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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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※清水先生の作品とは関係の無い、勝手な妄想レポートです。


オリジナルレポート

「バーゲン!バーゲン!」



まだまだ、寒いですね。
私の住むところでは、今週もまだ、雪が降り積もったりしております。

ですが、こちらの世界では、春物バーゲンが始まっているようです。
第九メンバーのお買い物の様子を、ちょっと、覗いてみました。



◇薪さん、バーゲンに行く

薪は、行きつけのショップを訪れた。

「いらっしゃいませ」
落ち着いた物腰のスタッフが、薪に頭を下げる。

「今日は、どのようなものを?」
「スーツを2着。それにシャツも」
「かしこまりました」

薪の前に、手早くスーツやシャツの見本が準備される。

薪はいつも、このショップは、客の数に対して、スタッフの数が多いと感じている。
実は、薪が店を訪れたと知ると、休憩に入っていたスタッフも、残らず店に出てきて、それとなく薪の姿を目で追っていることなど、薪は知る由も無い。

薪の身体のサイズを知るスタッフは、店頭に並ぶ中で、一番薪のサイズに近い見本を用意し、薪は、それに袖を通し、着心地を確かめる。
「じゃあ、これで」
次々と試着をしては、薪は、購入する物を即決していく。

「では、今一度、サイズをお測りしても、よろしいですか?」
薪がうなずき、スタッフは、慣れた手つきで、薪の肩から袖、腰まわり等の寸法を測っていく。
「今回も、変わりは無いですね。では、これでお作り致します」

薪が仕事用に購入するスーツやシャツは、全てオーダーメイドだ。
見本を見、試着をして、布地やデザインを選び、それから、身体にピッタリと合う物が、後日仕上がってくるのだ。

「・・では、合計致しまして、○○円になります」
「?」
値段が安いような気がして、薪は、目を上げる。

「当店では、ただ今、春のお仕立て代割引セールをしておりますから」
スタッフが手を挙げたそちらを見れば、『春の大バーゲン! お仕立て代2割引き!』・・と、横断幕がかかっていた・・・。

もちろん、薪の目にも、それは入っていた。
ただ・・意識していなかったと言えよう。

「メールクーポンもお送り差し上げたと思いますが・・」
スタッフの言葉に、薪は、ショップからのメールを思い出す。
もちろん、薪はそれを読んでいた。
文面を覚えてもいた。

ただ・・やはり、意識していなかったと言えよう。

バーゲンセール中だから来たわけではない。
そろそろ春物のスーツが必要だと思ったから、足を運んだだけだ。

「クーポン・・お見せした方がよろしいですか?」
ケータイを取り出そうとする薪に向かい、スタッフは慌てて手を挙げる。

「いえ、その必要はございません。春の2割引セールと、会員様割引、合わせまして、3割引のお値段で、既にご提示致しておりますので」

そしてこの日も、薪は、思いがけなく安く済んだ買い物を終えた。
薪が店を去り、その姿が見えなくなると、店頭に出ていたスタッフの半分が、休憩室へと、消えた。


◇青木、バーゲンに行く

青木は、行きつけのショップの、春のバーゲンセールを訪れた。

薪と付き合う前は、服など、その場にふさわしければ、後は何でもいいといった感覚だった。
そもそも、身体の大きい自分に合う服を扱うショップ自体が少なく、自然と、選ぶ物が限定されていたということもある。

だが、薪と付き合うようになり、青木は、薪と並んで歩くことを考え、無理をしてでも、質の良い物を選ぶようになった。
自然と、セール以外の時期に買うことは躊躇するようになり、この、季節のバーゲンセールに足を運ぶことは、少しでもいい物を手に出来る、青木にとって、外せない行事となった。

「青木さん、いらっしゃい」
馴染みのスタッフが、声を掛けてくる。

元々お洒落にうとかった青木にとって、彼は、様々なコーディネートを提案してくれる、頼りになる存在だった。

「今日は、何をお探しですか?」
「ええっ・・と、特に決めてはいないんですけど。休日に、どこに行くにも便利な物があれば」
「例えば、デートとか?」
「ええ、まあ」
スタッフの的を射た質問に、青木は、頭をかきながら、うなずく。

