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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
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※清水先生の作品とは、関係ございません。


オリジナルストーリー

「雪子の災難」


前編



鈴木が去った後、雪子は、小さくため息を付いた。

このところ、互いの仕事が忙しくて、なかなか外でゆっくり会う暇が無い。
庁舎のカフェで待ち合わせようと言い出したのは、鈴木の方だった。
先に待ち合わせ場所に着いた雪子は、コーヒーを注文して、鈴木を待った。

後からやって来た鈴木は、雪子に近付きながら、一度立ち止まり、傍らのテーブルに、目をやった。

雪子は、その光景を思い出し、先程まで、男達がコーヒーを飲んでいた傍のテーブルを見つめる。
そこには・・・薪と、その部下達が居たのだ。

鈴木に気付いて目を上げた薪に、鈴木はそっと手を挙げ、それから、雪子と同じテーブルに着いたのだった。

せっかく久しぶりに会うというのに、鈴木は、口数が少なかった。
「どうしたの? 何かあった?」と、尋ねてみたが、
「ううん・・何でもないよ」そう言って、鈴木は笑った。

やがて、談笑していた薪達が先に立ち上がり、仕事に戻る姿を、鈴木は見送ると、
「オレも、もう戻るから」
そう言い、早々に立ち上がった。

「今、来たばかりじゃない。コーヒーだってまだ・・」
鈴木が頼んだコーヒーは、運ばれたばかりで、口も付けられていなかった。

「悪い。飲んどいて」
「ちょっと・・」
声を掛ける雪子に、
「また、電話する」

笑顔でそう言うと、鈴木は手を振り、足早に去って言った。

最近、第九の仕事も立て込んでいるようだから、鈴木も疲れているのかもしれない。
雪子はそう思い、それから、鈴木が頼んだコーヒーを、手に取った。

コーヒーに口を付けながら、思いを馳せる。
恋人である鈴木は、以前、結婚しようと言ってくれた。
だがそれ以降、具体的な話は、一切出ていない。

今は、互いに仕事が忙しいし、鈴木も、雪子のキャリアを考えて、焦らずに構えていてくれるのかもしれない。
雪子自身、自分の中で、ハッキリとした答えが出ずにいる。

それが何故なのかは分からないが・・鈴木が、結婚を急がないことに、どこか、ホッとしている部分もあった・・・。

「すみません」

その声が、自分に向けられた物であることに気付いたのは、続けて、自分の名が呼ばれてからだった。
「三好先生、すみません、ちょっと、よろしいですか?」

振り返ると、すぐ後ろに、20代前半と思われる、見知った女性が、立っていた。


************


「・・一体、何なの?」

雪子は、自分の前に立ち並んだ女性達を見つめた。
最初に声を掛けてきたのは、科警研で受付をしている女性。
雪子も、何度か挨拶を交わしたことがある。

後の3人は・・
「私は、事務課の○○です」
「私は経理部の・・」
「私は資料室の・・」

・・・・何なんだろう、一体。

人けの少ない中庭の木陰に呼び出され、4対1で、この不穏な空気。
どこか、懐かしい感じがする・・・・。

雪子は腕を組み、首をかしげて、言う。
「何でもいいけど、手身近に済ませてちょうだい。休憩時間を、無駄なことに使いたくないから」
「無駄ですって!?」
雪子の言葉に、女性達に、瞬時にぴりぴりとした空気が走る。

「いいわ。先生がそうおっしゃるなら、こちらも、単刀直入に申し上げます」
受付け嬢が、一歩前に進み出て、言った。

「三好先生は、薪剛さんと、鈴木克洋さん、どちらがお好きなんですか?」

「・・・はあっ!?」
あまりに予想外なその言葉に、雪子は、目を見開いた。

「先生は、鈴木さんの恋人なんですよね?」
「なのに、薪さんに、あんな態度を見せて!」
「一体どちらが好きなのか、ハッキリして下さい!」
「いい加減なことをするなら、私達が許しませんっ!!」

「ちょちょっ・・ちょっと待って! 話がぜんっぜん見えないんだけど。大体、あなた達、何様? 一体何の権利があって・・!」

戸惑う雪子に、女性達は、胸を張り、言った。

「何様ですって?」
「私達が?」
「私達は・・・・」

「薪剛」
「鈴木克洋」

「親衛隊よっ!!」

最後の言葉は、4人全員、見事に重なった。





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コメント

■ 鍵拍手コメ下さったCさま

○11/16に鍵拍手コメント下さったCさま

笑っていただき、嬉しいです☆
楽しみにしていただいたようで、とても嬉しいのですが・・こんな展開になってしまいましたが、ガッカリされませんでしたでしょうか(><;)

早速の拍手とコメント、どうもありがとうございました。

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