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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

リンクは嬉しいので、ご自由にどうぞ♪


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メロディ 2010年 8月号 「秘密-トップ・シークレット-2010 最後の晩餐 The Last Supper」

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最初の叫び
レビュー1:付録とカラー絵
レビュー2:過去の事件と、薪さん
レビュー3:現在の事件と、人影
レビュー4:薪さんの想い、青木の想い、二人の未来


レビュー5:鈴木さん、という人



青木は、言った。
「でも 鈴木さんも見た」と。

薪さんが「たった一人で」捜査に当たった筈のあの事件を。
その脳を。

「・・・ご存知でしょう」
そう青木が言ったのは、鈴木さんが、薪さんにそれを告白した画が、あったからだろうか。
それとも、薪さんも知っている筈だと、当て推量で言ったことだろうか。

「何の話だ・・・」
と、薪さんは言ったけれど。
それは、青木に対して、話を終わらせようとしたからか、それとも、本当に、鈴木さんがその画を見たことを、知らなかったのか。

青木は、薪さんを思うが故に、踏み込んでいく。

・・・鈴木さんも、そうだった。

皆が口を閉ざし、あえて知らないフリをする中で。
鈴木さんは、その、極秘扱いの、脳を見たのだ。
薪さんの言う、「自分の家ですら眠れない恐怖」をも辞せず。

ああ・・鈴木さん。
あなたはやっぱり、私が、思い描いていたとおりの人。

自分よりも、自分の恋人や家族よりも、誰よりも、何よりも、薪さんを想っていた。
どこまでも、どこまでも、薪さんを守りたかった。

ファイルを手にする薪さんを、後ろから覗き込む鈴木さんは。

その手が薪さんの両側の手すりに伸ばされ、まるで、薪さんを背後から守ろうとするかのように、見える。
たとえ、鈴木さん自身に、その時、そんな意識が無かったとしても。
まるで無意識のうちに、自然と薪さんの周囲を、その手で取り囲んでいるかのような。

「そんな単純な事じゃない あいつの脳は見せない もう誰にも・・・・!!」
蒼ざめ、首を振りながら、そう叫ぶ薪さん。
この事件の中には、一体、何が詰まっているのだろう。
そして、鈴木さんもこの秘密を共有したことで、過去に何か・・あったのだろうか。

「オレも見てるんです」
「もう充分まき込まれてます!」

そう言い募る青木に、口を開け、目を見開き、眉根を寄せて・・悲痛な表情を見せる薪さん。

もしかすると、過去に、鈴木さんも言ったのだろうか。
この事件の脳を、自分も見たのだと。

「おまえはこの事件に首を突っ込むな!おまえは関係ない!」
と言う薪さんに。

「薪、オレもあの脳を見たんだ。もう巻き込まれているんだ」
・・・と。

薪さん一人を危険に晒したくない一心で。
全ての危険を承知の上で。
鈴木さんは、自ら、巻き込まれていったのだろうか。

そんな覚悟の上で。
そんな決意の中で。

それでも、薪さんが歩み寄ると、そんな厳しさをおくびにも出さず、「薪」と、いつも微笑みながら、その名を口にしていたのだろうか・・・。

薪さんの中で、青木は、鈴木さんと重なる。
でも、薪さんは、青木を、鈴木さんの二の舞にしたくないのだろう。
青木の真っ直ぐさが、自分に対する想いの強さが、青木の死を早めることを、薪さんは何より恐れている。

その瞬間、薪さんの切ない表情が、その瞳が、自分ではなく、自分を通して、鈴木さんを見ていると、気付いた青木。

それが、外見の雰囲気に過ぎなければ、薪さんだって、あんな顔はしない。
青木の想いが、その言動が、かつての親友に、あまりにも似ていたから。

岡部さんが、薪さんに対して、大丈夫ですかと声を掛けたのは。
薪さんが、平静な顔で仕事をこなしながら、実は激しく動揺していることを、察したから。

その動揺が、「青木によって、鈴木さんとの過去を掘り起こされ、胸がえぐられたこと」であると、岡部さんは、薪さんと青木のやりとりを見て、感じたのだろうか。
薪さんが、以前、鈴木さんの幻覚を見て、自傷行為をしてきたことを、岡部さんは、目の当たりにしているだけに。

