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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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メロディ 2010年 10月号「秘密-トップ・シークレット-2010 END GAME ACT.1」

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レビュー1:悪夢
レビュー2:過去と目的
レビュー3:青木の衝撃と、薪さんの、優しさ


レビュー4:事件の流れ


前号でも、足跡、人影等の関係に、この犯行現場の時間軸はどうなっているのだろうかと、疑問を持った(詳細はこちら)。

今回も、最初に読んだ時から、衝撃の奥に、何か疑問が沸きながら、その疑問を正視するまでに、至らなかった。

もう一度。
この現場をなぞることは、辛いけれど。
感情を殺し、出来る限り平静な目でもって、事件の流れを、見ていこうと思う。

姉一家が襲われた事件は、読者に示された範囲で言うなら、まず、前号の青木の姉のセリフ。
「あなた 最近家に来た?」「190近かったって聞いたからてっきり・・・」
が、発端になると思う。

190近い長身の人間が、姉の家の近くをうろついていた。
という事実が、まず、あった。
ただこれは、姉が「誰かから聞いた」というだけであって、本当かどうかは、分からない。

また同時に、この時の会話からすると、青木は、姉の家の近くに行った覚えは無い様子に思えるし、ここを最初に読んだ時は、私はそう確定していた。
だが、これも、今になって見直してみると、青木は、「何で?」と、姉に疑問を投げかけただけで、はっきり否定したわけではない。

つまり、「190近い長身の人間が、姉一家の周囲に居た」ということも「それは、青木とは別人」ということも、確定は出来ない。
発端からして、読者には、何が真実なのか、明確にされていないのだ。

まあ、その後青木は、姉が「じゃあ誰だったんだろう?」と言ったことを気にして、姉の家に行くという行動を取ったので、青木が行った覚えが無いのは、事実と受け止めて良いのだろうけれど。

そして、姉一家と別れ、青木が雪子と話している際に、青木のケータイに、姉から電話が入る。
これが、姉のケータイなのか、姉の家の固定電話なのかも、ハッキリはしない。

その後、青木がかけた姉の携帯電話は、姉の名前のすぐ下に「携帯」と表示されていたことから、かかってきたものは、姉の家の固定電話からだと、仮定していいのだろうか。

だが、電話がかかってきたら、まず、かかってきた着信番号に折り返し掛け直すものだろうと考えると、実は、これは、スペースの関係で入っていなかっただけで、姉の携帯電話からだったのだろうか。
それとも、固定電話から掛かってきたけれど、青木は携帯電話に掛けた方が早いと思ったのだろうか。
その辺りも、よく分からない。

姉からの2回の電話は、すぐに切れて、掛け直しても出なかった。
この電話が、姉の携帯電話からか、固定電話からかは分からないが、いずれにせよ、掛けたのは、誰だったのだろう。

姉が、青木に助けを求めようとして、叶わなかったか。
あるいは、既に犯人の手中にあり、青木をおびき寄せる為に使われたのか。
状況から判断するに、この時は既に、犯行後の時刻であり、後者のように思えるが。
これも、確定は出来ない。

青木が、携帯電話から、姉の家に電話を掛けた時、その固定電話には、既に血糊が付着していた。
つまり、青木が姉の一家を訪れたのは、犯行後と考えて良いのだろう。

青木が、姉の家を見上げた時、全室明りが付いていて、カーテンも引かれていなかった。
明りが付いていたのは、犯行を行なった後、いちいち消す必要も無かった為・・とも取れる。

だが、カーテンが引かれていないのは、何故だろうかと考えてみる。
考えられる理由の一つは、姉一家が帰宅し、家のカーテンを引く前に、すぐに犯行が行なわれた、ということ。
だがこれでは、犯行の様子が、外から見える危険性があり、不自然だ。

