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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
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メロディ 2011年 6月号「秘密-トップ・シークレット-2010 END GAME ACT.5」

※毎度のことですが、私は、雪子に対して好意的な文章は書くことが出来ません。
雪子擁護派の方が読むには、ふさわしい内容ではないと思われますこと、ご了承下さいませ。

レビュー5:叶わぬ夢



今号の雪子の発言の数々を読んで、脳裏に浮かんだ言葉は。

「雪子って、『腐女子』だったのか・・」

コミック4巻の登場では、颯爽とした勢いの良さを見せ。
5巻で、まさかの粘着質全開。
7巻では、ごく普通の、そして鈍感な女に成り下がり。
8巻で、薪さんをこれでもかと傷付けた上に泣くという、わけの分からない行動を見せ。
9巻になって、皆目目的が分からない「つよし君はあなたを好き」発言をし。

その後は、青木に対しての気持ちが見えないまま、かいがいしく青木の母親や舞ちゃんの世話を焼いて、すっかり「嫁」の位置に納まっている・・かに見えた、雪子。

「秘密」の主要キャラでもあるし、鈴木さんや青木に愛される女ということで、薪さんにとっても重要な位置に居る人物だからと、彼女の立場に立って考え、彼女を理解しようと、必死に試みた時期もある。
でも・・結局は、どんなに理解しようとしても、無理が生じ、諦めるしか、無かった。

こうして改めて辿ってみて、矛盾だらけの女性だなあと、しみじみ思い。
これでは、どう頑張っても、理解出来ないのは仕方がないと、納得した。

そして今号。
青木の婚約解消の願いに、自分の親が何か言ったのかと、気を回す雪子。
義母の同居や、舞ちゃんのことを、雪子の親は気にしているということだけれど。
まあ、確かにそうだろうが。

それ以上に、「姉夫婦が惨殺され、自らも容疑者として拘束された第九捜査官」という観点では、反対されなかったのだろうか。
鈴木さんの時だって、婚約こそしていなかったが、葬儀の際に鈴木さんの家族と同じ席に居て、自殺未遂までした程なのだから、親だって、娘が本気で鈴木さんと付き合っていたことを、知っているだろう。

かつての恋人を、あんな形で失った娘が、また、よりによって第九の捜査官を選び、まあそれでも、いい人そうだからと納得していたら、またこんな陰惨な事件に巻き込まれ・・・

「姑と同居で、赤ん坊まで付いてくる」というのは、確かに、世間一般的に見て、娘が苦労しそうな条件ではあるが。
そんな悠長なことよりも、第九に関わる深刻な事態を、親も、そして雪子本人も、考えないのだろうかと。

第九が、そして青木自身が、今、どんなに緊迫した状況にあるか。
何も分からず、安穏としている雪子に、何だか・・呆れた。

まあ、雪子は、第九の内部事情を何も知らないし、この悠長なところが、長所でもあるのだろうが。
薪さんにSPを回してもらった時も、何故薪さんにSPが必要で、それを自分にも回してくれたのか、その危機感を持たない雪子に、呆れたのだが。
今回も、そんな雪子の鈍感さを、感じさせられた。

当然のごとく、青木の婚約解消の理由は、そんなことではない。
雪子に、年寄りや子供の面倒を押し付けるべきではないという思いも、中にはあったとしても。
一番の理由は、雪子の命が危ないという、そういった、もっと、切迫した物だった。

「一体どういうつもりで私にプロポーズしたの?」
「2人で解決しようという努力すらしないの?」

という雪子の叫びは、もっともだと思った。
青木のプロポーズは、はたから見ても、性急過ぎるものだったし。
2人で解決しようと、投げかける、話し合う過程を踏むべきだったと思う。

けれど、「今までの事 全部無かった事にするの?」という言葉は、ちょっと違うと思った。
婚約を解消したからって、「全部無かった事」には、ならない。
そんなことを言ったら、婚約もせず、付き合って別れただけの恋人は皆、全部無かった事になるのだろうか?

