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Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
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一番叫びたいことから書くと、収拾が付かなくなりそうなので、まずは、事件に関わった、子供達のことから。


前回は、馬場栄一少年の軌跡が大きな部分を占めたけれど、今回、焦点が当たったのは、もう一人の被害者である有田少年と・・そして、椎木少年だった。

いわゆる「いじめっ子」の立場であった、椎木少年。

有田少年のカバンを隠したことを、生島に告白しながら、彼はそれを、交番に届けた。
告白をした際には、自分が被害者の少年を「いじめていた」という事実に後悔し、泣いているのだと思った。

だが、「あれこれ聞かれるのは嫌」という理由で、こんな行動に出るとは・・正直、呆れたというか、とても残念だった。
彼が泣いたのは「後悔」ではなく、捕まるのが恐いという「恐怖」のみだったのかと。

生島という教師も教師なら、この生徒も生徒・・・

カバンを有田少年の両親に返したり、本名で届けたりしたら、自分が調べられる・・ということに頭が回る点でも、また、その後の彼の言動からも、賢い子供だということが分かる。
そして、賢いからこそ、保身に回ったのだろうが。

いじめていたその相手は、もう故人になっているというのに、それでも、その相手に対して、悪かったとか、自分のやったことに誠実に対処しようとか、そういった思いが、全く感じられない・・。

子供でも、ここまで感情移入出来ないキャラを描く、清水先生もさすがと言うか、潔いと言うか・・・。

薪さんが、彼に内容虚偽等を理由に、椎木少年を脅したのも、この少年の卑劣なやり方に、怒りを覚えたからだと思う。
「子供だからと思って、なめるな」と少年は叫んだけれど、薪さんは、相手が子供だからといって、なめてはいない。
充分に善悪を判断出来る人間だと、少年をそう認めた上で、彼の抱える痛みの部分を、突いたのだと思う。

ところが、そんな、自分のことしか考えていないように見えた椎木少年が、生島のことは、最後まで庇い通した。

「カバンの中を見た?」と、生島からそう言われた瞬間に、全てを察してしまった、賢い彼。
「約束ね」という生島の笑顔に応えようと、もう関係ないと自分に言い聞かせていた筈なのに、ケータイを取りにわざわざ交番に戻り、最後には、それが悪いことだと知りながら、ケータイを道路に捨てる。

そこまでやりながら、「先生・・・ごめんね」と謝って・・・
この場合、謝るべきなのは、生島の方なのに。

生島は、同じ教師仲間を、刺し殺したと思われる、先生。
更に、自分のことを、証拠のケータイを取り戻す為の、道具に使った。
そこまで分かっていながら、椎木少年は、最後まで生島に寄り添って・・・

結局、椎木少年も、有田少年同様、生島のことを好きだった・・ということなのだろうが。

薪さんも言っているとおり、生島が、そこまで生徒に慕われる教師には、とても見えないだけに、いじめっ子で、保身ばかり考えていた椎木少年が、あそこまで必死になって生島を庇う・・という流れが、どうにも理解し難かった。

ただ、この、全く感情移入出来ない少年の心情の中で、ただ一つ、何とか理解出来たことがある。

「ちがう・・・オレのせいじゃない」「奴が勝手に自殺したんだ・・・」と言いながら、真っ蒼になって泣いていた。
ここで、この子は本当に恐かったのだと。
いじめていた相手が屋上から飛び降りたことで、自分が殺人を犯したような、罪悪感で苦しんでいたのだと。
ようやく、思うことが出来た。

自分のことばかり考え、何食わぬ顔で日常に戻ったように見えた椎木少年も、本当は、このことで、苦しみを抱えていたのだと、薪さんも、それを分かっていた。
分かっているからこそ、その卑劣さを責め、自分のやったことと向き合うように諭したのだと・・「表情が柔らかくなっていた」という一言から、それが分かった。

椎木少年と同じ「いじめっ子」ではなく、「いじめられっ子」の立場であった山本が、少年の思いを汲み、言葉をかけたことで、椎木少年は、救われたのだろう。

そして、有田少年。

山本の説が正しいとしたら、有田少年は、いじめられ、無視されるそのストレス故に、目の前に居る人達を、認識することが出来なくなっていた。
少年にとって、それは、どれ程に、過酷な環境だっただろうかと、それを思うと、胸が詰まる。

けれど、彼にとっては、それが当たり前の日常になっていた。
ストレスによって、目の前の人物を、声でしか認識出来ず、たぶん、そういったことから余計に、人との正常なコミュニケーションが困難になったり、行動が人より遅くなったりして、いじめを更に誘発しただろう。

毎日、20~50カットと、大量の写真を撮影していた、少年。
そこには、「教師らしく優しく微笑む生島京子」が居た。
死に物狂いで凶器のナイフを隠し、最後は、生島の笑顔に向かって、飛び降りた。

実際には、生島も「周りにならって、無視をし続けた」のに。
悲惨な最期を遂げた後も、「メガネ一つ直されていない」のに・・・

彼は、こんな酷い環境に居ながらも、いや、こんな酷い環境だからこそ、生島に救いを見つけ、生島が人を刺したところを目撃までしながら、最後まで生島の存在にすがっていた・・その瞬間、彼女が笑顔であると、信じる程に。

有田少年を取り巻く環境の苛酷さと、そんな彼が、唯一すがっていた生島さえ、実は彼を無視していたという事実・・。
更には、有田少年が亡くなってからでさえ、有田少年を苛めていた椎木少年が、カバンを返して両親に謝るでもなく、有田少年が命がけで庇った生島も、そんな有田少年の死を傷むどころか、自分の犯罪の発覚を恐れるばかりであったこと・・・。

