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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
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リンク 「レビュー1:子供達
     「レビュー2:教師達
     「レビュー3:薪さん


もうずっと以前から。
「青木は、生き別れの弟かもしれない」と、清水先生やファンの方には申し訳ない、図々しいことを言ってきた。

それ位、青木には、気持ちが重なってしまうのだ。



コミック3巻までは。
私は、完全に青木に同化して、薪さんを見ていた。
青木と共に、薪さんに惹かれ、敬服し、そして・・薪さんの傍に付いていたいと思った。

4巻では、雪子に惹かれる青木を見て、それまでとの雰囲気の違いは感じたものの、やはり青木の側に立ち、青木を応援したいと思った。

それが、4巻の特別編で、初めて薪さん視点に立って、その想いに驚愕し、これまでの軌跡の全てを、見つめ直すことになった。
そして、この時から、私の視点が変わった。

5巻に至っては、私の視点は青木とは別の物になり、完全に、第三者の目線で、一読者として、その展開を見守っていた。

そして、6巻収録の「Copy Cat」で、思い悩む青木を見て、今後の展開の変化を予感し、期待した。
ところが、7巻収録の「秘密2009」の冒頭、メロディ2009年2月号で、予想外の、青木と雪子の婚約という展開に、打ちのめされてしまい、もう、青木という人間を理解することは、出来ないと思った。

でも・・・
実は、この「2009」が、青木の「精神的帰還」を、私にもたらしてくれたのだった。

雪子との婚約という事実がありながらも、「2009」での青木は、薪さんを見つめ、薪さんに想いをぶつけ、薪さんを助けたいと願う・・先に進むにつれ、そんな青木の姿が見られ、私は、4巻までの、本来の青木が、帰ってきたと感じた。

そして。
5巻以降、青木から離れていた私の気持ちが、また、いつの間にか、青木に同化していた。
それを私は、今号のメロディで、実感することになった。

青木は、薪さんに頭を下げていた。
この状況では、謝るしか無かったのだろう。
激しく叱責されるのも、覚悟の上だったと思う。

ところが・・薪さんは、そんなことは、しなかった。
冷静に、青木の失態を並べ、問題点を突き付け、相手に知らしめた。

そして。

「帰っていい」
「ジャマだから 帰れ」

ただ、そう言った。

「この馬鹿!」と、怒鳴りつける。
書類を投げ付ける。
冷たく嫌味を言い放つ。

これまでのように、薪さんがそんなことをしてきても、青木は受け止められたと思う。
自分が悪いのだからと、当然のごとく。

そして私も。
もし、そんな展開だったら、明るく受け止められたと思う。
そんな薪さんに愛情すら感じ、青木、頑張れ負けるなと、笑えたと思う。

でも、薪さんは、そんなことは、何一つ、しなかった。
ただ、青木を突き放すだけ。

そんな薪さんが、自分よりも出来る部下、信頼する部下である岡部さんや今井さんを従えて、去っていく。
その背中を見る、青木の気持ちに同化して、私は、辛くてたまらなかった。
今も、レビューを書く為にこのシーンを見返すと、ズキズキと胸が痛む程。

これまで、「薪さんのことは好きだけれど、実際に自分の上司だったら、あの厳しさには、とても付いていけない」という感想を目にする度に、私は、そんなことは無いと思った。
叱り飛ばされても、嫌味を言われても、そんなこと、ちっとも気にならない。
そんな薪さんの厳しさに付いていきたい、その愛情に応えたいと願ってきた。

けれど、今回の薪さんの「突き放す」という厳しさには、心底、こたえた。
それはきっと、青木の言っていた「本気で怒らせたら たとえ部下でも 怒鳴ってもくれなくなる」ことが、分かったから。
それだけ、薪さんを失望させた、自分が不甲斐無い、情けないと、分かっているから。

男性が、言われて一番傷付くのは、容姿や性格に関することではなく、「役立たず」という言葉だと聞く。
何故、そんな言葉に傷付くのか、これまでは、サッパリ分からなかったけれど。

今回、メロディを読んで、このシーンを見て、その気持ちが、初めて分かった。
自分が「役に立たない人間だ」と実感させられることが、どれだけ落ち込むことか・・リアルな人生では一度も経験したことのなかったこの気持ちを、青木に同化することで、生まれて初めて、体験することになった・・・。

青木はもう、山本を励ますなんて、余裕も残っていない。
ただただ、自分の不甲斐無さに、落ち込むしかない。

・・・そして青木は、ただ、自分の情けなさに落ち込むだけではなく、
「そばにも寄らせてもらえない 一緒に捜査させてもらえない 薪さんといられなくなる」
ことに、ダメージを受けていた。
薪さんの後ろ姿を、思い浮かべながら。

青木・・君は。
そんなに、そんなにも、薪さんのそばに居たいの?
捜査の輪の中から外れることが、薪さんのそばに居られないことが、苦しいの?

