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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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第10話 結末


「キョータカ公は、ユナイカ国にて、断罪に処せられたそうだ。先程、知らせが参った」
近衛兵たちは、オカベックの報告を聞いていた。

「どうやら、我が国を恐怖に落とし入れた後、自分達ユナイカ国の軍事力を盾に、一方的に有利な協定を結びたかったらしいが」

「だったら、何も賊に子供をさらわせなくても、他に方法はいくらでもあったでしょうに」イマイップが言った。

「まあな。元々、あのカイニーを首領とする賊は、ユナイカ国の中で暴れていて、手を焼いていたらしいのだ。それを、キョータカ公が、財力と権力にまかせて、手を結び、隣国である我々の国をおびやかすようにしむけた」

「キョータカ公も、実は、精神的に常軌を逸した人物だったらしい。しかし、莫大な財産と、それに伴う強大な発言力を持ち、ユナイカの王も手出しを出来ないでいた。今回、我々が手に入れたあの文書のお陰で、堂々とキョータカ公を罰することが出来た。キョータカ公の財産も全て、王政が召し上げたそうだ」

「目の上のコブの宰相を断罪し、財産は全て国庫に入る。ユナイカの国にとって有益なことばかりじゃないですか! 我々の国は、大変な目に合ったのに!」ソガンザが叫んだ。

「本当だ!」
「ひどい話だ!」

口々に皆が叫ぶ中、アオキールがつぶやいた。
「本当に・・これまでのことは全て、キョータカ公一人の仕業だったのでしょうか。もう、この国を、姫を、脅かすものは、無くなったのでしょうか」

アオキールの言葉に、一同が静まった。

オカベックが、アオキールをじっと見て、言った。

「それは、我々の計り知ることではない。いずれにせよ、今度のことで、ユナイカは我が国に大きな借りが出来たことになる。しばらくは何も手出しは出来んだろう。それに、もし今後、他の国が我が国に攻め入るような動きがあれば、ユナイカの軍を差し出すとも言ってきた。・・まあ、結果的には、ユナイカと我が国の和平は、より一層強まったというわけだ」

「なる程」
「しかし、納得出来んなあ」

また、皆が口々に言い合う中、アオキールは、姫の姿を思い起こしていた。

・・・あの人は今、何を思っているのだろう・・・。



エピローグ


あれ以来、姫は、アオキールを相手に、訓練場で剣の手合わせをすることが恒例となった。

キン!
カーン!

姫に傷を付けないよう、注意深く、しかし大胆に切り込んでいく、アオキール。
肩で息をする姫に、
「おしまいに致しますか?」

「何を申す!まだまだ!」
楽しげに剣を交わす姫とアオキールの姿は、思わぬ効果をもたらした。

「私も、姫と手合わせを願いたいなあ・・」ソガンザがつぶやいた。
これまで、姫の申し出を辞退ばかりしていた兵士達の雰囲気が、変わったのだ。

「イマイップ! お前が来るか!」
姫の言葉に、イマイップは
「わ・・私でございますか・・」
アオキールをチラリと見やり、恐る恐る中央に進み出る。

「もし、私に向かって手加減でもしようものなら、どういう目に合うか、分かっておろうな!」
「はっ・・あ・・」

姫の言葉にうろたえるイマイップの様子に笑う者。
「相変わらず姫は厳しいなあ」「いやいや・・」と恐れる者。
その様子は、明るく、和やかだ。

そんな時、姫は、穏やかな眼差しで自分を見つめる、アオキールの視線に気付く。
マキアーヌと、アオキールの目が合う。
ただ、それだけ・・・。

正面に向き直り、剣を構え、
「さあ! 遠慮なくかかって参れ!」
姫が叫ぶ。

そんな、アオキールと姫の様子に、オカベックは気付いていた。
ただ目を合わせるだけなのに、そんな2人の様子を見ると、何とも形容しがたい、複雑な気分になる。

スズキーツに面差しのよく似た、しかし、スズキーツとは全く違うこの若者を入れたことは、果たして、良かったのか、悪かったのか。
オカベックにも、まだ分からなかった・・・・。




(おわり)





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コメント

■ お疲れ様でした。

おはようございます。かのん様♪

力作ですね。お疲れ様でした。美しい物語ありがとうございます(≧∇≦)

マキアーヌ姫はアオキールと深い信頼関係を結びましたね♪ これが今後どうなるかと思うと、うっとりします(≧∇≦)

二人には何の障害がないですよね☆☆☆ 後はアオキールが出世するだけ!!