あまりにも、有田少年が哀れ過ぎて。

馬場栄一少年の最期も、哀しかったけれど。
今回の有田少年の悲惨さは、あまりにも残酷で・・・辛過ぎる。




今後、

レビュー2:教師達
レビュー3:薪さん
レビュー4:青木 その1
レビュー5:青木 その2
レビュー6:山本と第九メンバー達

と、今回のレビューは、全て人物に焦点を当てながら、書いて参りたいと思います。





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コメント

■ 痛ましいです。

おはようございます。かのん様。

少年たちは・・・余りにも痛ましいです。
こんな残酷なことって・・・と言葉に詰まります。

小学校という日常的な場所で起きた事件。
それが、いつものリアルな秘密の世界をより一層リアルに、そして身近に感じて怖いです。

一人の身勝手な、教師の手によって始まった事件。

馬場少年は、例え、地震で心の奥底の傷が開きかけても、男性教諭のあの惨たらしい遺体を見なければ・・・
あんなふうにはならなかったかも。

椎木少年は、捕まるかもしれない。と保身に走っていますが、生島の為にあんな犯罪すれすれの行為をするし。

有田少年は・・・余りにも悲しすぎて言葉がありません。
生島の為に、そして最後は彼女が自分に笑顔を向けてくれると思って・・・

とても辛く苦しくて。つい避けてしまいたくなります。

それを真正面から受け止めて考察するかのん様は、秘密という作品に対する姿勢が素晴らしいと思います!!

イジメる立場であった椎木少年には、
今回の事を、薪さんがあの写真を見せながら言ったことを、深く考えて、二度と同じことを繰り返さないでほしいです。

そしたら、薪さんがコスプレした甲斐があるというものですね♪・・・あれっ何か違いますよね(^_^;)

あの交番で椎木少年の相手をする役は、薪さんにしか出来なかったと思います!!!

椎木少年に対する言動といい、華麗な雰囲気といい・・・薪さん~~最適ですね(≧∇≦)

感想の続き、お待ちしております♪♪♪

■ 

○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございます!(^^)

> 少年たちは・・・余りにも痛ましいです。
> こんな残酷なことって・・・と言葉に詰まります。
> 小学校という日常的な場所で起きた事件。
> それが、いつものリアルな秘密の世界をより一層リアルに、そして身近に感じて怖いです。

おっしゃるとおりです。
清水先生が描かれる世界は、容赦なく残酷なことも多いですし、「秘密」はより、リアルな世界観がありますが、その中でも、小学校といった場、そこに集う子供達が描かれると、身近なだけに、胸が詰まるんですね・・・。

> 一人の身勝手な、教師の手によって始まった事件。

そうですね。
相手が絶命することを確認したわけではないことや、ナイフをそこに置き去りにしたことからも、突発的(ナイフを所持していたことから、刺す意図はあったのでしょうが)で、安易な殺人であったかもしれませんが。

> 馬場少年は、例え、地震で心の奥底の傷が開きかけても、男性教諭のあの惨たらしい遺体を見なければ・・・
> あんなふうにはならなかったかも。

そうなんですよね。
彼の傷口が、いつかは吹き出すものだったとしても、何か別の状況であったなら・・と、思わずにはいられません・・(つ;)

> 椎木少年は、捕まるかもしれない。と保身に走っていますが、生島の為にあんな犯罪すれすれの行為をするし。

そうですね。
薪さんも「肩代わり」とおっしゃってましたが、生島に翻弄されてしまったんですよね・・

> 有田少年は・・・余りにも悲しすぎて言葉がありません。
> 生島の為に、そして最後は彼女が自分に笑顔を向けてくれると思って・・・

これは、本当に辛かったですね・・
迷わずそこへ向かっていった彼が、痛ましくてなりません・・・

> とても辛く苦しくて。つい避けてしまいたくなります。
> それを真正面から受け止めて考察するかのん様は、秘密という作品に対する姿勢が素晴らしいと思います!!

えええ!?
いえいえ・・そんなことはございません・・・(汗)

「第一声」が、あれですから(苦笑)
あそこから始めると、その先が進まなくなりそうなので、まずは事件を見つめようと思っただけですので・・・。

> イジメる立場であった椎木少年には、
> 今回の事を、薪さんがあの写真を見せながら言ったことを、深く考えて、二度と同じことを繰り返さないでほしいです。

そうですね。
子供にとって、短絡的なイジメが「自分のせいで人が死んだのかも」という結果になったことは、大きな恐怖となってしまったようですが、そんな傷として抱え込んでいくのではなく・・・本来の意味で、自分の行動にきちんと向き合っていってくれたらと願います。

> そしたら、薪さんがコスプレした甲斐があるというものですね♪・・・あれっ何か違いますよね(^_^;)

アハハ☆☆☆
まさしくそうですね!

薪さんの言葉によって、生島も自分の行動を省みられるようになったようですし、椎木少年も、薪さんとの出会いが、いい方向に向かってくれたらいいですね!(しかも、薪さんのあのお姿を、あんな間近で見て、あんな急接近されて説教されるなんて!何て稀少な体験!←そこ?)

> あの交番で椎木少年の相手をする役は、薪さんにしか出来なかったと思います!!!

そうですね。
他のメンバーだったら・・・あ、レビュー、ちょっと脱線するかもしれません。
(あ、でも今日はもう書く時間が無い・・)

> 椎木少年に対する言動といい、華麗な雰囲気といい・・・薪さん~~最適ですね(≧∇≦)

「華麗」薪さんにピッタリのお言葉ですね!
美しさと厳しさと、同時にお茶目さも披露する、薪さんたら、最高です・・!!☆☆☆

> 感想の続き、お待ちしております♪♪♪

お言葉、とても励みになります♪
ありがとうございます!m(_ _)m

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