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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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第六幕 第三場 : 光閃


薪は、薄暗いトンネルの中を歩いていた。

遥か前方に、瞬く光が見える。
その光は、何故だかとても懐かしく、暖かく・・・

光に吸い寄せられるように、薪は歩を進めていた。

ふと、薪は、背後に人の気配を感じた。
振り返ると、そこには・・

青木・・

青木が、薪のすぐ後ろを付いて、歩いていた。
薪は、歩きながら、青木に叫ぶ。

馬鹿。お前は来るな。
お前が行くのは、まだ早い。
付いてくるな。

青木が、言う。

嫌です。
言ったでしょう?
ずっと、薪さんのそばに居るって。

薪は、立ち止まった。
そして、青木の方に向き直り、光に背を向けた。

本当は、その暖かい光の中に、溶けてしまいたかった。
だが、青木も共に、連れて行くわけにはいかなかった・・・・・


**********


気が付くと、薪の目に、白い天井が映っていた。

そして、ボードを手に、何か書き込んでいる、白衣の女性・・
「あ・・」
彼女は、薪の様子に気が付くと、一度、薪の視界から消えた。

「先生!」
彼女の声と共に、今度は、医師の顔が、映る。

「目が覚めましたか。良かった・・脈拍、血圧、共に正常値だね。薪さん、もう大丈夫ですよ」
「・・・・・」
薪は、ぼんやりと、これまでのことを考える・・・

「・・・!!」
薪は、ハッとして、叫んだ。
「青木は!?」
「え?」

医師が、薪の口を覆っていた物を、どけた。
「青木は・・」
「・・ああ、青木一行さんでしたら、隣りに居ますよ」

薪は、首を横に向け、医師が指し示す方を見た。
すぐ隣りのベッドに横たわり、目を閉じている、青木が居た。

「彼も、大丈夫ですよ。もうすぐ、目を覚ますでしょう」
医師の言葉と、青木のその姿に、薪はフーッ・・と、ため息を付いた。

「もう、心配はありません」
「僕は・・どうして・・・」
薪は、信じられないといった面持ちで、つぶやく。

「あなたと青木さんは、同じ薬を接種したんですね。いわゆる、仮死状態になる、薬品です」

「仮死・・・」
「ええ。ほんの少量でも、体内に入ると、身体の動きが麻痺し、体温が急激に下がり、脈拍が限界まで弱まり、意識を失います・・でも、それで絶命するわけではありません」

「生命を維持する最弱の脈拍を保ちながら、仮死状態が続きます。そして、一定の時間を置いて、目を覚ます」
「・・そうだったのか」

「ですが、適切な処置をほどこして、体温を上げなければ、生命に危険が及ぶことには、変わりありません。手遅れになれば、命を落とすことにもなります。・・あなたは助かったんですよ。良かったですね」

助かった・・・

その言葉が、薪の中で、反響した。
安堵が胸に広がり、医師が気付いた時には、薪はまた、眠っていた。





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コメント

■ 良かった・・・

おかえりなさい・・・
薪さん。

あああ
光の中に行かなくて
止まってくれた・・・。

薪さんも、青木のために・・・(T_T)

二人とも、無事病院で良かったよ~~
本当に、本当に、良かったですね~(ρ_;)

また、号泣です。
でも、今度は喜びですから(^_^)

やっぱり、二人とも、かなり危険な状態だったのですね。

二人を発見した、第九のメンバーの心中も相当なものだったろうと・・・(ρ_;)


あらっ・・・
これって・・・

二人の事が・・・

いやいや、慕っていた、青木が一方的に・・・

青木の件も確信犯だから、萩原の仕業に・・・

・・・
第九の皆様は、大人だから(≧∇≦)
大丈夫!

早く、青木も起きてね。
二人が、第九に戻るのを心待ちにしています(^_^)v

■ 

○たつままさま

続けてのコメント、どうもありがとうございましたm(_ _)m

> おかえりなさい・・・
> 薪さん。

薪さん、帰ってらっしゃいました。
ああ・・長かった・・

> あああ
> 光の中に行かなくて
> 止まってくれた・・・。
> 薪さんも、青木のために・・・(T_T)

青木が居たから薪さんは留まれた。
同時に、薪さんが留まったお陰で、青木も帰ることが出来た、ということでしょうか。

> 二人とも、無事病院で良かったよ~~
> 本当に、本当に、良かったですね~(ρ_;)

ここまで引っ張っておいて・・助かってからは、あと3話で終わるという・・・

> また、号泣です。
> でも、今度は喜びですから(^_^)

うあああ・・・・色々と精神的に起伏が激しくて大変だったのでは・・すみません・・うくく・・・

> やっぱり、二人とも、かなり危険な状態だったのですね。

青木が早まったりしてるから・・(青木のせい?)

> 二人を発見した、第九のメンバーの心中も相当なものだったろうと・・・(ρ_;)
> あらっ・・・
> これって・・・
> 二人の事が・・・
> いやいや、慕っていた、青木が一方的に・・・
> 青木の件も確信犯だから、萩原の仕業に・・・

う~ん・・どうでしょうね・・・
発見された時の様子も、チラッと出てきます・・・

> ・・・
> 第九の皆様は、大人だから(≧∇≦)
> 大丈夫!
> 早く、青木も起きてね。
> 二人が、第九に戻るのを心待ちにしています(^_^)v

ありがとうございます!

ハードな展開も多々あったのに、ここまで嫌にならずに付いてきて下さって、本当に本当にありがとうございました!!!

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