「ホントに、惚れてるんですねえ。今度是非、その彼女を連れてきて下さいよ」
そう言われ、青木は、顔を赤らめて、笑う。

服選びに迷う青木と言葉を交わすうちに、このスタッフは、青木が、恋人の為に、お洒落に目覚め、努力していることを知った。
そして、少しからかうような、羨ましがるような口調で青木に接しながら、親身になって、青木にアドバイスをするのだった。

「・・これなんか、どうでしょうね。今、安くなってますし」
「あ、いいですね。でも、手持ちの服に合うかな・・」
「何でも合いますよ。例えば、こういった、Vネックのシャツと合わせてもいいですし」
「あ、そのシャツ、いいですね」

「でしょう! オレも気に入ってるんですよ。ほら、今、これのグリーンを中に着てますよ」
「へえ・・そんな着方も出来るんですね」
「これはね、ジーンズでもチノでも合いますから。ほら、こちらのジーンズとなら、この色が馴染むでしょう?・・ちょっと試着してみませんか?」

・・・そして。

「どうもありがとうございました!」
深々と頭を下げ、笑顔で見送るスタッフを背に、青木は、いくつもの服を買ったバッグを手に、ショップを後にした。

本当にいい買い物が出来た。
試着をしてみて、自分でも、なかなか似合うんじゃないかと思えた。

青木は、新しく買った服を着て、薪と並んで歩くところを想像しては、口元が緩むのを、こらえきれなかった。

・・・気持ちの浮き立つ青木は、気が付いていなかった。
コーディネートの良さ、薪と並ぶにふさわしいかどうか、そんなことばかりに目を奪われ。

せっかくバーゲンを訪れたというのに。
セール除外品の、定価の品ばかりを、買ってしまっていたことを。


◇宇野、バーゲンに行く

宇野は、バーゲンに足を運んだ。

宇野は、服を購入するのは、必ずバーゲンセール時と決めている。
その方が、金と時間の節約になるからだ。

それでなくても、仕事は忙しいし、趣味に時間も割きたい。
購入予定の無い日に、店を訪れて見て歩くなんて時間の無駄だし、まして、後で安くなるのが分かっているのに、定価で購入するなんて、考えられなかった。

より、効率良く動く為に、宇野は、混雑する週末の午後に出掛けるなんてことはしなかった。
第九は、休日返上で仕事をすることも多いが、その分、平日に代休を取る機会もよくある。
そんな平日の、開店直後の時間を狙って、店を訪れる。

もちろん、早く着き過ぎて、開店前に並ぶなんてこともしない。
並んでいた客が中に入り、やや落ち着いた時刻を見計らって行くのだ。

見繕う物も、大体決めてある。
とあるファッションビルの、7階のその店では、仕事用のスーツやシャツを購入し。
通り沿いにある、行きつけの店では、カジュアルな服を選ぶ。
そして、その裏手にある隠れ家のようなカフェで、歩き疲れた足を休め、食事をして、一息付くのだ。

そして、人波が増える昼過ぎには、宇野は既に、帰路に着いている。

滞りなく、予定していたスケジュールをこなし、宇野はその日も、自分の無駄の無さに、満足感を覚えるのだった。


◇曽我、バーゲンに行く

曽我は、バーゲンセールをしているデパートの、メンズフロアをぷらぷらと歩いていた。

待ち合わせの時刻まで、まだまだ時間がある。
この日、曽我は、母親と妹と共に、ここに来ていた。
自分が誘われたのは、他でもない、荷物持ちの為だ。

普段は、仕事が忙しく、家族と過ごす時間など、なかなか取れないし。
たまの休日、彼女が居るわけでもなし、昼飯をご馳走するからという申し出を、断わる理由も無かった。

だが・・問題は、母と妹の買い物にかける時間が、半端無く長いということだ。
自分も買い物をすればいいのだろうが、冬でも半袖で過ごせてしまう自分は、一年を通して、夏物を着ている期間が長い。
秋・冬・春物は、それ程数は要らず、シーズンの初めに少し買い足しておけば、それで済んでしまうのだ。

