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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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でも必ず書かせていただきますので
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第8話 暗闇


夕闇が空を覆い、スッポリと暗くなりつつある、その時。
突然、目の前が開けた。

正面には、修道院の跡だろうか。
古い教会と、それに付随した建物がいくつか。
ところどころ、朽ちかけている。

アオキールと姫の2人は、馬を降り、しのび足で建物に近づいた。

「おかしい」
姫がささやく。
「今日は、仕事を終え、戻ってきている筈。だが、大勢の人の気配は無い」

「姫、ここでお待ち下さい。様子を見て参ります」
「いや、私が行く」
きっぱりと言う姫を見て、
「では、姫の後ろに付いて、お守りします」アオキールはそう言った。

少しずつ近づいて行くと、かすかに、明かりが見える場所がある。
そして、そこから・・

「ウ、ウウ・・ウウ・・」
かすかに声が漏れ聞える。

子供か?
アオキールと姫は、無言のままうなずき合った。

朽ちかけた小屋に近付く。
姫が構え、アオキールがドアを開ける、瞬間、姫は飛び込んだ。

・・誰も居ない。
書斎跡と思われる小部屋。
目の前には燭台。
ロウソクの炎が揺らめいている。

そして・・奥の暖炉から、先程のうめき声が、はっきりと聞こえた。
ここだけ明かりが灯っているのは、罠か?
しかし、うめき声はすぐそこだ。

五感を研ぎ澄ませながら、姫はジリジリと歩を進め、暖炉に向かった。
・・子供だ!
焚き木を摘んだその向こうに、子供の縛られた手足が見える。

姫が、暖炉に手を伸ばそうとした、その瞬間、

ザンッ!!

剣を振り下ろす音が聞えた。
姫が振り向くと、アオキールが立ち、その向こうを、賊が1人、胸を切り裂かれ、倒れこむところだった。

暖炉を背に、アオキールと姫が剣を構え直した。
正面から2人、右から2人・・いや、3人。

姫の体から、まるで炎のように、怒りのやいばがほとばしる。
それを制するかのように、アオキールがそっと姫の前に立ち・・

「ウワアアアアッ!!」
2人、同時に切り込んできた賊を、アオキールが左から切り込み、1人が倒れる瞬間、そのまま剣を、もう1人の腹に突き刺した。

刺されてもなお、剣を振りかざすその賊を、

ザッ・・・!!

姫が一太刀、胸に切り込み、賊は倒れた。

姫もアオキールも返り血を浴びながら、じりじりと、残りの賊に近付く。
「あ・・あああ・・」
賊が駆け出した。

「逃がすか!」
姫が追おうとしたその時、

キーン!!
ザクッ!
「うああっ!」

小屋の外で、立ち合う音がした。
アオキールと姫が外に出た時は、賊は3人とも、地に倒れていた。



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