今の青木は、自分の価値を、何で測っているのだろう。

子供の頃は、人より、勉強や運動が出来るとか、女の子にモテるとか、そんなことだっただろうか。
そのことで、親や先生に褒められること、友人から賞賛を浴びることが、自己評価に繋がっていたのだろうか。

やがては、成績を上げ、東大に入り、そして、エリート中のエリートが在籍する、第九に配属された。
そういったことが、青木に自信をもたらしていたのかもしれない。

けれど、その後は?
今は、どうなのだろう。

例えば、捜査の中で、犯人を特定出来たり、続く殺人を防ぐことが出来たり、そういったことが、やりがいになり、自信にも繋がってきただろう。
でも、それ以上に、今の青木は、薪さんの評価が、そのまま、自己評価に、繋がっている気がした。

薪さんの役に立てば、嬉しい。
薪さんに褒められれば、自信が付く。

捜査官として仕事をやり遂げることは、薪さんの役に立つことであり、薪さんのそばに居られること。
薪さんのそばに居て、共に捜査出来ること、そのこと自体が、今の青木の報酬、努力の見返りであるように、思えた。

今の青木を見ていると、「捜査官として、世の中の役に立ちたい」とか、「自分自身の出世の為に、努力しよう」とか、そんな、社会人として、働く一人の男としての願望が、見当たらない。
もちろん、持ち前の正義感で、人の役に立てば喜び、給与を手にすれば、嬉しいだろうとも思う。

でも、それ以上に、何よりも。
青木の今の報酬は、薪さんであるように、見える。

薪さんのそばに居て、薪さんの命に従い、薪さんの役に立ち、薪さんに褒められること、そのこと自体に、喜びを見出しているように、見える。

・・・犬だ。
うちの愛犬と同じ。

自分自身では、自分の価値を見つけられない。
リーダー(飼い主)の評価が自己評価となる。
だから、リーダーに見捨てられると、どうしていいか分からず、迷ってしまう。

忠実な犬は、確かにそれだけで、価値があるけれど。
命令を下す人が居ないと、生きていけないという、弱点もある。

・・青木。
君は、まだまだ、独り立ちは出来ない。
青木を見ていて、そう、思った。

どっぷりと落ち込んだ、青木だけれど。
やはり青木は、それでは、終わらなかった。
本来の第九の仕事である、MRI画像を繰り返し見るだけでは、解決出来ないと悟り、他に突破口を見つけた。

何とも青木らしい。
「お前にしては ずい分 いやらしい方法」と、薪さんは言ったけれど。
私は、青木らしいと思った。
こんなこと、青木しか思いつかないのではと。

そして、思い立つと、即座に行動に移すのも青木。
逡巡している暇は無い。
ぐずぐずしていたら、薪さんに置いて行かれてしまう。

そして青木は走って行った。
薪さんのもとへ。
無我夢中で。

そしてもらった、薪さんの言葉。
微笑みと共に。

「いそがなくて いい」
「待ってるから」

青木、良かったね・・。
ホッとして、私が泣きそうになっていた。

そして思った。
青木に対して「まだまだ、独り立ちは無理だ」と思うのは、薪さんも同じだと。

そして、そんな青木を、薪さんは「待っている」のだと。



※長くなってしまったので、更にレビュー5でも、青木語りを続けます。





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コメント

■ でっかいワンコ

こんにちは。あずきと申します。
はじめてコメントを書き込みさせていただきます。
犬…まさしくその通りですね(^_^;)。
青木君にとっては、薪さんと一緒に同じ場所にいれて、部下として認めてもらって事件にかかわる事が、男として「仕事ができる事」の証明であり、一種のステータスというか、無上の喜びなのかも知れないですね…。
「どんだけ薪さんが好きなの、青木」と、思わずツッコミを入れたくなるくらい、今の青木君の価値観は「薪さん」を基準にしているような気がします。
いつもそんなに薪さん中心の考え方をしているんだから、そろそろ青木君は自分の心の奥底にある気持ちに気付いて欲しいなぁと思うのは、私だけでしょうか?

