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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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メロディ 2010年 6月号 「秘密-トップ・シークレット-2010 最後の晩餐 The Last Supper プロローグ」

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最初の叫び
レビュー1:『ラスト』という言葉について、考えてみる
レビュー2:前号の事件と、現在の事件


レビュー3:過去の事件と、薪さん


その事実に、私は、戦慄を覚えた。
第九の情報に、浸入を試みたパスワードが、旧メンバー時代の物であったということに・・・


その事実を知って、薪さんの瞳も、大きく見開かれていた。
現在の事件を追っていた薪さんの、そして、薪さん達と、この時代を共に見ていた読者の私も、心が、一気に、過去のあの事件に、引き戻された。

「秘密2001」の事件が過ぎ去って以来、その陰をちらつかせることはあっても、決して、ハッキリと表には姿を現さなかった、貝沼の面影が、再び、薪さんの目の前に、よみがえる。

旧メンバー達の写真。
貝沼の顔。
犠牲になった少年達の姿。
そして、鈴木さんの・・・・・

次々と現れるその画に、薪さんの心の奥底に眠っていた傷が、決して消えることなく巣食っている悪夢が、目の前に吹き出すのを、感じる。
苦しい、苦しい・・・・・・


  亡霊が
  僕の心臓を握り潰そうとする
  繰り返し
  繰り返し
  繰り返し



尖った爪で、握り潰される、薪さんの心臓。
それ程の、悪夢。

それでも薪さんは。
確かめに行こうとした。
自分を除いた、たった一人の生き残り、旧パスワードを使っていた、捜査員の姿を。
かつての、部下を・・・

車を爆破され、命を狙われた、薪さん。
それなのに、薪さんは、言う。

「簡単な事だ」と。
微笑んで。

自分を、薪さんという一人の人間ではなく、脳に機密情報を抱える、「データ」「物」といった対象で見ている多数の人間が居ること。
自分がそんな、無機物のように扱われることを、まるで、嬉々として語る薪さんが、痛々しい。

そう、ずっと薪さんは、そうだった。
自嘲する。
多くの人間にとって、自分は「データ」という存在であることを。

こんなにも、熱い心を持って、優しさを持って、必死に捜査に当たっている薪さんを。
「人間」とみなしていない人達が居ることを。
当然のことのように、笑って・・・・

薪さん、あなたを、あなたとして、大切に思う人達も、周囲に居ることを、分かって。

そして薪さんは、点滴の針を抜いた。
自ら針を引き抜けば、そこから血が流れ出る。

自ら動けば、彼らの「挨拶」に、臆せず挑めば、きっと、自らの血が流れる。
過去の亡霊によって、自分の心臓が握り潰される。

けれどまるで、薪さんのその表情は、それを、歓迎するかのように。

薪さん、嫌だよ。
もうイヤ。

あなたが苦しむ姿を、もう見たくない。

お願い。
誰か、薪さんを守って。

薪さんは、強い人。
それは分かってる。
第九の全ての責任を負い、自分自身のことは、自分で受け止めてきた。
強そうでモロく、でも、そのモロさをも凌駕する、本当の強さのある人だと、思う。

でもきっと。
その強さは、自分の痛みを、かえりみることが無いから。
自分の血が吹き出しても、心臓を潰されても、構わない。
その覚悟の上での、強さだと思う。

自分を守ろうとする強さと。
自分はどうなっても構わないという強さは、違う。

特に、貝沼や、鈴木さん、失った部下達・・彼らが絡んだことになったら、薪さんは、自らの心も体も、守ろうなんて考えは、浮かばない筈。

薪さんの、その強さの中にある危うさを、どうか、誰か、支えてほしい。
そうじゃないと、きっと。

薪さんは、どこかに行ってしまう・・・・・・・

「もう少し、容態が好転してから」とのことだけれど、既に3年も、時が立っている。
3年間も、容態が好転することなく、面会謝絶のまま閉鎖病棟に入院している。
それが、どれ程の重病であるのかを、うかがわせる。

他の捜査員は、皆、命を絶っているのだから。
滝沢という人間も、そのほんの手前、ギリギリの所まで行ったのだろう。
貝沼の狂気が、どれ程の物であったのか・・・改めて、背筋が寒くなる。