時間つぶしの為に、見るともなしに、メンズショップを覗いていた曽我は、その場で、大きくあくびをした。

そこに、涼やかな声が聞こえた。
「いらっしゃいませ。何をお探しですか?」
曽我が振り返ると、そこには・・・綺麗な女性が、春風のような笑みをこちらに向けて、立っていた。

「あ・・」
曽我は、開けていた口を慌てて塞ぎ、神妙な顔になる。
「ワイシャツをお探しでいらっしゃいますか?」
「あ・・はい」

曽我が改めて見てみると、そこは、ワイシャツが並ぶコーナーだった。
「どのような物をお求めですか?」
聞かれて、曽我は、辺りを見回し、最初に目に付いたシャツに触れる。
「えっと・・こんな」

・・それは、濃いピンクの地に、更に鮮やかなピンクのパイピングを施したシャツだった。

一瞬、その女性スタッフは、驚いたように目を見開いたが、すぐさま笑顔に戻り、言った。
「まあ・・お目が高くていらっしゃるんですね」
「あ、いやあ」
頭をかく、曽我。

「シャツと言いますと、どうしても、無難なデザインの物に走りがちになりますから。こういった、個性的な物をお選びになる方は、ファッションセンスが大変優れてらっしゃるんですよね」
「いや、その・・」
曽我は、嬉しそうな表情になるのを、押さえきれない。

「よろしければ、あちらに、デザイン物コーナーがございます。是非、お客様にご覧いただきたいのですが」
言われるままに、曽我は、店の奥へと進んだ。

あれやこれやと、鏡の前で、次々とシャツを当てて見せられ、その都度、女性の顔が自分のすぐ傍に来るのを、曽我は鏡を通して眺めた。

「こちらなんか、お客様によくお似合いだと思います。サイズを確認させていただいて、よろしいですか?」
メジャーを持つ女性の手が、曽我の手や首に触れる・・・。

「今でしたら、まとめ買い割引を実施しておりますので、2枚ご購入で2割引、3枚ご購入で3割引になります。よろしければ、こちらもいかがですか?・・・」

「ありがとうございました。またのお越しを、お待ち致しております」
笑顔で女性に見送られ、曽我は、夢を見ているような気持ちで、店を出た。

購入したシャツが、どれも全て、とても職場には来ていけないデザインであることに曽我が気付くのは、帰宅して、包みを開いてからのことだった。


◇今井、バーゲンを利用する

今井は、行きつけの、とあるブランドショップを訪れた。

「いらっしゃいませ」
店に足を踏み入れると同時に、すかさず近付いてきたのは、馴染みの若い男性スタッフだ。

「今井さん、今日もカッコイイですね。・・そのジャケット、隣りの○○さんの新作じゃないですか?」
「ああ・・そう。悪いな、おたくのブランドのトータルじゃなくて」
「いえいえ。うちのパンツと合わせてくれてるんですね。すごくバランスいいですよ。今井さんの着方は、こちらとしても、いつも勉強になります」

「相変わらず、世辞上手だな」
そう言いながら、今井は、まんざらでもない顔だ。

「本当ですよ・・」
笑みを見せるスタッフに、今井も笑みを返しながら、気になる服を次々と引き出しては、チェックする。

「それ、最後の一枚ですよ。今シーズンのイチオシです」
スタッフの言葉に、今井は、手に取ったハンガーにかかる服を、じっと見る。
そして、鏡の前で当てて見て、更に、値札を確認し、少し考え込む仕草を見せた。

「・・良かったら、取り置きしておきましょうか?」
「うん?」
今井が振り返ると、相手は、辺りを見渡してから、今井の耳に顔を寄せ、やや声のトーンを落として、言う。

「来週から、バーゲンセールが始まるんです。これだったら、2割引になりますよ。もしよろしければ、その時まで、取り置きしておきますよ」
彼は言い終わると、顔を離し、肩をすくめる。

「そうか?・・いつも悪いな」
「どうせなら、お安くお買い求めいただいた方が、お得ですもんね。確実に購入していただけるなら、こちらとしてもありがたいですし。それに・・似合う人に着てもらった方が、宣伝効果もありますからね」
ニッコリ笑ってそう言うスタッフに、
「本当に、世辞上手だな・・」今井は苦笑する。

