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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
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この度は、オリジナルストーリー「いつか再び」をお読み下さいまして、どうもありがとうございましたm(_ _)m


これは、2062年の夏の出来事。

時系列としては、原作で描かれている、2062年の6月と、当ブログでの二次創作世界で、薪さんが「第二の居場所」の連続殺人鬼を追う、2062年9月の、間の出来事になります。

でもこれは、原作を離れた世界であると同時に、当ブログメインの二次創作とも違う、非現実な要素を含むので(二次創作自体、非現実と言えば、非現実なのですが)、「別世界バージョン」としました。

今回のお話は、鈴木さんの命日に寄せて、構想が沸いたいくつかのお話のうちの一つ、そのサイドストーリーとして浮かんだエピソードが、もとになっております。

先月の9日、鈴木さんの命日には、結局、薪さんと鈴木さん、二人の出会いのお話をUPしましたが。
ボツにした構想の中に、鈴木さんとの思い出のいくつかを、薪さんが振り返るお話があって。
その中で、「いつか海に行こう」という鈴木さんの姿が、薪さんの脳裏に浮かぶワンシーンがありました。

そのお話に登場するのは、そのワンシーンだけなのですが。
サイドストーリーとして、その「いつか」を、何らかの形で実現する、二人の様子も浮かんでおりました。

一つの話が浮かんだ時には、その後日談や、裏エピソードなどといったストーリーが、いくつか並行して浮かびます。

書いているお話には直接現れてはこないけれど、自分の中では、そのサイドストーリーも意識しながら、書いています。
時には、「伝言」の後に「窓辺」を書いたように、サイドストーリーも、書いてUPすることもありますが。

メロディ10月号を読んで以来、レビューも途中のまま、あおまき妄想も浮かばず、日常が忙しかったことにも便乗し、しばらく「秘密」から離れていたのですが。
ふとした瞬間に、この、海に「行かなかった」ことを「行った」ことにした、薪さんと鈴木さんのエピソードが膨らんで、脳内に映像が流れていきました。

原作で、青木が苦しい目に合っているせいか、「あおまき」妄想は浮かばないのですが、「すずまき」妄想なら、まだ、浮かぶらしいことが分かったのです。

「いつか一緒に・・しよう」という言葉は、未来も、相手と共に過ごすことが前提の、希望の持てるセリフでありながら。
実際には、往々にして、実現出来ないままで、終わってしまう・・そんな、儚い言葉だと思います。

いつも、何事も、思いついたら、薪さんに有無を言わせず実行していた、この世界の鈴木さんが。
この時だけは「いつか」と言った。
鈴木さんにしてみれば、来年の夏も、再来年の夏も、薪さんと共に居ることを信じていたからこその、発言だったかもしれません。

でも、後の薪さんが振り返ってみれば、それは、まるで逆の意味を持つ。
まるで・・それが実現しない未来が迫っていることを、鈴木さんが予感していたかのようにすら、感じる。

そして、薪さんは過去に戻る。
鈴木さんが、たった一度「いつか」と口にした、その日に。

本当は、過去に戻れるのなら、薪さんは、その先に続く未来を、その全てを、くつがえしたかったと思います。
でも、それは叶わない。
結局、くつがえせたのは、ごく些細な出来事だけ。

実際には、ほんの些細なエピソードでも、過去を変えてしまえば、巡り巡って、未来は変わってしまうのかもしれません。
とあるSF小説では、古代にタイムスリップして、虫を一匹踏みつけてしまっただけで、現代に戻った時に、世界が大きく変わってしまっていたし。

でも、この世界では。
人の生死に関わるような、人生の大きな分岐点でさえなければ。
つまらない日常であれば、変えることを、許されました。

運命に従い、鈴木さんも、他の第九メンバー達も、やはり、亡くなってしまう。
薪さんの、過去に戻った記憶も、失われてしまう。

ただ一つ、過去に戻った証が、些細な変化が、そこには残っているけれど。

書き始める段階では、全4話の予定だったのに、5話に延びたのは、「Scene3:浜辺」が入ったからです。
二人が海で戯れるシーンは、当初は、具体的に書く予定は、ありませんでした。

でも、書き進めるうちに、やはり、書かずにはおれなかったというか。
薪さんがただ、過去に戻って、鈴木さんに再び会えることを引き換えに、この先の未来を何も変えられない自分に、苦しみ抜くだけで終わってしまうのは、あまりに悲しくて。

ほんの少しでも、鈴木さんと共に過ごす時間を、その幸せを、味わってほしくて。

「いつか」という言葉は、最後に、もう一度出てきます。
「いつか再び」という、言葉で。

原作で、カニバリズム事件の時も、薪さんが危険に晒されるリスクを減らす為に、禁じられた画を自分も見た、鈴木さん。
薪さんを、危険から、苦しみから、遠ざけようとしたのは、貝沼事件の時だけではなかった。

ずっと・・ずっと薪さんの傍らに居て、力になりたいと願い、願うだけではなく、自分に出来ることを、実行してきた。

口先だけではない、本当に、薪さんを想う、そのリスクまでも背負う覚悟が、やはり鈴木さんにはあったのだと、そう確信出来たことが、今回の話に繋がったのかもしれません。

どうもありがとうございました。




後書き 終





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コメント

■ 幸せです(^_^)v

おはようございます。かのん様☆

鈴木さんと薪さんの心暖まる素敵なお話でした(^_^)

