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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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リンク:「とりあえずの感想
    「レビュー1:境界線


萌え要素は少なかった、捜査報告が中心の今回。
それでも、書きたいことが、様々な思いが溢れて、止まらない。



前回のラストシーンから、今後、有田少年の見た画が明らかになっていくのかと思ったら、今回の大半を占めたのは、もう一人の少年、交通事故で亡くなった、馬場栄一の捜査報告だった。
相変わらず、予想をくつがえされる展開に、清水先生の手腕に驚かされることに、嬉しくなる。

そして、目の前に現れたのは。
とてつもなく大きな、栄一少年の、傷だった。

・・あの時。

老人を救えなかったことを。
自分の手で、助けられなかったことを。

少年は、ずっと後悔していた。

あまりの傷の大きさに。
それを、誰かに話すことさえ、叶わなかった。

誰かに話したら、きっと、こんな言葉が返ってきただろう。
「君のせいじゃないよ」
「君は、出来るだけのことを、したんだ」
「そのお爺さんだって、きっと君に、感謝しているよ」

実際、少年は、出来る限りのことをした。
必死の思いで。
それは、間違いない。

でも、きっと少年は、そんな言葉では、救いは得られない。
何よりも、自分自身が、老人を救えなかったことを、出来なかったそのことを、引きずっている限り。
自分自身が、あの時の状況に、その結果に、納得出来ない限り、おざなりの慰めの言葉では、救われない。

・・当時、たった、8歳の子供が。
そう思うと、やりきれない・・・・。

そして、ずっと心の奥に。
日常生活の流れの中で、自分でも気付かない程の、奥底に。
その傷は、埋まっていた。

きっかけが無ければ、ずっとずっと埋もれていたかもしれない、その傷が。
新たな地震と、そして。

倉庫に倒れていた人影によって、ふき出してしまった。

・・清水先生も。
こんな傷を持つ、経験が、あるのかもしれない。

そしてそれは、薪さんも同じこと。

薪さんは、少年の画を見ている。
そこに現れるモノローグ。

それは、薪さん自身の言葉なのか。
それとも、一つのナレーションと取るべきなのか。

  本人でさえ
  気が付かないところの傷

  しかし それは
  なくなったわけではない
  癒えたわけではない

  深い深い深い
  ところで血を流し

  ガン細胞のように
  体の奥の
  臓腑の陰に
  隠れ

  何かの引き金で
  表に姿を現す

  ふき出し
  もう

  コントロールがきかなくなる(自制不能)