でもそれが、薪さんにとって、一番の弱みであることも知っているから、薪さんの反応に、余計なことを言ったと気に掛ける。
実際には、薪さんのその表情は、背後の人影に向けられたものであるのだけれど。

鈴木さんの姿が、あの、銃弾に倒れたものではなく、生前の様子が、繰り返し、そしてこんなに大きく出たのは、もしかして、「2001」以来ではないだろうか。

私は、少し期待をしてしまう。
現在の事件を、あのバスルームの遺体を、前号から引っ張りに引っ張って。
読者に、衝撃や疑問を投げかけておいて。

ここでいきなり、過去編に飛ぶことも、あるのではないかと。
それは、単なる私の願望で、何の根拠も無いのだけれど。

これまでで、鈴木さんの、在りし日の姿が垣間見えたのは。
「2001」と、「Copy Cat」位のものだった。

更には、「Copy Cat」では、鈴木さんの目を通して見える世界ばかりで、鈴木さん自身の姿は、ほとんど映らなかった。

ここに来て、「2001」以来初めて、薪さんと鈴木さんの過去の様子が、明らかにされたら。
「カニバリズム事件」の前後。
そして、鈴木さんの一方的な視点ではなく、薪さんや、第三者的な目から見た、「Copy Cat」の頃の鈴木さんの姿など。

鈴木さんの姿が、見たいと切望していた、薪さんと鈴木さんが、共に並び歩んでいた日々を、見ることが出来たら。
どんなに、嬉しいだろう・・・・。

たとえその先に、決してくつがえすことの出来ない、永遠の別れがあると、分かっていても。
その残酷さに、幸せな日々も、切ないものに変わってしまうとしても。

それでも、私は見たいのだ。

薪さんと鈴木さん、互いの想いが、通い合っていた日々を。
共に笑い、泣き、互いを見つめ、歩いていた、その時間を。





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コメント

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■ 

おーうおうおう(TT) 

かのんさんの鈴木像はどこまでも純粋でどこまでも優しさに溢れていて泣けてしまいます。

私は、そうですね、どうしても自信過剰というか、自信家という性格をプラスしたくなるんですが(^^; 

 青木はスルーしてっと。(だって、若くて純粋で、損得無しに他人の、いや、薪さんの心配をしているだけだって思わないと、頭に来るんですものーっ!!)

>「青木によって、鈴木さんとの過去を掘り起こされ、胸がえぐられたこと」

あああ~(TT) こちらを拝読して思い出したのが、3年前のグレた薪さんと大臣を苛めた薪さんです。 岡部さんが複雑な表情をしていたのは、あの頃の顔とおんなじだと思ったからかなって。岡部さんは、4月の頃から、薪さんが限界に近づいている気配を感じとっていたのでしょうか。

>薪さんにとって、一番の弱みであることも知っている

青木も、それは、知っているし、思っているのでしょうが、やはり岡部さんとはだいぶ違いますよね。

岡部さんは、死んだ人は死んだとして、生きている薪さんは「命を大事にせにゃならん」という強い意志が感じられるのですが、青木は、鈴木と言えば、最近は薪さんよりY子さんのほうが問題なせいか、今ひとつ対薪さんの位置づけが分かりません。

>ここでいきなり、過去編に飛ぶことも、あるのではないかと。

 きゃーっうれしーっ(≧▽≦) 

・・・あ、でも、そうしたら、バスルームのナゾが更に数ヶ月先までそのままになるんですね(@@; 青木には悪いけど、私はそれでいいです。

 生きている鈴木を、一回でいいから拝みたいものです。

 お邪魔しました。

■ 鍵拍手コメ下さったCさま

○7/21に鍵拍手コメント下さったCさま

コメントありがとうございます。
記事をUPしてすぐにコメントいただき、とても嬉しかったです。

レスが遅くなってしまい、申し訳ございませんm(_ _)m

先日ご心配いただいたこと、とてもとても嬉しく思いました!