雪子のこういうセリフが、理解出来ないというか。
清水先生が、こんなセリフを雪子に言わせる意図が、分からないというか。

それに、「どういうつもりでプロポーズしたの?」と、言うのなら。
雪子は、どういうつもりで、そのプロポーズを受けたのだろう。
その辺りが、これまでの間に、全く見えてこない。

「あなたには 生きていてほしい」
「お願いします どうか」
と言われ、雪子は黙り、悲しげな表情をするけれど。

この反応も、よく分からない。
青木の決意が固いことを知って、解消を承諾するしかないと思ったのか。
青木が、苦しい思いの中で悩んで出した結論に、その立場の厳しさに、同情したのか。
あるいは・・心のどこかで、いつかきっとこうなると思っていたと、そう思い、諦めたのか。

いずれにせよ。
この青木の申し出に、雪子の「驚き」「怒り」そして「悲しみ」は見えたけれど。
「私だって、あなたを愛してるのに」という、青木に対する恋愛感情が、見えない。

「好きだから、別れたくない」
「愛してるから、傍に居たい」
「こんな時こそ、あなたの力になりたい」

そんな言葉は、一つも出てこない。
こんな重大な場面でさえ、青木に対する「愛」が見えない。

それは、雪子が大人だから。
若い女性のように、恋だの愛だのと口にして、すがり付いて、男を困らせる・・ということは、出来ないのかもしれないが。

それにしたって、本気で人生を共にしようとしていた程の相手なら。
もっと・・髪振り乱すような、悔しさや悲しさが滲んだり、あるいは、相手への労わりが溢れたりといったことは。
無いのだろうか。

青木は、一時の感情の勢いかもしれないが、確かに雪子に惹かれ、結婚したいと思った。
そして、今回、色々なことを考えた末、雪子と離れる道を、選んだ。

青木には、感情が見える。
その場の勢いかもしれない。
自分勝手かもしれない。
それでも・・雪子に対する、その時、その時の、感情が見える。

でも、雪子には、青木に対する、感情が見えない。
激しい恋とは言えなくても、穏やかな愛があるとか・・そんな様子すら、見えない。

「愛される」ことに照れたり。
「大事にされる」ことに微笑んだり。
青木の行動に対して、反応することはあっても、雪子自身の、青木への想いが、最後まで、見えなかった。

そして。
こんな大事な場面で。
自分と、婚約者、二人の大切な出来事を話し合うべきところで。

「つよし君は?」と、尋ねてみせる。
この期に及んでも、結局気になるのは、薪さんのこと。
これではやはり、青木とは、結ばれる相手ではなかったと、言わざるを得ない。

薪さんのことを話す時には、雪子に、感情が見えてくる。
薪さんのこと、その一つ一つに、雪子の強い感情の起伏が、現れる。

そして・・
青木の婚約解消の話に、あっさりと黙り、涙一つ見せなかった雪子が。
薪さんのことを話すうちに、涙を流す。

結局。
雪子は、薪さんを思い切れない。
どこまでも薪さんに執着し、それを吹っ切って、青木を愛するなんて、所詮無理だったのだ。

そして出てきたのが。
「私も男になって一緒に戦いたかったわ」
という言葉。

「ずっと 克洋君やつよし君の中に入りたかった」
「愛されて守られて 家の中に大切に庇護される女でいるよりは 対等にあの会話の中に入って」

・・・・・・・って。
これって、丸っきり「腐女子」の発想では?

いや、腐女子が皆そうかどうかは分からないが。
少なくとも、私が最初に「男同士の強い結び付き」に惹かれたのは、そういう発想からだった。

女性では、男性に、対等に見てもらえない。
男性同士、対等な「人間」として、認め合い、理解し合い、共に歩んでいく。
その世界に自分は、決して入れない。
だからこそ、その世界に憧れた。

