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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
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ああ・・!
終わった、終わった、終わったよーーーーーーっ!!!

・・今回は、叫びから入ってみました。

改めまして、この度は、オリジナルストーリー「Sの手口」をお読み下さいまして、どうもありがとうございました!m(_ _)m



書きながら、自分でも一体どこまで続くのかと思いましたが、これまでで最長だった「朱色の空」の38話を軽く抜く、48話。

7月9日に序幕を書いてから、終幕まで、27日間。

昨日は、ワインを購入して帰り、最終話をUPすると同時に、コルクを抜きました。
普段、ワインを飲むなら赤、白だったら辛口を好む私ですが、今回は、薪さんの涙のイメージで、やや甘口の白ワインを選びました。
猫のイラストのラベルでお馴染みのドイツの白ワイン・・ツェラー・シュワルツ・カッツです。

ラクリマクリスティ(キリストの涙)というイタリアワインでも良かったのですが、その場に無かったので。
スペインの王様の涙というワインは、ちょっと薪さんのイメージとは違うんですよね。

今回、たった数日の間に、薪さんを何度も泣かせてしまいましたから・・

そうです。たった数日間の出来事なんですよね。
なのに、長かった・・・・

どこが長かったって、第4幕と第5幕が長かったですよね・・
特に5幕は、薪さんと萩原の攻防と、追う第九の様子、更には枝分かれした岡部さんや青木の様子まで描いていたら、果てしなくなってしまって・・・

描きたかったのは第6幕だったので、そこに至るまでが長くて長くて・・・

今回、このお話を描いたきっかけは、「メロディ2008年8月号」の、カラー絵でした。
この美しい絵が、花葬みたいに見えると、当時、薪さんの不吉な将来を暗示するようで恐い・・という噂が上りました。

そんなイメージを私もこの絵に抱き、そして、「まるでオフィーリアみたい」と、思ったんですね。

この美しい絵の生原画を、3月に原画展で見た時に、その思いを、更に新たに致しました(手が震えて写真はボケボケでしたが・・泣)。

そんなイメージをずっと抱き続け、確か5月の始め頃だったと思うのですが、この薪さんが、目を閉じ、ボートに乗って水面を漂う光景が、脳内にひらめいたのです。

このシーンを、「何としてでも書きたい・・・!!」と、思いました。

そして、そのボートを追う青木、微笑みながら見つめる犯人、薪さんを抱き締め、決意する青木、二人を発見する岡部さん・・が、次々に浮かび、そのクライマックスに向かって、構想を練っていきました。

オフィーリアというイメージから、犯人像は、すぐに浮かびました。
シェイクスピアに傾倒し、一見物静かで、でも暗い過去を秘め、残酷な犯行が出来る男。
そして、男は第九に恨みを持ち、薪さんを狙いながら、その薪さんに強烈に惹かれていく・・

大学時代、実際に英文学の講義を取っていたのですが、その先生が、やはりシェイクスピアフリークで、シェイクスピアの単元に、ことに熱い情熱を感じた、その印象を生かしております。
先生自身は、年配の暖かい、萩原のイメージとは全く違う先生でしたが。

「再会」を、4月末位のイメージで書いていたことから、「Sの手口」は、その後の設定を考えており、自然と、梅雨の時期というイメージになりました。
夏に海外から帰ると、成田に降り立った途端に感じる、湿った空気の存在感。

2年間、海外で過ごした薪さんには辛い物があるだろうと、そう思った時に、暑さも今回の薪さんの敵となり、湿った空気や降り続く雨が、常に背景を彩ることとなりました。

タイトル「Sの手口」の「S」は、言うまでもなく、「シェイクスピア」のS。
それに、萩原の名前、「佐々木」と「俊耶」のS。
そして、「サディスト」のS。

この3つに掛けております。

もちろん、この「S」をどう受け止めるかは、読んだ方それぞれの自由ではありますが。
元は坂上の行動から起こった事件なので、「坂上」のSの手口により、この事件に至った・・と、捉えることも出来ますね。

シェイクスピアは、子供向けのお話をいくつか読んだことがあるし、大学時代に戯曲を読みましたが、改めて書こうとすると、記憶はかなり曖昧で、6月から、資料を集め始めました。

シェイクスピアの戯曲をまとめた物を数冊購入し、後は図書館に通って、戯曲や詩集を読み直し、資料を漁り、ネットで得る情報も参考にしました。

今になって読み直すと、以前読んだ物も、また違った見方が出来て、新鮮な思いで読めましたし、資料の中で、人による解釈の違い、シェイクスピアの生涯や、当時の舞台裏、セリフに込められた深い意味等、色々と、新たに知ることが出来ました。

第5幕第10場で、萩原が薪さんに言っていた「5月の薔薇」という言葉は、『ハムレット』で、狂ったオフィーリアに向かい、兄のレアチーズが
「5月の薔薇、愛しい乙女、優しい妹、美しいオフィーリア!」と言ったところから取っております。

つまり、清純な少女の代名詞のようなオフィーリア、それを演じる薪さんを、傷付けることは出来ない・・と、ここで言っているわけです。

『タイタス・アンドロニカス』について書こうと思った時、当時の劇場で売っていた物の中にミートパイがあった・・ということを知ったのは、全くの偶然です。
しかも、材料の肉が何なのかは不明で、当時の資料によると、劇場周辺には犬や猫が一匹も居なかった・・という記述まで・・(これが、かの国特有のシニカルなジョークなのか、真実なのかは不明)

そして脳内でそれらの情報が溶け合い、萩原が学生に投げかける言葉が浮かび、一つのシーンが出来ていく・・こういう瞬間に、何とも言えない醍醐味を覚えるというか、調べたかいがあった、と思えるのですね。

創作する時はいつもそうですが、被害者・加害者問わず、名前も出ない脇役に至るまで、登場する人物は全て愛しいので、今回、萩原のことも、私は愛を込めて書いておりました。
でも、読む方には、人によっては、途中で同情を引くことがあっても、最終的には憎まれなければならない、と思っておりました。

犯罪者の側に立てば、犯罪者なりの理由がある。
でもだからといって、その犯罪は、決して許される物ではないと。


後書き2へ続く





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コメント

■ 

○こちらに拍手鍵コメ下さったMさま

完結に対してお祝いのお言葉、ありがとうございましたm(_ _)m

ずっと待っていて下さったんですね・・ありがたいです・・(TT)

結局一ヶ月近くもかかってしまいましたが・・読んでいただけるのですか・・嬉しいです!!

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