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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
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リンク 「レビュー1:子供達


「僕には あなたが それ程 子供達に慕われる いい教師には 見えないんです」
私も、そう思った。



メロディ12月号レビューで、私は書いた。

「この悲惨な現場を、教員が写真に収めたというのも、解せない感じもする」
「救急車が到着するまでの間に、他に出来ることも無く、学校長やその他関係者に後で状況説明をする為・・だったのかもしれないが」と。

でもそれは、「こういう状況下では、教員達はとても忙しい筈だし、精神的な面からも、この現場でカメラを持ち出す余裕が教員にあるとは思えない」という理由だったけれど。

薪さんがじっと見つめたこの写真には、やはり、深い意味があった。
それが、少年の生前の環境を物語るものだったとは。
そこまでは、私はとても思い至らなかった。

たった一枚の写真から、薪さんは、少年の置かれた環境を、察してしまう。
それが、どれ程に、悲惨なものであるか。

生島だけじゃない、子供達のことを気遣うようなことを言っていた年配の女性教師も、他の教師達も、誰一人・・亡くなった有田少年に駆け寄ろうとはしなかった・・・・。

そして薪さんの追及に、生島は目を伏せた。
それが、どれ程酷い仕打ちであるか、自分でも分かっていて。

子供というのは、大人の反応に敏感だ。
大人よりも分別があり、物事を分かっていることもあるが、やはりこの年頃はまだ、親や教師といった、周囲の大人達に、影響される部分も大きい。

有田少年をイジメる子供達に対して、教師達が、有田少年を庇う姿勢を見せたら、一部の子供達は、「先生にひいきされている、気に入らない」と、余計に有田少年をイジメたかもしれないが、大半の子供達は、有田少年に対する認識を改めたのではないか・・。

つまり、有田少年が、あんな環境に追い込まれたのは、教師達も、有田少年を避けていたからであり、そんな教師達の姿勢を見て、子供達も余計に、有田少年を疎外することを当然と、思うようになってしまったのではないだろうか。

有田少年が、何か余程教師達にとっても手を焼く生徒、問題のある生徒だったということなのかもしれないが・・これまでに出てきたのが、少年の目から見た世界ばかりで、他者から見た生前の彼の様子がほとんど描かれないだけに、その状況は、正確には分からない。

でも、たとえどんな生徒であれ、イジメを受けたり、教師にまで疎外される理由にはならない筈・・・この教師達の姿勢には、色々と疑問が残るばかり。

亡くなった出崎のクラスを、しばらく受け持つことになったと、生島は生徒に告げた。
「事件のことで、体を壊さないように」「いつでも先生のところにきて下さい」とも。
話しながら、じっと椎木少年のことを目に留め・・

その事件は、全て生島自身が引き起こした物なのに・・。
出崎のこと以外は、この時点では自分が原因だとは知らないとは言え、何と白々しいのかと、子供達に向けた笑顔さえ、空々しく思えた。

更にはネットの書き込みを見て怖れ、「あいつ 先生の事 好きだったよ」という椎木少年の言葉から、彼が有田少年のケータイを見たのだと思いつき、それを回収させるべく誘導する・・これが教師かと思うと、本当に呆れる・・。

椎木少年は、生島が笑顔で「約束ね」と言った言葉を守ろうと、悪いことだと知りながらも交番へと向かった。
もう関係ないと自分に言い聞かせた筈なのに。
あの笑顔は、自分を利用する為のものに過ぎないのに・・。

更には、ケータイを手にした椎木少年に、「すてて」とまで指示して・・何て身勝手なんだろう。
自分が彼からケータイを取り返して壊そうとするならまだしも、少年に、生徒に罪を肩代わりさせるなんて・・・。

そして、ケータイが壊れた様子を見て、自分がとっさに少年を利用したことに罪悪感を覚えるかと思いきや、その口元は、笑っていた。
薪さんに「いつまで子供達にあなたの罪を肩がわりさせ続けるんですか」と言われるまで、少年の様子を顧みさえ、しない・・・。

薪さんが、本気で怒るのも、無理は無い。

自分の罪を隠すことにばかり、夢中になった生島。
何て浅はかで・・・

と思っていたら、薪さんに掴みかかるわ、爪は立てるわ、いきなり口調は乱暴になるわ・・・

ぎゃーーーーーーーーーっ!!!!!!(怒怒怒怒怒)
薪さんに何をするーーーーーーーーーーっ!!!!!(錯乱)

薪さんが殴ってらしたけど、そんな程度では、この怒りは治まりませんっ!!!!
外道千堂同様、薪さんに手をかける者は、誰が許しても、私が許しませんっ!!!!!