全ては過ぎ去った過去と自負するかのように。
第九室長として、仕事を成し遂げる日々を送る、薪さん。

でもその奥には傷が・・・
隠れた場所で、でも常にそこに存在し、血を流し続ける、それが。

ああ、薪さん・・・

薪さんにとって「何かの引き金」が、今後、出てきたりしたら・・
そう思うと、恐い。
恐くてたまらない。

でも、一つ、希望もある。
それは「制御不能」ではなく「自制不能」と言っていること。

自己抑制は不可能でも、外から何かの力が加われば、制御も可能という、そんな道が残されているのではと。
そう、思った。

一人ではなく、誰かが、その時に、誰かが傍に居れば・・・

そう、栄一少年も、きっと。

もしこれが、適切な状況下で、分別を持った大人の傍で、ふき出したものならば。
今度こそ、本当に、少年に必要な心のケアが、成されたのかもしれない。

たった一人で、新たな地震に遭遇したことで。
そして、倉庫の事件現場を目撃してしまったことで。
地震後の動揺の中、誰にも会わぬまま、外に飛び出してしまったことで。

様々な要因が絡み合い、惨劇に至ってしまった・・
酷い・・・・・・

たった一つの救いは。
少年が、今度こそ、あの老人を助けられたと思えたこと。

でもそれが、少年の最期の思いとなるなんて・・
どれ程、深い傷だったのか。
どれ程、彼自身が、救いを必要としていたのか。

少年の笑顔が、いつまでも、胸に突き刺さる。

・・・薪さんも。

誰よりも救いを必要としているから。
画の視点に立つ人や、画の向こうに映る人達の、傷に、寄り添うことが出来る。

今回、栄一少年のこの画を見て、薪さんは、一体、何を思っただろう。

少年の傷。
薪さんの傷。

少年は、救われると同時に、この世から旅立ってしまったけれど。

薪さんは、どうか・・・・





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コメント

■ 

○1/19に鍵拍手コメを下さった方

コメントありがとうございますm(_ _)m

おっしゃること、本当に、そのとおりです!!(TT)
あまりにも、思いが同じで嬉しくて・・(涙)

そうですね、何があっても、生きて乗り越えてほしい・・
清水先生を尊敬するからこそ、というお気持ちにも、しみじみ共感致します。

結末を信じ、「秘密」を見守って参りましょう・・!

■ 怖いです。

こんにちは。かのん様。

たった8歳の少年が負った心の傷は
とても根深く悲しいものですね。

同年代の子供を持つ親としては、身に詰まされ恐ろしくなります。

そして、この少年の傷が分かる薪さんもまた心に深い傷を負っていて・・・

子供は柔軟な心で、それを忘れ、しかし心の引き出しの奥に眠らせていた。

大人の薪さんは、忘れることは当然出来ずにずっと苦しんでいる(T_T)

忘れることは出来なくても、傷を癒してほしいと思います。
鈴木さんの事を思い出す時に、楽しかった事を思い出してほしい。

少年は亡くなる直前にその傷を癒したけど、
薪さんには、決してそんなふうにならないでほしいです!!!

引き金になる出来事が起こる前に、
自制不能になる前に
早く、一刻も早く傷を癒すことを願います。

そして、その後、未来や希望に向かって歩き出す薪さんの傍らに青木がいてほしいですね(≧∇≦)

切望します!!!

■ 

かのんさん、こんにちは
今年になって、はじめてお邪魔します(^^)

>でも、一つ、希望もある。
>それは「制御不能」ではなく「自制不能」と言っていること。

なるほど! 最初読んだとき、自制不能ってなんだろと思ったのです。
ここには、自分の苦しみを自分だけで解決しようとしてどうにもならなくなってしまうのではなく、親しい人、周りの人の存在によって乗り越えていく事ができるのだと、薪さんは、そう思っているのでしょうか。

それなら、薪さんは、もう自分の苦しみを、自分の中だけに秘めて一人で苦しみ続けるのではなく、誰かに頼ってもいいと思い始めているのかもしれませんね?
だ、誰に? 青木・・・? 岡部さん・・・? (まさか、この期に及んでY嬢ではないと思いますが。)

>・・当時、たった、8歳の子供が。
>そう思うと、やりきれない・・・・。

薪さんが、前号で、写真をそっと隠していたのを思い出しました。まだ子供なんですよね。あまり感情移入できなかったのですが、薪さんこそ「たった8歳なのに」って重いながら見ていたことでしょう。
かのんさんのお陰で、ちょっと、優しい気持ちで見られるようになりました(@@;

 ありがとうございます。

■ 

○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございますm(_ _)m

> たった8歳の少年が負った心の傷は
> とても根深く悲しいものですね。
> 同年代の子供を持つ親としては、身に詰まされ恐ろしくなります。

そうですね。
8歳の子供といったら、まだ本当に小さく弱い生き物です。

身体の傷と違って、心の傷は目に見えない、だから余計に恐ろしいですね・・。

> そして、この少年の傷が分かる薪さんもまた心に深い傷を負っていて・・・

あの、薪さんの瞳と共に表れた「本人でさえ・・」というモノローグは、強烈に胸に刺さって参りました・・。

> 子供は柔軟な心で、それを忘れ、しかし心の引き出しの奥に眠らせていた。

両親も心配して、やれることはやろうとしていたのに・・本人さえ気付かないところに、傷が眠っていた・・哀しいですね(><。。)

