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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

リンクは嬉しいので、ご自由にどうぞ♪


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ご無沙汰しております。

「秘密」原作の展開に、気分がブログ活動に付いていけないまま、一ヶ月以上が過ぎ。

何とか、少しずつ、気持ちを浮上させ、先週は、ぼちぼちと「秘密」ブログさん巡りを再開し、短い拍手コメを書かせていただいたりもし始めましたが。
今度は、リアル生活において、悲喜こもごもと申しますか、あまりに色々とあり過ぎて、全く落ち着きません・・。


先月から引き続き、「秘密」以外の本や映画や、そして、最近は音楽にも親しんでいる私です。
最近の曲だけでなく、古いCDを引っ張り出して、車の中で掛けながら運転したりしております。

けれど、「秘密」から逃れるように他の物を鑑賞しても、やはり、「秘密」に絡めてしまうのは、もうサガとしか言いようが無く・・・。

そのうちの一つが、元ちとせさんのアルバム、「ハイヌミカゼ」。
7~8年前に購入し、当時はよく聴いていたのですが、今になって聴いてみると、全く違った風景が見えてくる・・つまりは、「秘密」に繋がって聞こえてしまうのです。

『君ヲ想フ』、これは、私の中で、薪さんの曲に聞こえました。
一部、歌詞を抜粋してみます。

  紅く 棚引く雲は
  誰の泣き顔か
  灯り 消えて点って
  明日を手招いている


夕暮れの空の中に、誰かの泣き顔が、見えます。

  ひとりで行くと決めた時に
  確かに心が
  宿命という声を聞いた


ここで、ぐぐっ・・と、胸が詰まってしまいました。

  振り回されて千切れぬように
  流れを感じる
  魂までも失くさぬように

  咲いては枯れゆく花
  ゆらりゆれる
  それでも なぜ こんなにも
  君を想うの?

  過ぎ去り、また燃える夏
  めぐりめぐる
  今でも 離れても なお
  君を想うよ


ううう・・・薪さん・・・・。

『ひかる・かいがら』、この優しいバラードは・・ああ、鈴木さんだ・・・・。

  旅立つ人よ 行方は聞かない
  そっと潮風にゆだねます
  砂に埋めた 願いのかけらを
  たったひとつだけ 手のひらに

  ひかるかいがらを あなたにあげよう
  サヨナラを口にする代わりに
  ひかるかいがらを あなたにあげよう
  この海の色 おもいだせるように


偶然にも、先日、海でたわむれる薪さんと鈴木さんを書いたばかりでもあり、「海の色」という言葉に、鈴木さんを重ねてしまいます。

  待っているからと
  伝えたくて 何度も
  手を振るよ
  ふたたび出逢える
  その日を胸に思い描いて


この「待っている」というのは、薪さんの死を待つということではなく、「ふたたび出逢える」、そう、次の世界で出逢える日を、指しているのかもしれない。

強い絆で結ばれた、薪さんと鈴木さんだから。
きっと、次の世界でも、必ず逢える。
きっと、次は、こんな悲しい別れ方は、しない・・・。

  ひかるかいがらは 囁いてくれる
  しあわせはいつもそばにあると
  そしてかいがらは 囁いてくれる
  ほほえみかたを おもいだせるように


鈴木さんの「願いのかけら」は、薪さんに囁いている。
「幸せは、いつも傍にある」と。
薪さんに願ってる。
「微笑み方を、思い出せるように」と。

そして・・・

『ワダツミの木』、これは、薪さんと青木の物語。

  赤く錆びた月の夜に
  小さな船をうかべましょう
  うすい透明な風は
  二人を遠く遠くに流しました

  どこまでもまっすぐに進んで
  同じ所をぐるぐる廻って

  星もない暗闇で
  さまよう二人がうたう歌
  波よ、もし、聞こえるなら
  少し、今声をひそめて

  ここにいるよ、あなたが迷わぬように
  ここにいるよ、あなたが探さぬよう


・・・もし、私がこの曲を改めて聴いた時期が、もう少し前だったら、「ここにいるよ」と言ったのは、青木だと思ったことでしょう。
闇の中でもがく薪さんに、青木が救いの手を差し伸べる詩に、聞こえたことでしょう。

