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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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紅葉狩りに、行って参りました。


紅葉

夫と娘と共に、隣県の紅葉の名所へ。
混雑を覚悟しておりましたが、早朝に家を出たせいか、車はスムーズに流れ、7時頃には、現地に着くことが出来ました。

標高が高いせいか、予想以上に寒くて驚きましたが、澄んだ朝の空気の中、川のせせらぎを傍らに、赤や黄色に色付いた木々の間を抜けていくのは、気持ちの良いものでした。

歩きながら、昨年書いた創作「紅葉(もみじ)」を思い出し、鮮やかに燃える楓の木を見つけると、その下に佇む、薪さんの姿が見えるような気がして。
そして自分は、青木の目線でそれを眺め、何とも言えない、切ない、愛しい気持ちになったりして・・・

・・実際には、そこに、ピンクのリュックを背負って手を振る娘が、立っているわけですが。

最近、車の中でよく聴いている1枚が、モーリス・ジャールが手掛けた、映画のサウンドトラックアルバムです。

CD

モーリス・ジャールと言えば、「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」等の映画で、幾度もアカデミー賞を受賞した、名作曲家ですが。
この方と、ピーター・ウィアー監督の映画には、特に、相性の良さを感じます。

このアルバムは、モーリス・ジャールが、ウィアー監督の映画で作曲した映画音楽を集めたもので、「いまを生きる」「モスキート・コースト」「刑事ジョン・ブック/目撃者」「危険な年」の音楽が入っています。
(上のCDジャケットは、「モスキート・コースト」は入っていない物。私が持っているCDは既に発売中止なのか、画像が見つからなかったので)

「いまを生きる」は、日本公開が1990年と、もう20年も前の映画ですが、秋の風景がとても美しく、心に残る作品でした。

ラスト、「Oh captain! My captain!」の言葉と共に、次々と立ち上がる生徒達。
今の時代から振り返れば、ごく、ささやかな行動。
けれど、1950年代のお坊ちゃんである彼らにとって、それは、体制に対する精一杯の反抗であり、恩師に対する謝罪や敬意の表明であり、自分で自分の道を選び取る決意でもあった。

彼らの勇気に、バグパイプの音色が重なり、その前に訪れた悲劇さえも、浄化されるようでした。

人生の大切な時期において、一歩を踏み出すことが出来た彼らは。
悲劇の痛みを抱えながらも、将来に向かって、自分の人生を、前進していくことが出来るだろうと。
ラストシーンは、そう、思わせてくれました。

この静かな悲劇と、「秘密」の、畳み掛けるような酷な展開を、同列に並べて語ることは、出来ないけれど。

いつか「秘密」にも、明るい未来に向かって踏み出すような、そんな希望の光が差してくれたら。
残酷な痛みは、そんな希望に至る過程であると。
痛みを乗り越えたその先に、明るい光が見えると、信じたい。

そう言えば、「刑事ジョン・ブック/目撃者」のラストも、忘れ難いものでした。
殺すか殺されるか、そんなハードボイルドな展開の末に。

最後には、田舎の農夫達の団結力に、犯人はひれ伏し、武器を置く。
暴力の世界に身を置いていた男が、最後に屈したのは、暴力とは無縁の人々の、結束する力だった。

「秘密」の世界にも、私は、そんな結末を望んでいる。
第九メンバー達の信頼関係が、薪さんと青木の深い絆が、暴力や悪意を、遠ざける力になってほしいと。
それは、とても甘い考えかもしれないけれど・・・。

メロディ10月号「レビュー3:青木の衝撃と、薪さんの、優しさ」を書いてから、「レビュー4:事件の流れ」を書くまでの7週間の間。

何度も何度も。
レビューの続きを書こうと。

その為に、メロディを開こうとして、開くことが出来ず。
パソの前に座り、キーを打とうとして、手が動かないままに時が過ぎ。
繰り返し。
繰り返し。

その理由は何より、青木の姉夫婦の惨劇。
これまでずっと、青木と一体化して「秘密」を読んできた私にとって、それはまるで、自分の身内が手に掛けられたような衝撃で。

そしてまた。
もしかして、これは本当に、青木がやったことなのかもしれない。
そんな思いが、頭をかすめてしまったことも、大きな原因だった。

「秘密」を追う読者にとって、見えているのは、ほんの一部に過ぎない。

過去に見せていた薪さんの笑顔が、実は、作り物の笑顔だったかもしれないと、示されたように。
青木の行動や思いも、私に見えているのは、真実ではないのかもしれない。
私が信じている青木が、本当の青木とは限らない。