ぜーはー
ぜーはー

・・・・・・・・・。
呼吸を整えて。

薪さんが生島を殴ったのは、掴みかかる生島を振り払う意味もあったのでしょうが、子供を利用する、あまりに酷いやり方に、目を覚ませと思ったのでしょうね。

出崎を刺したことも愚かだったけれど、その愚かさだけであれば、薪さんもここまで怒ることはなかった・・その後の生島の行動の、大人として、教師として、一人の人間として、そのあまりの身勝手さに、怒ったのだと思います。

でも同時に、そんな身勝手な生島に、それでも椎木少年が寄り添う姿を見て、薪さんは思ったのでしょう。

こんな教師に、酷い利用のされ方をしたにも関わらず、ここまで我が身を犠牲にして生島を助けようとした椎木少年、文字どおり命を懸けて生島を守ろうとした有田少年。
自分にはその理由は分からないけれど、生島は、確かに教師として生徒に慕われているのだと。

薪さんのケータイを握る手が震えていたのは、生島に対する、怒りと疑問が、せめぎ合っていたせいかもしれません。

有田少年のケータイに残されていたのは、優しい教師の姿だった。
本当は、その教師も、少年を無視していたというのに・・。

最後の瞬間まで、自分を信じていた有田少年の画を見て、「やめて」と叫んだ生島は、何を思ったのだろうか。

これまでの刑事ドラマだったら、「有田のケータイを見るなと泣き喚いた」ことは、犯人であるという証拠の代わりになり、あるいは、証拠にはならなくても、犯人は、警察の人間にそんな態度を見せたことで観念し、次のシーンでは、取調室で自白しているところだろう。

でも、薪さんは、生島を帰した。
犯人と断定する証拠は、一つも無いからと。

最初に青木が言っていたように、「状況証拠から、自供を引き出す」ことも出来た筈。
何より、ここで彼女を帰してしまうということは、ネットを使い、交番に張ってまで、犯人を誘い込もうとした目的が、果たせないことになる。

でも、私は思う。

薪さんは、思ったのだと。
椎木少年の姿を見て、有田少年のMRI画像を思って、この愚かな刺殺犯人は、椎木少年や、有田少年、そして彼らだけでなく、多くの子供達にとって、守りたい、信頼したい教師なのだと。

実際に生島の「本当の姿」が、「良い教師」なのかどうかは、問題ではない。
子供達が、この教師を信頼している、自分が犠牲になっても庇いたくなるような先生だと思っている、その思いに応えてくれと。

そう、薪さんは、願ったのだと思う。

生島の為というより、生島を必死に庇った子供達、生島を良い教師だと思い込んでいる子供達の為に、逮捕される前に、教師としての姿を子供達に見せてやってくれと。

命を懸けた有田少年の為に。
罪を背負おうとした椎木少年の為に。

このまま彼女が逮捕されたら、その犠牲がそれで、終わってしまうから。
それらの犠牲の全てを、どうか無駄にしないでくれと、薪さんは願い、彼女の「自分のことばかりを考える犯人の心」ではなく、わずかに残っているだけでもいい、「教師としての心」に賭けたのだと。

そして、浅はかで愚かな生島も、薪さんのそのメッセージを、受け止めることが出来たのだろう。

ただ・・・
怯える椎木少年を慰める為とは言え、「あんな顔しててアクマよっ」なんて言うな!
人を殺めておいて、薪さんのお顔を傷付けておいて(またも怒りがふつふつと・・)そんなことを言える立場にあるのかっ!!!!

・・まあ、ここは、笑うべきところなのでしょうけどね。

薪さんに与えられた時間で、生島は、生徒達に事件の説明をするという行動に出た。
信頼する教師が殺人犯であったと、子供達の衝撃が大きいことに変わりはないだろうが、生島がいきなり逮捕されて去るよりも、子供達の傷は浅く済んだに違いない。

それは、薪さんの、子供達に対する、犠牲になった少年達に対する、深い思いやりのお陰であるとは、ほとんどの人が、知らないままに。





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コメント

■ そうですね。

こんばんは。かのん様。

薪さんは、いつも人間の良心を信じていると思います。

今回は身勝手な事件の犯人である生島の「教師としての心」
を薪さんは信じたのですね。

読者から見ると自己中心的で浅はかな女性でしかないと思います。

実際、私も生島先生の、自分の事件の証拠を隠匿するための道具として子供を見ているその態度に腹が立ち、同時に恐ろしさを感じました。

挙げ句の果てに、証拠から罪が露見しそうになったら・・・
薪さんの顔に爪を立てるという狂暴な振る舞い!!!
きぃぃぃ~私も絶対に許せません(-_-#)

