以上の個人情報となると、簡単には・・」
「僕の名前とIDで申請を出す」
言いながら、薪は小池の前の端末のキーに手を延ばし、氏名とIDを打ち込んだ。

「え・・これって、申請理由を文書で出して、許可が降りないと・・」
小池がとまどう。
「文書は後から出す。緊急を要する物として、特例扱いだ」

そんなことをしては、後から色々とまずいのではないかと、小池は思ったが・・・

「後の手順は分かるだろう。情報が出たら、呼べ」
薪の言葉に、小池は黙って従った。
一体、何が薪をこんなに急がせるのかと、不思議に思う。

一体、何が自分をこんなに急き立てるのだろう。
薪は思った。
まだ、何の根拠も無い。
なのに、頭の中の警報が、この男に向かって、鳴り響いている。

「薪さん、出ました」
小池に呼ばれ、薪は、改めて画面を覗き込む・・

みるみるうちに、薪の顔色が、変わった。
「・・そういうことか・・!!」
小池は、そんな薪を見て、呆気に取られていた。

「小池、この男の現住所、それに、勤務している大学の場所だ」
「はい!」
小池が呼び出した新たな情報に、またも薪は見入る。

「住所が・・それに大学は・・大学の方が近いな」
この男の写真データは無い。
犯人ではないかもしれない。

だが・・可能性はある。
年齢や職業等、犯人像と一致する点も多い。

何より、動機は充分にある・・・。

しかし、これだけでは、家宅捜索礼状や、逮捕状は出ないだろう。
「直接・・当たるしかない」
「え?」
薪のつぶやきに、小池が聞き返す。

「小池、岡部に、この男の別荘を当たるように連絡を」
「は・・はい!」
何だか分からないが、薪の指示どおりに動くしかない。

「青木!出かけるぞ。運転しろ!」
薪が、青木に向かって言った。
「はい!」

薪が急に動きを見せる様子に、メンバー達は振り返った。

「あ、あの~・・薪さん・・」
曽我が、遠慮がちに声をかけた。
「帰ってから聞く!」

即座に言われて、曽我はそれ以上言い出せない。
小池は、岡部に電話を入れる。
今井や宇野は、出て行く薪を目端に入れつつも、目撃情報の対応に追われ続ける。

「帰ってから」
薪は、そう言った。

この時、見送る第九メンバーの誰もが、そして、薪自身も、すぐに戻ると。
第九に戻ると。

そう、思っていた。





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コメント

■ 

か、か、かのんさん、こんにちは。
‥おおぉぉーーっ‥ついに、ついに、
対峙ですか?!
あぁ‥ドキドキ‥あっ汗が(-_-;)
出てきました。エアコン入れてるのに‥。

何故か、宇多田ヒカルのbeautiful world
を聞きながら…。
り、臨場感があって‥いいですっ!!

興奮してきてしまいました‥スミマセン…
まだ先があるのに‥‥。

ま、ま、また、こんど!!‥正気でなんかいられない、
ruruharuでした(・・;)

■ 

○ruruharuさま

こんにちは。
コメントありがとうございます(^^)

> ‥おおぉぉーーっ‥ついに、ついに、
> 対峙ですか?!
> あぁ‥ドキドキ‥あっ汗が(-_-;)
> 出てきました。エアコン入れてるのに‥。

あああ・・・ドキドキさせてしまってすみません・・(><)

> 何故か、宇多田ヒカルのbeautiful world
> を聞きながら…。
> り、臨場感があって‥いいですっ!!

BGM付きで読んでいただけるとは!光栄です☆
雰囲気が出ますよね(^^;)

> 興奮してきてしまいました‥スミマセン…
> まだ先があるのに‥‥。
> ま、ま、また、こんど!!‥正気でなんかいられない、
> ruruharuでした(・・;)

こんな物を読んで心を動かしていただき、本当にありがたく思います!
そうですね・・まだまだ先が・・遠い・・・

読んでいただき、本当に嬉しいです。
ありがとうございますm(_ _)m

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