「じゃあ、これと・・こっちも頼もうか」
「サイズは大丈夫ですか? ご試着なさってみます?」
「そうだな」

バーゲンセールが始まる前、まだ客も少ない時に、ゆっくりと服を選び、そして、セール時の値段で、予約購入する。
今日も、納得の行く買い物が出来た、手応えを感じる今井だった。


◇小池、バーゲンに行く

小池は、バーゲンセールが行なわれている、とあるデパートを訪れた。

人でひしめき合う店内を、エスカレーターで上がって行き、小池は、メンズフロアに着いた。
女性物のフロア程ではないが、ここも、買い物客で溢れている。

小池は、目の前のショップに入り、店内の服をチェックした。
そして、気になった物を手に、試着室に向かう。
近くに居たスタッフに「いいですか?」とひと声掛け、服をハンガーから外すのを手伝おうと近付く相手に、「あ、自分でやりますから」と言って、小池は試着室に入った。

服を試着し、鏡に向かい、ポーズを取ってみる。
うん・・悪くない。

「お客様、いかがですか?」
ここで一度、試着室のドアを開けるか、外に出るかして、スタッフの意見を聞くところだろうが。
小池は、その声を無視した。

スタッフが、試着室から出る小池の姿を認めた時には、既に小池は、自分の服に着替え直していた。
「いかがでしたか?」
そう言って近付くスタッフに、
「あ・・とりあえず、いいです」
言いながら、靴を履く小池。

「では、お戻し致しましょうか?」
手を差し出す相手に、
「いえ、自分でやります」
またも、そう言う小池だった。

同様にして、小池は、フロア内の気になる店で、次々と試着をした。
バーゲン中で客が多いこともあり、小池が自分でやると言うと、スタッフもそれ以上構ってこない。
自分で服を手にして、試着をし、自分で自分の姿を眺め、そして、脱いだ服をまた、自分の手で元に戻す。

そして・・・・

「2,190円になります」
最後に試着した店で、小池は、3割引になっていたTシャツを、1枚買った。

今日も、試着をした自分は、どれも、なかなかのものだった。
普段、人の少ない時にやると、スタッフに張り付かれるのが、小池はあまり好きではなかった。
自分の好きな服を、好きなだけ、自由に試すのが楽しいのだ。

沢山試着をして、小池は、とても満足していた。


◇岡部、バーゲンを見る

『春のダイナミックバーゲン!!』
ビルの壁に掛かる垂れ幕のその文字が、岡部の目に入る。

岡部は、街中のカフェに入り、窓際の席でコーヒーを飲みながら、窓の向こうを行き交う人々を眺めていた。
通りを挟んだ向こうには、大きなファッションビルがあり、大勢の人々が、出入りしている様子が見える。

岡部は、バーゲンの人込みには、どうも慣れない。
同じ人込みでも、通勤時の雑踏なら、全く気にならないのだが。
なので、バーゲン時で賑わう店内に、わざわざ買い物に行こうとは思わない。

ただ、そういった、人々が集う様子を眺めるのは、嫌いではなかった。

いつまでも寒いと思っていたが、気が付いてみると、通りを歩く人々の格好は、ダウンやウールのコートから、スプリングコートや、軽やかなジャケットに変わっている。
もっとよく見てみれば、ミニスカートやショートパンツから伸びる女性達の足元が、ロングブーツから、脚を露出した物に変わっているのだが、岡部は、そんな細かいところまでは見ていなかった。

細かいところはよく分からないが、ただ何となく・・
全体的に軽くなった人々の服装に、その雰囲気に、「春のバーゲン」という文字と共に、温んだ空気を感じる。

「春、か・・」
岡部は、明日からは自分も、春物のスーツに袖を通そうかと、そんなことを考えた。



以上、バーゲンレポートでした。





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コメント

■ 鍵拍手コメ下さったCさま

○3/11に鍵拍手コメント下さったCさま

コメントありがとうございました。
レスがとんでもなく遅くなってしまいまして、申し訳ございませんm(_ _)m

こちらの一言コメ、拝見した途端、爆笑しました☆☆☆
曽我の結末が予想出来たようで・・
楽しいコメント、ありがとうございました(^^)

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