となると、カーテンが引かれてから犯行が行なわれ、後から、犯人がカーテンを開けて回った・・ということになる。
何故、犯人は、そんな面倒なことをしたのか。

それはつまり、不審に思った青木をおびき寄せ、かつ、青木の様子が外から見えて、青木が犯人と目される為・・ということになるのだろう。
そうなると、全室明りが付いていたのも、犯人と疑われた青木の様子がよく見えるように、故意に付けっ放しにされた・・とも取れる。

そして、今号。
青木は、姉の家の惨状に、まず、雪子を心配して電話を掛け、しかし、雪子はそれに気付かず。
次いで、青木は、薪さんに電話をした。

青木が、玄関に入ってから、薪さんに電話をするまで、その行動が披露されない為に、数々の疑問が、沸いてしまう。
その間の流れが、読めないのだ。

薪さんに電話をした時、青木は、リビングに居て、ベビーベッドで泣く舞ちゃんに触れていた。
舞ちゃんは、それまで、リビングの様子が映った時に、そこに居なかった。
また、青木は既に、顔や手などが、血糊で汚れていた。

このことから、青木は、家の中を、姉一家を探して歩き回り、どこかで舞ちゃんを見つけて、ベビーベッドに降ろしたところ・・ということになる。

そして、薪さんに電話をした、ちょうどこの瞬間、何かを察して、カーテンを引いた。
更に、周囲の様子を追い、それが、「Copy Cat」の事件の再現であることに、気付く。

・・・読んでいて、本当に驚いた。

前号で、「カニバリズム事件」がクローズアップされただけに、今後は、カニバリズム事件が絡んでくるとばかり思っていたら、まさか、ここで「Copy Cat事件」が絡んでくるとは・・・。

そう言えば、あの事件は、青木が再捜査することになった後、結局、どんな結論になったのか、示されていなかった。

気にはなっていたけれど、でも、再び出て来ることがあったとしても、それは、青木の、自分が鈴木さんの代わりではないかという苦悩に使われるだけであって、「事件」として、その後に絡んでくるとは、思ってもみなかった。

「メロディ」を購読している読者にしてみれば、これは、2年近くも前に出てきた事件だけれど、「秘密」の世界では、まだ3ヶ月も立っていない出来事。
捜査の為に、何十回、何百回とその映像を見たかもしれない青木にとって、それは、未だ、生々しい記憶として残っているに違いない。

見ていたのは、犯人のMRI画像。
つまり、犯人はもう、死亡していた。
だから、これは、同一犯の犯行では、無い。

犯人が、テレビドラマを見てから、実際に犯行に至る5年間の間に、一家惨殺したくなる「何か」、犯人だけの「動機」があったと、青木は判断した。

結局、その「動機」とは、何だったのだろう。
何か、犯人を動かす・・「もう一人の人物」が居たのだろうか。
今回の事件は、その、「もう一人の人物」の犯行なのか。

当時の事件現場には、被害者と、犯人しか、居なかった様子。

となると、あの事件を忠実に再現出来る人間は、亡くなった犯人を除くと、犯人のMRI画像を見た人間・・第九や、警察関係者・・ということになるのだろうか。
実際にはMRI画像を見ていなくても、第九の情報に「Papyrus」というパスワードで浸入した人間も、情報を共有することは、可能だったかもしれない。

それとも、この事件は、当時大きく報道されたらしいので、全くの第三者が、報道から真似することも、可能なのだろうか。

・・分からない。
当時の犯人の周辺の人間が、再び絡んでいるのか、警察関係者の作為なのか、あるいは、全く別の第三者の犯行なのか、何も分からない。

事件の状況からすると、「警察関係者」という線が、最も濃厚な気もするが。
だからと言って、何故、青木の姉一家を襲う必要があるのか、動機が、全く分からない。

さて、現場での青木の行動に、戻る。

舞ちゃんを、一体、どこで見つけたのだろう。
前号では、舞ちゃんの泣き声さえ、響いていなかった。
奥の方で泣いていて、玄関先までは、聞こえなかったのかもしれないが。