> 大人の薪さんは、忘れることは当然出来ずにずっと苦しんでいる(T_T)
> 忘れることは出来なくても、傷を癒してほしいと思います。
> 鈴木さんの事を思い出す時に、楽しかった事を思い出してほしい。

そうですよね。
そうなんですよね・・(TT)

忘れることなんて出来ない・・その傷を、薪さんは一生背負っていくでしょう。
でもせめて、鈴木さんと過ごした時間を、大切なその時間を、懐かしく温かく心に蘇らせることが出来るようになってくれたら・・(涙・涙・・)

> 少年は亡くなる直前にその傷を癒したけど、
> 薪さんには、決してそんなふうにならないでほしいです!!!

共感していただき、嬉しいです。
こんな終わり方は、哀し過ぎます・・!

> 引き金になる出来事が起こる前に、
> 自制不能になる前に
> 早く、一刻も早く傷を癒すことを願います。

そんな、引き金になるような出来事、決して起こらないでほしいですし・・もし、起こる必要があるならば、 本当に信頼出来る人が、しっかりと傍に付いていてほしいです。

> そして、その後、未来や希望に向かって歩き出す薪さんの傍らに青木がいてほしいですね(≧∇≦)
> 切望します!!!

そうですね。
思いは一緒です!!!

■ 

○第九の部下Yさま

こんにちは。
コメントありがとうございます!

私もイプさんのところにお邪魔したい!・・今月中にはお伺いする予定です(汗)

> なるほど! 最初読んだとき、自制不能ってなんだろと思ったのです。

「自制不能」は、自分ではコントロール出来なくなるということですよね。
でも、裏を返せば、自分以外の何か他の力があれば、制御可能かと・・そう、楽観的に受け止めて、自分を納得させたかったのです・・。

> ここには、自分の苦しみを自分だけで解決しようとしてどうにもならなくなってしまうのではなく、親しい人、周りの人の存在によって乗り越えていく事ができるのだと、薪さんは、そう思っているのでしょうか。

そうかもしれないですね。
ああ・・分かりませんが。

このモノローグ自体、薪さんの心のセリフだと受け止めていいのだろうかと、その辺りさえ、分かっていない私なので・・(^^;)

「自制不能」が「制御不能」とは違うというのも、私が自分を納得させる為に思ったことなので・・実際のところは、どちらの言葉を使っても良かった、そんな意味は無い言葉なのかもしれませんし・・。

> それなら、薪さんは、もう自分の苦しみを、自分の中だけに秘めて一人で苦しみ続けるのではなく、誰かに頼ってもいいと思い始めているのかもしれませんね?
> だ、誰に? 青木・・・? 岡部さん・・・? (まさか、この期に及んでY嬢ではないと思いますが。)

うーんと・・
私個人の思いとしては、薪さんが苦しみを乗り越えるには、基本は自分自身でしか出来ないと思っているのですが・・。
自分の苦しみは自分で乗り越える・・けれど、他者の支えもあれば、自身の力がパワーアップ出来るのではと・・ああ・・何だか上手く言えません・・(><)

あ・・イプさんまで「Y嬢」って・・
どうぞお気を遣わずに(^^;)

> 薪さんが、前号で、写真をそっと隠していたのを思い出しました。まだ子供なんですよね。あまり感情移入できなかったのですが、薪さんこそ「たった8歳なのに」って重いながら見ていたことでしょう。

見ていたのは、10歳の少年の写真でしたね・・(;;)
いずれにせよ、年端の行かない子供が、あんな状態でというのは、薪さんの心を貫いたのか・・(TT)

薪さんのお心は、いつも確信は持てないですけどね・・。

> かのんさんのお陰で、ちょっと、優しい気持ちで見られるようになりました(@@;
>  ありがとうございます。

えええ!?そんな・・お礼なんてとんでもございません!(汗)

こちらこそ、丁寧なコメント、嬉しく拝見致しました。ありがとうございましたm(_ _)m

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