中の様子を覗けば、それは、想像以上に悲惨な実態。
手も足も、拘束されたまま。

3年立ってもなお、拘束を外されたら、自ら命を絶とうとしてしまうのだろうか・・・

貝沼の悪夢は、一体どこまで続くのだろう。
死してなお、捜査員達の精神を破壊し。
少年院の子供達の命を奪い。

全ては終わったかのように見せて・・まだまだ、その影響力によって、苦しみ続ける人達が居る。

何より、薪さんにとって。
決して終わることの無い、果てしない、苦海。

しかもそれが、貝沼との出会いから始まっているのだと。
全ては、自分があの時、貝沼を見逃した為だと。

大勢の犠牲の源が、自分にあるという罪悪感。
自分自身が人に傷付けられるよりも、どれ程に、苦しいものであるか。

だから薪さんは。
自分を守らない。
過去の、あの事件に関わることであれば、全てを投げ打ち、立ち向かうだろう。

迷うことなく。

だから恐い。
だから・・・誰かに、守ってほしい。

お願いだから・・・・・・・・・

パスワードの「Papyrus パピルス」とは、古代エジプトで使用された紙。
その主たる使用目的は、冥福を祈って、死者と共に埋葬された巻き物、「死者の書」であったという・・・。





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コメント

■ ・・・(T_T)

おはようございます。かのん様。

自分はどうなっても構わない強さ。

というかのん様の言葉に衝撃を受けました。
そして、そのことの恐ろしさに戦きました。
薪さんは強い。
あの貝沼の亡霊にも立ち向かう。
青ざめながらも、口元に笑いを浮かべていましたね。

むざむざと過去の亡霊にやられてたまるか。
という気概を持って戦うなら、そこに第九メンバーがいるなら。
大丈夫!!と思っていました。

しかし、
自分を顧みない強さということは
自分の命を、犯人を捕らえるためなら構わないということに・・・(T_T)

今、薪さんが、守りたいものと言ったら、

「もう誰も第九から殉職者を出さない。」

そのことだけなのでしょうか。

ふえ~ん。
薪さん!
一番大切なのはあなた自身です!!!
あなたは、ただのデータじゃない。
血も肉もそして心もあるみんなの、青木や岡部の大切な『薪さん』なのに!!!

たつままは
薪さんの強さと、岡部や青木の存在で大丈夫!と自分に信じ込ませていました。

でも・・・
馬鹿ですね。
今頃気が付くなんて。

薪さんは、貝沼を見逃さなければ、と後悔していましたよね。
薪さんのせいではないのに強い罪悪感を持ってしまって

でも、薪さん自身がそう思わずに、贖罪の意識だけを持ち続けているならば
自分の命を顧みるわけがないですよね。

それよりも、自分の手で片を付ける、とか
今の第九メンバーを巻き込みたくない、とか
で、青木や岡部を遠ざけてしまって・・・(T_T)(T_T)(T_T)

でも、それこそが、『パピルス』を利用した犯人の目的かもしれません。

薪さん、あなたは一人じゃない。
と必死に薪さんに語り掛けたいたつままです!!!

もし、過去の亡霊だったら、貝沼の影響だったら・・・

いろいろと恐ろしいことが頭から離れません(∋_∈)

■ 承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

■ たつままさま

○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございます!

レスが遅れまくりまして、申し訳ございませんっ!(><)

週末ちょっと出かけておりまして、帰宅したら娘が高熱を出し(←お約束)、今日、やっと登校していき、パソにゆっくり向かう時間を取ることが叶いました。
本当にすみませんでしたm(_ _)m

> 自分はどうなっても構わない強さ。
> というかのん様の言葉に衝撃を受けました。
> そして、そのことの恐ろしさに戦きました。

衝撃を与えてしまい、すみません~(><)
これは私の勝手な解釈ですので、本当のところは、違うかもしれませんので。

> 薪さんは強い。
> あの貝沼の亡霊にも立ち向かう。
> 青ざめながらも、口元に笑いを浮かべていましたね。
> むざむざと過去の亡霊にやられてたまるか。
> という気概を持って戦うなら、そこに第九メンバーがいるなら。
> 大丈夫!!と思っていました。