実は、この記事を書く際になって、私のこういう文章が反発を招くのだろうかとか、懲りもせず記事をUPして、厚顔無恥な人間と思われるのだろうとか、そんな思いがよぎって、一度文章を打つ手が止まってしまったんです。

意外にダメージがあったのかと、その時になって気が付きました。
自分では、仕方のないこととして、割り切っていたつもりだったのですが。

でも、少し時間を置いてから、書きたい気持ちが沸くきっかけがあって、それからは一気に書き上げて、結局はUPしてしまったのですが。

なので、打たれ強いというより、打たれて弱っていることに、その時は自分で「気付かない=鈍い」のかもしれません(^^;)

愛する上司に、自分を他人と重ねられてショックを受けながら、自分でその衝撃に気づいていない、どこかの馬鹿男を思い出しました(笑)

読んでいただき、また、とても嬉しいコメントをいただいて、本当にありがたく、励まされます。

「夢の鈴薪」そうですよね!
やはり、Cさんも見られたらと、お思いですか。

私の勝手な願望なのですが、実現したらなあと。
かつての二人の姿が見られないまま、「秘密」がラストに至ってしまったら、悲し過ぎるので(><)

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

■ 非公開コメ下さったMさま

○7/21に非公開コメント下さったMさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

レスが遅くなりまして、申し訳ございませんでしたm(_ _)m

いつもお越しいただき、こちらの方こそ、感謝申し上げます!

「余韻があって、印象的」だなんて、なんて美しいお言葉を下さるのでしょう・・。
もったいなく、そしてとても嬉しく思います(;;)

そして・・続くお言葉も、胸に響きました。
とても素敵なので、引用してしまっても、よろしいでしょうか?
もし、取り下げてほしいとのご要望でしたら、すぐに対応いたしますので・・

> 葬られてしまった過去、まだ、進む先には光があると信じていた日々。
> 切り取られた記憶の写真の中の姿が、彩りを持ってよみがえり、薪、と呼びかける声の温かさ、振り返る瞳の柔らかさ。その幸福感。

あああ・・・(胸が一杯で、言葉が出てきません)

Mさんの書かれる文章は、私が思い描く薪さんと鈴木さんに、ピッタリと重なります・・。

怖くもある・・確かにそうですね。

でも、鈴木さんは、薪さんと共に有りたいと思いながらも、あえて薪さんを残していく方だと思います。
薪さんも、鈴木さんと共に行く道の方が楽かもしれませんが、それでも、ここにしっかりと、踏みとどまることを選択する、そんな方だと、信じております・・。

美しく、そして嬉しいコメントを、どうもありがとうございました。

■ 第九の部下Yさま

○第九の部下Yさま

コメントありがとうございます!
レスが遅くなりまして、申し訳ございませんm(_ _)m

> おーうおうおう(TT) 
> かのんさんの鈴木像はどこまでも純粋でどこまでも優しさに溢れていて泣けてしまいます。

あああ・・お言葉、嬉しいです。

そうですね・・鈴木さんはそんな人・・鈴木さんを思い描くと、同時にそんな鈴木さんと共に居た薪さんの姿が浮かび、胸が一杯になってしまいます・・。

> 私は、そうですね、どうしても自信過剰というか、自信家という性格をプラスしたくなるんですが(^^;

自信家鈴木さん、人間味があって、生き生きとした鈴木さん像が浮かびます♪

>  青木はスルーしてっと。(だって、若くて純粋で、損得無しに他人の、いや、薪さんの心配をしているだけだって思わないと、頭に来るんですものーっ!!)

彼は、青木はね、色々とね・・。
(ため息と共に、「ふつつかな青木で申し訳ございません(><)」と、謝りたくなる私です・・←何故?)