■ 

○あずきさま

いらっしゃいませ。
コメントありがとうございます!(^^)

>でっかいワンコ

タイトルにウケました(≧▽≦)
夜子さんのサイトのアンケートで、「青木が動物だったら」という質問に、ゴールデンレトリバーを筆頭に、大型犬ばかりが並んでいたのを、思い出しました(^^;)
岡部さんも「薪さんの投げるボールをシッポ振って取って来るお前」とか言ってましたよね。
(パソの画面だと、タイトルが見えない設定ですみません。テンプレをカスタマイズすれば見えるのでしょうが、機械音痴でそれも出来ず・・。管理画面やケータイ画面からは拝見しておりますので)

>犬…まさしくその通りですね(^_^;)。

青木はお姉さんが居る末っ子のようですが、末っ子って、元々そういうところありますけどね。
親や兄姉の指示下で要領良く動いて褒められてなんぼ・・みたいな。
だから先生や先輩にも可愛がられるし。

>青木君にとっては、薪さんと一緒に同じ場所にいれて、部下として認めてもらって事件にかかわる事が、男として「仕事ができる事」の証明であり、一種のステータスというか、無上の喜びなのかも知れないですね…。
>「どんだけ薪さんが好きなの、青木」と、思わずツッコミを入れたくなるくらい、今の青木君の価値観は「薪さん」を基準にしているような気がします。

そうそう、そうなんですよね。
私の言いたかったことを、言葉を足して補っていただきました!

まあ、青木に限らず、第九メンバーは、多かれ少なかれ、薪さんの評価には、多大な影響を受けているとは思うのですが。
薪さんは、自身も有能だし、部下に対して、思ってもいないお世辞は言わないし、仕事の評価には厳しい。
でもだからこそ、そんな薪さんに認められることは、紛れもなく自分の力がそれだけ発揮されたのだと、自分の自信、自己評価に繋がると思います。

それにしても、その中でも特に青木は、薪さんが基準になり過ぎている気がします。

>いつもそんなに薪さん中心の考え方をしているんだから、そろそろ青木君は自分の心の奥底にある気持ちに気付いて欲しいなぁと思うのは、私だけでしょうか?

いえいえいえ。あずきさんだけではありません。
私なんて、百万年前から「気付け、青木!」と、叫んでおりますから(笑)

個人的には、「2001」のラストの段階で、薪さんと青木の間には、既に強い絆が出来ていたと思っているんです。
そして、そこから今日に至るまでに、その絆が、強く太い物に、育っていると。
でも、薪さんはともかく、青木の方が、薪さんを特別な想いで見ているのかどうかは、正直言って、半信半疑でした。
それが、「2009」での青木の様子を見て、青木の中にも、薪さんに対する強い想いが確実に存在していると、遂に確信して、あとは、青木自身が、その想いが一体何であるのか気付くだけだと、そう私は、思うようになりました。

ついつい語ってしまいまして、申し訳ございませんm(_ _)m

こちらに失礼致しますが、先日は、あずきさんのところに残したコメに、丁寧にレスを下さいまして、ありがとうございました。
当ブログをご訪問いただいてたとのこと、とても嬉しく、ありがたく思います。
こんな拙いブログに、身に余る優しいお言葉をいただいて・・(つ;)
どうもありがとうございました。

あずきさんは、以前にも書かれていたのですね。
どうりで、語彙が豊富でいらっしゃるのですね。

私は、「秘密」のファンになって、1年半前にブログを開設してから、初めて創作をするようになりまして・・当時は「二次創作」というジャンルがあることも知らず、何も分からないままに、思い浮かぶ物を書き綴っているうちに、ここまで来てしまいました。
なので、書き慣れてらっしゃる方が見たら、余計に拙さが目に付くと思います・・(汗)

それにも関わらず、お時間を割いて読んでいただき、申し訳ない思いです。
もったいない感想までいただいて・・本当に、どうもありがとうございましたm(_ _)m

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