薪さんの中の鈴木さんとの思い出。

薪さんは、親友の鈴木さんを自分の手で撃ってしまった。
という言葉では言い表せないほどの辛い事がありました。

でも、たつままとしては、
薪さんが鈴木さんを思い出す時、
辛いことより、幸せだったかけがえのない親友としての楽しい時間を思い出して欲しいと思っていました。

かのん様のこのお話しを拝読して、
薪さんが、ふっと鈴木さんとの事を思い出した時に、
微笑むことが増えたような気がして幸せな気持ちになりました(^_^)

運命の流れから見たら些細なことかもしれませんが、
こんなふうに「いつか」を叶えられて、
鈴木さんの大きな愛情に包まれて、
薪さん自身、自覚はないでしょうが、今までよりもずっと幸せになったと思います(^_^)

三人ではなくて、
他の誰も知らない、薪さんと鈴木さん二人だけの楽しい海で過ごした時間。

そんな幸せな時間を切り取った写真が残ることは、最高の幸せだと思います。

薪さんには戻った記憶がない。
「いつか」を取り戻すだけでなく、何とか鈴木さんを助けようと貝沼事件から遠ざけようとしたことも忘れてしまった。

でも、いつも自分を優しく守っている鈴木さんの存在を感じ、
その事を問い詰めた自分をまた大きな愛情で包んでくれた鈴木さん。
その事を複雑な思いで受け止めた、と薪さんは写真のどこか悲しげで切なそうな自分の笑顔を見て思うのでしょうか・・・(T_T)

鈴木さんは、薪さんを尊敬していた。
そして、とても大切に想い、共にあり、守りたいと思っていた。

そんな鈴木さんに触れられた、このお話から、とても幸せで暖かいものをいただきました。

ありがとうございました(^_^)


■ たつままさま

○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

どうしても、心がメロディを引きずっていて、そんな中、たつままさんからいただく心のこもった優しいコメントは、本当に癒しです(つ;)

> 鈴木さんと薪さんの心暖まる素敵なお話でした(^_^)

ありがとうございます!
もう・・このお言葉だけで、書いて良かったと思えます・・(TT)

> 薪さんの中の鈴木さんとの思い出。
> 薪さんは、親友の鈴木さんを自分の手で撃ってしまった。
> という言葉では言い表せないほどの辛い事がありました。
> でも、たつままとしては、
> 薪さんが鈴木さんを思い出す時、
> 辛いことより、幸せだったかけがえのない親友としての楽しい時間を思い出して欲しいと思っていました。

そうなんですよね。
たつままさんとは、この思いを共有出来て、とても嬉しく思います。

薪さんにとって、「鈴木さん=辛い思い出」になってしまうのは、仕方のないことかもしれない。
けれど、そこに至るまでの時間は、幸せな物であった筈・・。

薪さんはきっと、鈴木さんに対しての罪悪感や後悔は、一生ぬぐえないことでしょう。
あんなラストを迎えるなら、出会わない方が良かったとさえ思うかもしれません。

でも、そうではなくて。
鈴木さんと過ごした素晴らしい時間を、かけがえのない物として、思い出すようになってくれたら・・。
そう、切に願います・・(TT)

> かのん様のこのお話しを拝読して、
> 薪さんが、ふっと鈴木さんとの事を思い出した時に、
> 微笑むことが増えたような気がして幸せな気持ちになりました(^_^)

うう・・ありがとうございます・・(;;)

> 運命の流れから見たら些細なことかもしれませんが、
> こんなふうに「いつか」を叶えられて、
> 鈴木さんの大きな愛情に包まれて、
> 薪さん自身、自覚はないでしょうが、今までよりもずっと幸せになったと思います(^_^)

こんな風に読んでいただけて、幸せです。
本当にありがとうございます。

> 三人ではなくて、
> 他の誰も知らない、薪さんと鈴木さん二人だけの楽しい海で過ごした時間。
> そんな幸せな時間を切り取った写真が残ることは、最高の幸せだと思います。

「最高の幸せ」そうおっしゃっていただけて、嬉しいです。

> 薪さんには戻った記憶がない。
> 「いつか」を取り戻すだけでなく、何とか鈴木さんを助けようと貝沼事件から遠ざけようとしたことも忘れてしまった。

薪さんが何かを「忘れる」なんて、普通ではあり得ないことではありますけどね(^^;)

> でも、いつも自分を優しく守っている鈴木さんの存在を感じ、
> その事を問い詰めた自分をまた大きな愛情で包んでくれた鈴木さん。
> その事を複雑な思いで受け止めた、と薪さんは写真のどこか悲しげで切なそうな自分の笑顔を見て思うのでしょうか・・・(T_T)

そうですね・・。

この日、自分が取った行動、実際に口に出た会話・・は、覚えていたとしても、そこにあった自分の心情、鈴木さんの最期を知っていた上で言ったことだという記憶は、薪さんには無いわけですよね。
本当は、この瞬間、自分がどんな想いで写真に写っていたのか・・。

ここまで丁寧に読んでいただいて、ありがたくてなりません。

> 鈴木さんは、薪さんを尊敬していた。
> そして、とても大切に想い、共にあり、守りたいと思っていた。
> そんな鈴木さんに触れられた、このお話から、とても幸せで暖かいものをいただきました。
> ありがとうございました(^_^)

今回のお話を書きながら、私自身、色々な思いが去来していたのですが、たつままさんのコメントを読ませていただいて、私の胸にも、暖かいものが流れ込みました。

本当に、どうもありがとうございましたm(_ _)m

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