でも、現段階では。
これは、薪さんの声に思えます。

   『青木、僕は、ここにいる。お前が、迷わぬように。探さぬように』

「急がなくてもいい。待ってるから」そう言って、微笑んだ薪さんだから。
「僕がちゃんと聞くから」しっかりとそう伝えた、薪さんだから。

誰よりも、絶望と孤独を知る、薪さん。
そんな闇を知る薪さんだから、これまで、加害者の闇にも、寄り添うことが出来た。

そんな薪さんなら、きっと・・・・

そして、私の中には、こんな光景が浮かびました。
以下、創作風に、書いてみることにします。



************



※これは、「秘密」原作、及び、全く関係の無い詩に着想を得て、私が勝手に脳内に繰り広げたシーンです。
あくまで個人の妄想に過ぎませんことを、ご了承下さいませ。



「船」


「ハアッ・・!」

引き付けるような青木の声に、薪も、目を覚ます。

「どうした?」
薪はベッドに上半身を起こし、隣りに横たわる青木の体の両脇に手を付いて、青木の顔を覗き込む。

「ハッ、ハッ・・」
青木は、仰向けに寝そべり、目を大きく見開いて、まだ、息を弾ませていた。

「・・青木?」
名を呼ぶ薪の声が、聞こえているのかどうか。
青木は、薪を押しのけるように、自分の身体を起こすと、一度、天井を仰ぎ見て、それから、突然顔を横に向け、傍らのケータイを手に取った。

「青木、こんな時間に・・」
薪が伸ばす手にも気に止めない様子で、青木は、どこかに電話を掛けた。
その顔は、尋常でない蒼さに、濁っていた。

電話の相手は、なかなか、呼び出しに応じない。
青木の額に、汗が光る。

「はい?」
ようやく、声がした。
薪の耳にも、青木のケータイから、澄んだ女性の声が漏れ聞こえる。

「姉さん!オレ、一行だけど・・!」
「一行? どうしたの!?」
姉の声に、青木は、ホッと息を付く。

「ちょっと、どうしたの? 何があったの?」
不審げな姉の声。
これまで、夜中に弟から突然の電話を受けたことは一度も無いのだから、その反応は、当然だった。

「・・いや。その・・みんな、元気?」
「は!?」
「姉さんも、お義兄さんも、舞も、みんな、変わりない?」
「・・・無いわよ」

返答と共に、姉のため息が、聞こえる。
「その舞が、起きてきちゃったわ。夜中に目を覚ますと、また寝かせるの大変なんだから・・」
姉の愚痴っぽい声に、可愛らしい、女の子の声が重なる。
「ママ。誰?」

「・・そっか。いや、みんな、元気ならいいんだ。起こして悪かったよ。おやすみ」
青木は、耳からケータイを離す。
「ちょっと、それだけなの? 本当に? 一行?」
「ねえママ・・」

姉と姪の声が流れるその電話を、青木は、切った。

「青木・・・」
薪は、傍らで、その様子を見つめていた。
青木は、ケータイを置くと、大きくため息を付き、頭を抱えた。
そして言った。

「夢を・・見たんです」
「夢?」

青木は、顔を上げる。
愛しいその人の瞳が、すぐ、目の前にあった。

「ええ。姉夫婦が、殺されている夢です」
「・・・・・・」
青木は、手の平で顔を覆う。

「恐ろしい夢でした。姉と義兄が殺されて、舞だけが生き残り、オレの腕の中に居るんです。でも、一番恐ろしかったのは・・・」

青木は、顔を覆っていた手を離すと、その両手を、じっと見つめた。
「何より恐ろしかったのは・・この手が、血塗られていたことでした」
「青木・・」

薪は、青木を見やる。
無理も無い、と思った。

この日に、やっと捜査の区切りが付いた、今回の事件は、ちょうど、青木の姪と同じ年頃の女の子の居る夫婦が、無残な殺され方をしたというものだった。
しかも、青木と同じ年頃の、身内の手によって・・・。

そのMRI映像は、とても生々しく、薪自身でさえ、音の無い筈の映像から、生き残った女の子の泣き声が、聞こえてくるような錯覚を覚えた。
同じような境遇の青木にしてみたら、それは、相当なショックであったに違いない。

青木は、見つめていた自分の両手を、薪の白い手が、掴むのを見た。
薪の手は、青木の手を脇へ押しやり、そして・・青木の頭を、抱きかかえた。

ベッドの上に、上半身を起こした青木の、その膝をまたぐようにして、薪は座っていた。
そして、青木の頭を、両腕に、しっかりと抱いていた。
青木は、自分の顔に押し付けられた、薪の胸の匂いを、嗅いだ。

「・・本当に、恐ろしかったんです。まるで、こことは違う世界に、もう一人のオレが居て、そのオレが・・彼らを、手に掛けたような・・そんな・・・・」
ギュッ・・と、益々、強く抱き締められて、青木は、言葉を止めた。