でも、彼女は有田少年や椎木少年に慕われ、他の子供たちにも人気があるようです。

かのん様のおっしゃるとおり、
薪さんは、生島のためでなく生島を慕っているそんな子供たちのために生島の教師としての心に掛けたのでしょうね。

自分を慕っている子供たちに、本当の姿を、犯した事件の説明をする。

そして、逮捕されるのではなく、彼女が自ら警察に出頭する。

子供たちにとって、とても衝撃的でしょうが・・・

私は、外道大臣の時も彼の父親としての愛情に掛けていたのだと思っています。
事実に関わりなく
「あれは私の娘だ。」という言葉を信じていたのでは・・・

薪さんはいつも人の心の奥底を信じているのですよね!!
とても優しい人です☆

今回は、その面で、最後に救いのある事件でした。

青木も事件の最後まで一緒にいましたし♪
だって、あれだけ薪さんと一緒に居たがっていたのですから・・・
ふんふん。
だんだん何が大切か気が付いてきたかな(≧∇≦)
よしよし!青木頑張れ~(^▽^)/

あれ・・・生島の話から(薪さんの話・・・???)だんだんズレていますね(^_^;)

失礼しました~

■ 

○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまい、申し訳ございませんm(_ _)m

> 薪さんは、いつも人間の良心を信じていると思います。
> 今回は身勝手な事件の犯人である生島の「教師としての心」
> を薪さんは信じたのですね。

そうそう。そうなんですよね。
「レビュー3」で、そういうことを書きたかったので、たつままさんと、思いは同じだと思いました(^^)

> 読者から見ると自己中心的で浅はかな女性でしかないと思います。
> 実際、私も生島先生の、自分の事件の証拠を隠匿するための道具として子供を見ているその態度に腹が立ち、同時に恐ろしさを感じました。

自己中心的、そうですね。
犯罪を犯したことで、正常ではなかったとも言えますが、それにしても、あまりにも勝手だと思いました。

> 挙げ句の果てに、証拠から罪が露見しそうになったら・・・
> 薪さんの顔に爪を立てるという狂暴な振る舞い!!!
> きぃぃぃ~私も絶対に許せません(-_-#)

本当に、そのとおりです!!!!!
この部分を思うと、怒りがたぎって参ります・・・許せないっ!!!!

> でも、彼女は有田少年や椎木少年に慕われ、他の子供たちにも人気があるようです。
> かのん様のおっしゃるとおり、
> 薪さんは、生島のためでなく生島を慕っているそんな子供たちのために生島の教師としての心に掛けたのでしょうね。

共感していただき、ありがたく思います。
愚かな犯人でも、そんな人間を慕う人間が居る・・そのことを、薪さんは大切に捉えたのだと思いました。

薪さん・・優し過ぎます・・・。

> 自分を慕っている子供たちに、本当の姿を、犯した事件の説明をする。
> そして、逮捕されるのではなく、彼女が自ら警察に出頭する。
> 子供たちにとって、とても衝撃的でしょうが・・・

そうですね。
衝撃でしょうね・・・。
でも、生島が、いきなり逮捕されているよりも、教師らしい姿を子供達に見せることが出来て、その衝撃は、まだ小さく済んだのではと思います。

> 私は、外道大臣の時も彼の父親としての愛情に掛けていたのだと思っています。
> 事実に関わりなく
> 「あれは私の娘だ。」という言葉を信じていたのでは・・・

あっ・・
そうそう、あの時のメロディレビューで言い残したことを、まとめようと思っているうちに月日が過ぎてしまい・・
7巻のコミックレビューとして、改めて書こうと思っているのですが、これも、いつのことになるやら・・・(><)

そうなんですよね。
あの時、自分のレビューを書き上げた後に、「薪さんて酷い」説が浮上しているのを知って、そんなことないっ!・・と思ったのです。
いつか、ちゃんとこの思いを書き上げたいですね。

> 薪さんはいつも人の心の奥底を信じているのですよね!!
> とても優しい人です☆

そう思います。
限りなく優しい、本当の意味で、優しい方だと思います。
でもその優しさが、ご自身を傷付ける形になるのではないかと・・心配にもなります(><)

> 今回は、その面で、最後に救いのある事件でした。

事件そのものは、不倫のもつれによる刺殺という、安易にも思えるものでしたが、巡り巡って、更に二つの悲劇を引き起こし、少年達の思いが交錯し、最終的には救いがあった・・・結果的に、中身の濃いお話だったと思います。

> 青木も事件の最後まで一緒にいましたし♪
> だって、あれだけ薪さんと一緒に居たがっていたのですから・・・
> ふんふん。
> だんだん何が大切か気が付いてきたかな(≧∇≦)
> よしよし!青木頑張れ~(^▽^)/

青木については、また次レビューで語ります!
(薪さんレビューで力を出し切ってしまったので、少し遅れると思いますが・・)

本当に、青木には、色々な意味で、頑張ってほしいですね!(^^)

> あれ・・・生島の話から(薪さんの話・・・???)だんだんズレていますね(^_^;)
> 失礼しました~

いえいえ、誰の話をしていても、結局は薪さんに行き着いてしまうのは、私も同じですから(笑)

こうやって、コメント欄で語り合えることが、とても楽しいです。
ありがとうございました。

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