そんなことまで、思ってしまって。
私は、前に進めなくなった。

そして遂には、夢を見てしまった。
自分が人を・・・殺す夢を。

それ以前に、「」で、青木の夢を描いたからだろうか。
その青木の夢さながらに、自分の両手が血塗られた光景を、私は見た。

これまで、人に追われ、殺されそうになった夢は、何度も見たことがあったけれど。
殺す夢は、初めてだった。

そして知った。
「殺される」より「殺す」方が、ずっと恐ろしい。
それは、現実とは違う。
夢の中の、ほんの数瞬の出来事に過ぎないのに。

それでも、恐くて恐くて・・・・・

でもこれが、最後の壁を、乗り越えるきっかけになった。
ただの夢でも、自分が殺人者になるということは、これ程、恐ろしいのだ。
現実に姉夫婦の惨劇を目の当たりにし、その犯人と目された青木は、どれ程の恐怖を、味わっているのだろう・・・。

青木と一体化して、「秘密」の世界を見てきた私が、青木を信じられなくて、どうするのだと。
きっと、薪さんだったら、最後まで、青木を信じぬくだろうと。

そう思い。
夢を見たその日のうちに、パソに向かい、「レビュー4」を書き上げることが出来た。

青木を信じよう。
青木を信じる、薪さんを信じよう。
青木だって、たとえ自分を信じられなくなっても、薪さんを信じることは、出来るだろう。
だから、薪さんが青木を信じる限り、青木も、自分を見失わずに済むだろう。

ずっと「秘密」を読んできて。
様々な感情が揺り動かされて。
やがて、色んなものが、信じられなくなっていた。

けれど、ここに来て。

薪さんの強さを優しさを、青木の薪さんに対する思いを、信じる。
そんな、原点に立ち返ることが出来た。
立ち返ったら、再び「秘密」を読むことが出来た。

・・・・・・・・ここまで、長かった。

もう一つ、私が憂いていたこと。
それは、青木が、今回の事件のせいで、薪さんにとっての光では、なくなってしまうのではということ。

闇を抱える薪さんにとって、青木は光。
すくすくと育った、素直さと明るさと、天性の勘の良さでもって、薪さんを救う存在であってほしい。
ずっとそう、願ってきた。

薪さんを守り、包む、大きな器であってほしいと。
青木ならそれが出来ると、信じてきた。

けれど、青木自身が、これ程の闇を抱えてしまったら。
薪さんを救うどころではないと。
そのことが、とても悲しかった。

けれど、時間を掛けて、ゆっくりと、少しずつ。
色々な物に触れ、色々なことに考えを巡らせ。

」の記事でも書いたように、「ワダツミの木」を聴きながら。

『青木、僕は、ここにいる。お前が、迷わぬように。探さぬように』
そんな薪さんの声が聞こえて。

青木が薪さんの救いであると同時に、青木にとっては、薪さんが救いになるのだと。
そんなことを、思った。

薪さんが、闇に呑まれそうになった時は、そこに、青木という光があるように。
青木が、闇に呑まれそうになったら、そこには、薪さんという光がある。

そう。
私は、最初から、この二人に、そんな、対等な関係を望んでいたのではなかったか。

どちらか一方が一方に寄り添うだけでは、ない。
互いに相手を見守り、互いに、苦しみには手を差し伸べ。
共に手を取り合い、前に進んでいく。

そんな関係を、夢見ていたのでは、なかったか。

だから。

今、この時は、青木が薪さんの救いになれないと、嘆く必要は無いのだ。
薪さんの、華奢な身体に潜む、広く深い、愛。
青木がずっと仰ぎ見てきた、その大きさに、今は、青木が救われると、信じよう。

今度こそ、本当に。
薪さんと青木が、手を携え、共に並んで歩いていく、その布石だと、信じて。

そしてレビューを書き終えてみれば。
もう、あさってには、メロディ次号の発売。

その先に何が待ち受けるのか、恐さは消えないけれど。
でも、覚悟を決めて、きっと受け入れられる。
そんな思いに、辿り着くことが出来ました。

この数ヶ月、ぐるぐるとしていた私を、見守って下さっていた方々。
ありがとうございました。

苦しくても、離れたくても。
やっぱり、薪さんから離れられない。

だったら、しっかりと、薪さんを見つめていこう。
今は、そう思っています。





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