青木も、薪の腰に、手を回した。
互いに、相手を抱き締める。
青木は薪の胸に、薪は、青木の髪に、顔を埋めて。

しばらくの間、そうしていた。

「・・まるで」
青木は、また話し出す。
話さずにはいられないと、いうように。

「真っ暗な夜に、川に浮かぶ船に乗って、行く先も分からず、ぐるぐると、同じところを回っているかのようでした・・」

出口の無い、闇。
薪は、その闇を知っていた。

「青木・・」
薪が、つぶやく。
そして、青木から身体を離すと、改めて、青木の顔を、じっと見つめる。

「青木。お前の言うその船には・・お前一人しか、乗らないのか?」
「え・・?」
青木も、薪を見つめ返す。

「その船には、もう一人、乗っている筈だ」
「薪さん・・・」
青木の目が、見開く。

「どんなに暗く、先が見えなくても、川の流れはいつか、海へと注ぎ込む。船が、どんなにさ迷っても、最後には、大海原へと、出る。そして、そこからどこに進むも、自由だ」
「・・・・・・」
薪の言葉を噛み締めるかのように、青木は、束の間、沈黙する。

そして、口を開く。
「でも薪さん。そんな広いところへ出たら、余計に、オレは、不安になってしまうかもしれません。一体、どこへ進めばいいのかと」

「・・・・・・」
青木の言葉に、薪も、一度沈黙し、そして、言った。

「大丈夫だ。僕が、居るからな」

自分を見つめる青木に向かい、薪は、一呼吸置いて、更に、言った。

「そして、お前が居るから」
「薪さん・・・」

そこに、暗闇が広がり。
風に流されて。
進むべきその先を、見失いそうになっても。

きっと、前に進める。
進むことが出来る。

そう。

そこに、あなたがいる限り。




船 終





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■ 非公開コメ下さったRさま

○10/15に非公開コメント下さったRさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

記事を読んで下さって、ありがとうございました。
そして、レビューや創作記事に、もったいなくも嬉しいお言葉を、ありがとうございます。

10月号レビューはですね・・とりあえず、その3までは書きましたが、まだ、思うことの半分も書けずに、ストップしております・・。
一番書きたいことだけは、書いたのですが。
いざ、事件そのものに触れようと思うと・・もうメロディを開くことも出来なくなっておりまして・・(T▽T)

Rさんも、波に襲われて苦しんでらっしゃるのですね・・(;;)
創作に逃げてとのお言葉ですが、その創作に、救われている人が、沢山居ると思います。

よそ様へのご訪問は、私も滞っております。
訪問しても、コメを残すことは出来なかったり・・。

創作も、別世界バージョンや、すずまき編は出てきても、メインの薪さんと青木の姿が動かなくて・・。
今回、こちらの曲に触発されて、本当に久しぶりに、薪さんと青木の姿が浮かびましたけど、本来の調子が戻るのは、一体いつになるやら・・という感じです(TT)

そそ・・尊敬なんてしていただけるところなんて、何一つ無いです。
すす・・素晴らしくもないです。
情けない思いばかりです・・(><)

「原作の辛さを背負う」・・そうですね、辛いです・・。
元々、原作が辛い、薪さんの背中が苦しい、そんな思いから、薪さんの「幸せだった過去」が見たくて、「幸せになる未来」を願って、創作が生まれてきた筈なのに、今回の痛みには、その創作意欲さえもそがれてしまって・・。

それなのに・・感動したとのお言葉・・本当にありがたく、申し訳なくさえ思います。
ありがとうございました。

「蛍星」、いいですね。
おっしゃるように、希望が見えるような感じがして、それは、Rさんの創作のお二人にも近いのではないでしょうか。

謝ったりなんてなさらないで下さいませ。
こんな素敵なコメントをいただき、本当に嬉しいです。
私の方こそ、ずっとご無沙汰しておりまして・・
気持ちの整理が着いたら、ゆっくりご訪問させていただきたいと思っております。

あの漫画、ご存知でしたか。
「秘密」にBL的要素を見出し、Rも書くようになった自分に、自分はBLが好きなのかと思い、実は一時期、色々と試し読みをしてみたのですが、なかなかピンと来なくてですね。
まず、清水先生の絵に見慣れたせいか、ストーリーが良く出来ていても、絵が綺麗じゃないと、それだけで受け付けないんですね。
「美形」と言われるキャラが、美形じゃなかったりすると、特に(笑)

更に、絵が綺麗でも、キャラやストーリーに説得力が無いと、やはり、入り込めなくて。
自分は、BLが好きなのではなく、薪さんが好きなだけ、薪さんだから、どんなお姿も見たいのだ・・と納得し、BLは合わないとばかり思っていたのですが。

ある日、このコミックに出会いまして、自分でも思いがけず惹かれてしまい、電子書籍から入ったのですが、それから紙のコミックも購入して、ドラマCDや、作者ご本人が作る同人誌まで入手するというハマりようです(^^;)
結局、少年漫画でも少女漫画でもBLでも、要は自分が好きになれる絵やキャラかどうかということで、ジャンルは関係ないんですね。

Rさんも彼のファンだそうで・・嬉しいです☆
彼の誇り高さ、麗しさ、部下に対する優しさは、薪さんに通じるところがあると思います(〃▽〃)

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