> あああ~(TT) こちらを拝読して思い出したのが、3年前のグレた薪さんと大臣を苛めた薪さんです。 岡部さんが複雑な表情をしていたのは、あの頃の顔とおんなじだと思ったからかなって。岡部さんは、4月の頃から、薪さんが限界に近づいている気配を感じとっていたのでしょうか。

「グレた薪さん」この表現、いーですね(^^)

岡部さんは、ずっと薪さんを見続けてきましたからね。
青木も薪さんの異変には何かと敏感ですが、岡部さんは、気付いても何も言わないだけで、イプさんのおっしゃるとおり、薪さんの様々な変化を感じているのかもしれないですね。

> 青木も、それは、知っているし、思っているのでしょうが、やはり岡部さんとはだいぶ違いますよね。

違いますね~。
やはり、生きてきた人生の長さの違い・・と言うより、人生経験の量の違いでしょうか。

人生のかなり早い段階で、憧れの第九に入り、仕事自体は過酷とは言え、厳しいながらも理解ある上司や先輩達に恵まれて成長してきた青木に対し、岡部さんは、現場の第一線で経験を積んでますし・・。
たぶんイヤな物も沢山見てきて、その上で薪さんに仕える道を選んだわけですから・・青木とは大分違いますよね。

> 岡部さんは、死んだ人は死んだとして、生きている薪さんは「命を大事にせにゃならん」という強い意志が感じられるのですが、青木は、鈴木と言えば、最近は薪さんよりY子さんのほうが問題なせいか、今ひとつ対薪さんの位置づけが分かりません。

岡部さんは、とても安定している方だと思います。
薪さんに対してビクついたところも見せますけど(笑)、岡部さんの中では、誰に対しても、どうしたらいいか、どうするべきか、相手と自分の立ち居地が、ハッキリしてますよね。

その点、青木は確かに、イプさんのおっしゃるとおり、今一つ分からない。
それはたぶん、青木自身が、どうしたいのか分かっていない、自分と他者の位置付けが、不安定に揺れ動いているからだと思います。

これまでは、ストレートな性格と若さで、押し切ってきた部分が大きいと思いますが、そうもいかなくなってきたということなんでしょうね。
割り切れないこと、押し切れないこと、微妙で複雑なこと・・そんな物に直面している、青木は人生の中で、今がそんな時期なのだと思います。

>  きゃーっうれしーっ(≧▽≦)

あ、嬉しいですか?
イプさんも見たいとお思いになります?
同じ思いで、嬉しいです☆ 

> ・・・あ、でも、そうしたら、バスルームのナゾが更に数ヶ月先までそのままになるんですね(@@; 青木には悪いけど、私はそれでいいです。

以前、「2008(5巻)」のラストで、薪さんが苦悩した背中を見せられ、続きはどうなるのかと、次号が待てずに苦悶していたら、突然岡部さんとの過去編に飛んだ・・ということがあったので。
今回も、あえて謎を投げかけたここで、そういうこともあるのでは・・と、ふと思いました。

「現在の事件の続きを見るのが怖い」というものと、「かつての薪さんと鈴木さんの姿を見たい」という、二つの思いから生まれた、願望です。

>  生きている鈴木を、一回でいいから拝みたいものです。

本当ですね。
薪さんにとって、これだけ重要人物なのですから。
一度は、在りし日の姿を、きちんと描いていただきたい、切にそう願います。

■ 非公開コメ下さったCさま

○7/25に非公開コメント下さったCさま

コメントありがとうございます。

返信無用とのお言葉をいただきましたが、勝手ながら簡単にレスさせて下さいm(_ _)m

特別編として・・いいですね!
そして再び延々と続いてほしいです(とにかく何でもいいから終わってほしくない・・・)

うわ~・・・娘と私をまとめてお褒め下さり、ありがとうございました。
(でもそんなお言葉をいただくようなものではございませんので(><))

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