あるいは、中に入った途端に聞こえて、慌ててそこへ、青木は行ったのかもしれない。
それとも、既に泣き声は響いていたのだけれど、表記されていなかっただけかもしれないし。

前号で、盛んにRRRという電話の着信音と、姉の家の電話が重なったけれど、実際に電話が鳴ったのは、食事会の、ずっと後だった。
曽我の携帯電話の着信音が鳴った時より、遥かに後の時刻だったのに、あたかも同時進行で鳴っているかのように、見せられた。

このように、漫画では、その音が、今、鳴っているのか、過去に鳴った音なのか、未来の音なのか、自在に表現出来るし、また、鳴っている音を、あえて描かずに、読者に想像させることも出来る。
だから、実際には、泣き声が既に響いていたのかどうか、それは、分からない。

更に、分かり辛いのは、その後の流れだ。
青木は、薪さんと電話をしていた、この事件が、「Copy Cat」の再現であることに、気が付いた。

そこから、バスルームで、青木が姉夫婦の遺体を見つけるシーンが描かれているけれど。
これは、一見すると、薪さんとの電話の後に、バスルームを見に行ったように、受け取れる。

けれど、私は思った。
これは、青木の脳内の再現シーンではないかと。
姉の家に入り、姉夫婦の遺体をバスルームで見つけ、そこで、遺体の手首がロープで縛られている様子も見て、吐いてしまった。

それから、泣いている舞ちゃんを見つけ、舞ちゃんを抱いて、リビングに入り、薪さんに電話をかけ、そこで、この事件が、「Copy Cat」の再現であることに気付いた。
気付いてから、遺体の手首が、ロープで縛られていた事実を思い出し、それも「Copy Cat」の再現の一部であると、確信した・・・。

そういう風に受け止めた。

だが、今になってよく見直してみると、青木は、かつてのMRI画像で、犯人が煙草を吸っていたシーンを思い浮かべて、吐いているように見える・・。
となると、やはり、姉夫婦の遺体を見つけたのは、薪さんに電話をかけた後・・と、解釈して良いのだろうか。

そして、吐いている最中に、ピンポーンという、警察が鳴らす呼び鈴の音が響き、青木は我に返った・・ように取れるし・・。

でも普通はまず、姉夫婦の居場所を家中捜索して、遺体を見つけて、雪子や薪さんに電話をするなら、その後・・という気がしてならない。
だから、遺体を見つけてから、舞ちゃんを抱えてリビングに行き、それから「Copy Cat」の再現であると気付き、そして、そこに警察が訪れた・・という流れが自然な気がするのだ。

それとも、一度、姉の遺体を見つけてから、リビングに行って薪さんに電話をし、「Copy Cat」の再現だと気付いて、再びバスルームの遺体の手首を確認しに行って、それから吐いた・・とか。
青木が、バスタブのフタを開けた描写の際、シャワーが止まっているようだったが、これも、一度シャワーを止めて遺体を発見し、再び確認に来た・・ということかもしれない。

この、「シャワーを止めた」という描写が無いのも、青木がどういう行動を取ったのか、余計に分かり辛くしている。
シャワーの音に不審を抱き、バスルームに入り、シャワーを止めてから、バスタブのフタを取る・・等という一連の動作が示されれば、分かり易いのだけれど。

警察が訪れた時、何故、青木は、舞ちゃんを抱えて、二階に上がってしまったのだろう。
ここで、素直にドアを開けて警察を出迎えたとしても、通報にあった「長身男性」と一致することから、いずれにせよ、すぐに拘留されてしまったかもしれない。
でも、少なくとも、「二階に上がる」よりは、「玄関を開ける」方が、疑いは晴れ易かった気もするのだけど。