マキアーヌ姫に対する他の近衛兵たちともいい感じですね♪

これで皆ハッピーエンドですね(≧∇≦)王国も安泰です☆☆

あ、ちょっとオカベックは複雑ですが(^_^;)

■ 

大作お疲れさまでしたー(>▽<)
楽しませていただきました!
どうなる?どうなる?とワクワクしながら読ませていただきました!

マキアーヌが可愛いすぎます♪♪♪
こんっなに可愛い姫をアオキールにとられるなんて、
そりゃオカベックも複雑ですよねー!!
頑張れ!オカベック!!(←好きです。オカベック)

関係ないけどオカベックて打ったら、
岡BECKってなった。なんかカッコいい(笑)

ちなみに他メンバー↓
今一夫
青木ール
鈴木ー津
削がん座
キョー鷹

素敵なハッピーエンドで嬉しいです(^^)
この続編もあったりするんですか?
ぜひとも番外編でマキアーヌとアオキールの恋愛物語を書いてただきたいです!!!
ちょっとでイイんです!イイ雰囲気のシーンをぜひとも!!!ダメですか?!
かのんさんなら書けます!!(←またw)
お願いしますっっっっm(_ _)m

■ 

こんばんは♪(^^*)
お疲れ様です!
さすがかのんさん仕事早いです!(><*)

いや~マキアーヌには激しく萌えました!(笑)
オカベック頑張れ!挫けるな!(笑)

でも!
やっぱり姫とアオキールの関係はいいですね~(^^*)やっぱりこのコンビですね☆
(オカベックゴメンナサイ…)

凄い世界観があってシーンごとに引き込まれましたよ~!☆><*
面白かったです!!

また是非書いて下さい~~♪(>m<*)

■ 

かのんさん、読みました!
『秘密』のキャライメージが上手くとりあげられていて面白かったです。
マキアーヌとアオキールが結ばれるシーンも読みたぁい(*^^*)
(じ、実は姫じゃなくて王子だった、なんてオチはないですよね?)
スズキーツもオカベックもかっこよかった!!

しかし、こんな長文を一気にUPするなんて、かのんさん凄すぎるー。
しかもブログ更新も普通にされていたのに。
B型パワーだと思いました(笑)

■ 

遅ればせながら、一気に読ませていただきました。

かのんさん、すごい才能ですね~
なんと言っても、マキアーヌが女性ということで本誌ではありえなかったスズキーツとの婚約(結婚がみとめられていたから婚約でいいですよね?)、そしてアオキールとの関係…
(あ、本誌とは無関係なんでしたね…)
何より、マキアーヌが幸せそうでよかった!
また続編を期待しています。

■ 

○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました。

「美しい」という表現が、とても嬉しいです。
清水さんの世界がとても美しいので(別物とは言え)、やっぱりその美しさをあからさまに損なう世界にはなってほしくないと、私自身思っていたので(^^)

「深い信頼関係」そうです、まさしくそういう感じです♪
たつままさんの表現はいつもピッタリ的を射てて嬉しいです。

ただ、「何の障害もない」・・果たして、そうでしょうか?

小さい頃から姫と育ったスズキーツと違い、アオキールは姫という自分が「仕える」と思ってる相手に、対等に恋してると、果たして自覚するでしょうか?

もしかすると、自覚する前に、別の女性が目の前に現れるかもしれません。
その女性は、この時代には珍しく、医学を志す娘(姫も19歳だし、設定的に、かなり若くなるでしょう)で、もしかして王室付きの医者の助手なんてやってたりするかもしれません。
それで、姫によく似た、気の強い性格かもしれません。

姫にしてみれば、王女という重荷を背負った自分より、その娘の方がアオキールにお似合いだと思ってしまうかもしれません・・いえ、書く予定はございませんが(笑)


○コハルビヨリさま

コメントありがとうございます。

しばらくネット落ちするかもな発言をしておいて、結局、今日のうちにコメレスしてる私です(笑)
先程メロディを買ってきて読んだら、何だか目が覚めました(←切り替え、早っ!)