きっと、そう解釈する方が、多いと思います。
薪さんは、負けずに、亡霊に立ち向かうと。

でも、私はどうしても、そんな薪さんに危うさを見てしまって。
あの蒼ざめながら微笑む薪さんのコマを見た瞬間、胸が痛くてたまらなくなってしまったのです・・・(TT)

> しかし、
> 自分を顧みない強さということは
> 自分の命を、犯人を捕らえるためなら構わないということに・・・(T_T)

「2001」で、薪さんが青木に「今度僕を殺したい時には、ここを狙ってくれ」と言った時から、なんて自虐的な人なのだろうと、痛々しさを感じました。

> 今、薪さんが、守りたいものと言ったら、
> 「もう誰も第九から殉職者を出さない。」
> そのことだけなのでしょうか。

そうですね・・部下を失ってきた薪さんにしてみれば、今の部下達は、何よりも守りたい存在でしょうね。

あとは、あまり考えたくありませんが、自分が鈴木さんを葬ったことで不幸にした、鈴木さんの家族や元恋人の未来。

そして、鈴木さんが話していた、「第九の理想」。

守りたいのは、そういったものかもしれません。

少なくとも、自らを守りたいとは、思っていないですよね・・・

> ふえ~ん。
> 薪さん!
> 一番大切なのはあなた自身です!!!
> あなたは、ただのデータじゃない。
> 血も肉もそして心もあるみんなの、青木や岡部の大切な『薪さん』なのに!!!

私の解釈に、同調してくださって、ありがとうございます(;;)

そうなんですよね。
次レビューでも書きましたが、本当は、皆、薪さんを思い、傍で見守っているのに。
誰よりも何よりも、薪さんには、薪さん自身を大切にしてほしいのに。

> たつままは
> 薪さんの強さと、岡部や青木の存在で大丈夫!と自分に信じ込ませていました。

大丈夫!大丈夫、それでいいんです!
私のネガティブな思考なんて、どうか読み流して下さいませ(><)

> でも・・・
> 馬鹿ですね。
> 今頃気が付くなんて。
> 薪さんは、貝沼を見逃さなければ、と後悔していましたよね。
> 薪さんのせいではないのに強い罪悪感を持ってしまって
> でも、薪さん自身がそう思わずに、贖罪の意識だけを持ち続けているならば
> 自分の命を顧みるわけがないですよね。

薪さんはきっと、鈴木さんを自らの手で葬ったその日から、自分を大切にするなんてことは、放棄してしまったんですよね。
自分自身を全く顧みない・・だから、その強さの中に、絶えず危うさが付きまとうのだと思います。

> それよりも、自分の手で片を付ける、とか
> 今の第九メンバーを巻き込みたくない、とか
> で、青木や岡部を遠ざけてしまって・・・(T_T)(T_T)(T_T)

薪さんは、室長という立場もあり、これまで、一人で抱え込むことが、あまりにも多かった。
部下には、部下として、第九メンバーとして成すべきことをするよう、厳しく指導してきたけれど、ある意味、それ以上は要求してこなかった。
自分自身が、責任者として成すべきことは、部下に降ろすようなことはせず、全て自分で引き受けてきた人だと思います。

今回のことに関しても、自分で引き受けることを、当然と思ってる(TT)

> でも、それこそが、『パピルス』を利用した犯人の目的かもしれません。

薪さんが一人になることを(心理的にも、物理的にも)、狙っているとしたら、とても怖いですよね。

けれど、岡部さんも青木も、薪さんが一人で物事に立ち向かう態度を、はがゆく思ってるんですよね。
そこが救いです。
彼らに(特に青木!)、もっともっと、踏み込んでほしいと思います。

> 薪さん、あなたは一人じゃない。
> と必死に薪さんに語り掛けたいたつままです!!!

そうですね。
自分を大切にしてほしい・・今の薪さんには、月並みなセリフにしか聞こえないかもしれませんが・・。

> もし、過去の亡霊だったら、貝沼の影響だったら・・・
> いろいろと恐ろしいことが頭から離れません(∋_∈)

いつも予想外の展開を見せてくれる清水先生ですから。

きっときっと。
今回も、いい意味で、予想を裏切ってくれるに違いありません・・!

お互いそう信じて、次号までの日々を乗り切りましょう・・!

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