家中が血にまみれ、ほんの、つい先程まで笑っていた、姉夫婦が殺され、しかも、それは、以前見たMRI画像と同じ世界だった・・・

そんな狂った世界で、更に警察がやって来て、わけが分からず。
青木は、電話で繋がっている薪さんにすがるしか、無かったのかもしれない。
他からは、ただ、逃げるしかなかった。

これが、ただの殺人事件だったら、青木は、すぐに玄関先に姿を見せたのだろうか。
過去の殺人事件と、自分が見た、既に死亡した犯人のMRI画像と同じだという、不可思議な状態を、薪さんに伝えなければならない。
分かってくれるのは薪さんだけ・・だから、他の人からは、逃れるしかなかったのだろうか・・。

青木が、姉の家に入ったのを見定めたかのように、110番通報が、なされた。
この通報は、一体、誰がしたのだろう。

警察が、「190の男 殺人の容疑で確保」と言っていること、最初から、青木を犯人と断定していることから、通報には、「190の男が何かしていた」と、青木が警察から犯人だと目されるような内容が盛り込まれていたと、伺える。

この通報さえなければ、青木の居るこの場所に、薪さんや岡部さんが駆け付け、他の人間を呼ぶ前に、青木や舞ちゃんを保護し、正確な状況を把握することが出来た筈だ。

だが、渋谷警察署の人間が最初に踏み込み、これは、警視庁の殺人課の手に渡るのだろう。
そうなると、薪さんは、手を出しにくくなる。
それを、通報した人間は、見越していた・・?

「秘密 2005」で、「今は匿名で通報しても、ほぼ身元がつきとめられてしまう」というセリフがあった。
なら、この通報者を辿っていけば、何かが、分かる筈だ。
だが、警察上層部が絡んでいるとしたら・・その通報者に関しても、何か不正な操作がされてしまうのだろうか。

犯人が、姉の電話から、青木に電話をかけ、家中のカーテンを開け、全室明りを付けておき、青木が中に入ってから、「190の男が事件を起こした」と通報したとしたら・・これらは全て、青木を罠にかける手段だったと言える。

全てを、一人の人間がやったのかどうかは、分からない。
また、犯人の意思でやったのか、誰かの指示だったのかも、分からない。

分からないこと、ばかり。

青木の行動も、微妙に腑に落ちない。
あえて、青木の行動の全てを見せず、流れを分かり辛くしているのは、清水先生の、意図だと思う。

こうして、改めて事件の流れを見て。
分かったことは、「何も分からない」ということだけ・・。
検証すればする程、何一つ、確定された事実が無い・・ような気がしてくる。

今後、青木は、犯人とされ、追及されるのだろう。
そして、そんなことは無いと信じる第九の人間は、それを覆すよう、あらゆる行動を起こすだろう。

でも、もしかしたら・・・

青木は、青木自身も自覚の無いところで、本当にMRI画像に感化され、この事件を起こしてしまった・・と、読者に示唆されるかもしれない。
青木も、一度は、「オレがやったのかも・・」と、認めてしまったり。

つまり、今後の流れとしては。

青木が誤認逮捕される。

第九メンバーと、それを見ている読者もが、そんなことは無いと信じて、捜査を見守る。

だが、実は本当に青木がやったのかもしれない・・という、驚愕の事実が示される。

第九メンバーも、そして読者も、青木自身まで、本当に青木の犯行か・・?となったところで、本当の本当は、青木は罠にはめられただけだと、真実が明るみに出る。

・・と、私は勝手に予想している。

そして、その最後の真実に到達するには、薪さんの尽力が存在する・・そんな結末になるのではないかと、そう、思う。

何の根拠も無い当て推量だし、清水先生は、いつものごとく、予測をことごとく裏切る展開を見せてくれるだろうけれど。

ただ、一つだけ。
これだけは信じたい。

今後、たとえ、青木自身さえも、自分を信じられず、自分を見失いそうになっても。

薪さんは、最後まで、青木を信じるだろう。
そして、青木を、あるべき場所へと、導くだろう。

きっと。





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