最後まで読んで下さって、どうもありがとうございました。
>どうなる?どうなる?とワクワクしながら読ませていただきました!
↑もう最高のお褒めの言葉です!!嬉しいです!(><)

姫、可愛かったですか? 良かった~♪
そりゃあ、元ネタがあんなに可愛い方だから当然とはいえ、私の文章表現のせいで伝わらなかったら悲しいですからね~・・(^^;)

>頑張れ!オカベック!!(←好きです。オカベック)
↑オカベック大人気ですね! 頑張ってましたよね!・・でも、傍観者なポジションて・・(笑)

続編? それか番外編??
だからまたまた、コハルビヨリさんたら・・

3年後位に書くかもしれません・・(笑)
それ位、今回はエネルギー消耗しました・・。しばらくは、無理です・・(^^;)


○レモンさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

いえいえ、私はこういうのって、一気に書かないと駄目なんです・・。
後日ゆっくり手直しするとしても。
その場の勢いというか、頭の中で動いてる彼らがあふれ出して、全部出し切るまでは止まらないと申しますか・・。

>いや~マキアーヌには激しく萌えました!(笑)
↑嬉しいです♪ 私も自分で書きながら萌えておりました(笑)

>オカベック頑張れ!挫けるな!(笑)
↑オカベック、皆さんの熱いエールを受けてますね(^^)

>でも! やっぱりこのコンビですね (オカベックゴメンナサイ…)
↑フフ☆ そうなんですよね、オカベックは、頑張っても頑張っても傍観者なポジション・・それがいいんですが(ひどい?)
「秘密」でも青木×薪がやっぱり捨てきれない私・・・「姫を幸せにしてくれ、頑張ってくれ!」という私の願望がこの世界を生み出したのかもしれません・・。

最後まで読んで下さり、どうもありがとうございました。


○原麻めぐみさま

コメントありがとうございます。

最後まで読んで下さって、どうもありがとうございました。
面白いと言って下さって、とても嬉しいです。
キャライメージは、私がとりあげたというより、勝手にキャラが動いてました・・(^^;)

>じ、実は姫じゃなくて王子だった、なんてオチはないですよね?
↑激しくフキました~~!!(≧m≦)
それはそれで萌えますが、全く話が変わってきちゃいますから!

>スズキーツもオカベックもかっこよかった!!
↑嬉しいです!

金曜日にキャラが頭の中で動き始めて、土曜と日曜の2日間、ほとんど夜に書いてました。
お陰で、寝不足になるとすぐ出来る口内炎が2つ出来、目は充血・・でも、こういう時は、眠ろうとしても、キャラが動いてしゃべって、早く先を書けとせっつくので、眠れないんですね・・なので結局一気に書くはめに・・。
でも、こういう寝不足なら、幸せです。


○ようこさま

コメントありがとうございます。

こんな長文を一気に読んでいただいて、嬉しいです♪

いえ(汗)才能とは言えませんて。
元ネタの設定やキャラが素晴らしいから、勝手に動いてくれて書けただけで・・。

そうですね、女性じゃないと婚約はあり得ないですもんね。
私の中では、薪さんと鈴木さんは永遠に両想いなんですけど・・。

アオキールとの関係は、本誌と大差ないと思っています・・少なくとも、3巻位まではこんな関係だったんじゃないでしょうか・・。

>何より、マキアーヌが幸せそうでよかった!
↑私も、彼女には幸せになってほしいです。・・でも続編を書こうとすると、厳しい設定に行きそうで恐いです・・いえ、書く予定はございませんが。

何しろ、本誌があれですからね(あ、そうでした、無関係の筈でしたが^^;)・・・本誌で幸せになってくれれば、こちらの姫も間違いなく幸せになってくれる気がするんですが・・。

読んで下さってありがとうございました。

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