・・・・でも。
そんなことを思ったのも、若いうちのこと。
今はもう、「異性では、対等に見てもらえない」とか「その世界に入れない」なんて思わない。

人間はそれぞれ、役割が違うのだ。
「役割が違う」だけで、「対等に支えあい、共に戦う関係」は、男女だって成立する。
年を重ねるに連れ、そう思うようになった。

漫画や小説や映画の世界には、「男性同士でしか有り得ない絆」を見つけて、萌えているとしても。
現実世界では、違うと思っている。

「女性だから」仲間に入れない、なんてことは無い。
女性が「愛されて守られて庇護される」だけの存在だなんて思ったら、大間違いだ。
役割が違うだけで、異性だって、人間として対等な、手を取り合って戦う人間になれる。

例えば、この先、雪子が青木の手掛ける事件を、監察医として助けていけば、それは「共に戦う」と言えるし。
また、家の中で、青木の母親を世話し、舞ちゃんを育て、家事をこなす役割を担ったとしても、それも、厳しい世の中、青木を支える、対等な「人生における戦い」だ。

だから、雪子が、この年になってまでも。
そんな、少女のような発想で、薪さんを、鈴木さんや青木の関係を、見ているのかと思ったら。
何と言うか・・その年で、まだ、夢見る乙女なのね・・と。

これまでの、薪さんを切り刻んできた言動は、その根源にあったのは、こんな夢だったのかと思ったら・・思い切り、力が抜けた・・・・。

性別は関係ない。
雪子が男になったところで、それで、薪さんが雪子を対等な目線で扱うかと言ったら、それは、また別の話だ。

何にせよ。
雪子は、自分は薪さんに対等に見てもらえないことが、悔しかったのだろう。
切なかったのだろう。

結局は・・薪さんに認めてほしかったのだ。
ずっと。

それは、雪子にとって、永遠に叶わぬ夢・・だったのだろう。

薪さんと鈴木さんの、絆の強さ。
そして、今目の前にある、薪さんと青木の、絆の強さ。

それが雪子は、羨ましくてならなかった。

でも、別次元から、薪さんを見守ることしか出来ない、読者からしたら。
雪子は充分、薪さんに大事にされてきたと思う。

雪子だって、登場シーンから、あの薪さんを「つよし君」と呼び、岡部さんがうろたえる程、堂々と物を言っていたではないか。
でもそんな態度も、今にして思えば、「私は、唯一、彼に対等に物が言える女」という立場を気取っていたのだろうか。

けれど、どんなに対等なフリをしても、薪さんの方では、自分を本当に対等な存在として認めてはくれない、それが、悔しかったのだろうか。

そう考えると、7巻での「聞いてないわよ剛君」という発言も。
この時は、「婚約者の安否を気遣う前に、何故こんなセリフが出るのか」と、意味不明だったが。
「私だけ、重要な場面で、またカヤの外だわ」と、ショックを受けたとも、取れる。
これは、第九の人間ではないのだから、仕方のないことなのだが(部外者の中では、いち早く知らせてもらったようだし)。

鈴木さんが、雪子ではなく、薪さんに事件のことについて話しかけたのも。
それは、二人が第九の捜査官だからであって、対等云々以前の話だと思う。

だが雪子は、そこに、二人の強い絆を見て、自分はいつも部外者だと、疎外感を覚えていたのだろうか。

薪さんに、あけすけに物を言うのも。
わざわざ、薪さんに、鈴木さんや青木への想いを突いたのも。
そして、それを知りながら、青木のプロポーズを受けたのも。
更に、決定的な言葉で、薪さんを切り裂いたのも。

皆、自分の存在を、薪さんに知らしめたい、ただ、それだけだったのだろうか。

もしそうだとしたら。
そんな雪子の勝手な思いの為に、傷付けられてきた薪さんの立場は、どうなるのだろう。

・・そして、繰り返すが、雪子の、青木への想いは、一体どこに・・・。

それに、「守られて、家の中に大切に庇護される女でいるよりは」なんて言っていたが。
青木も、そして薪さんも、雪子を、「家の中で庇護する対象」には、見ていなかったと思う。

青木は最初、自分が死の危機に晒されながらも仕事を続ける、そんな雪子の姿に、惹かれたのだ。
薪さんだって、監察医として雪子を見るからこそ、彼女の監察医として足りない点を、指摘した。
「所詮、男に守られる女」と思っていたら、あんな言葉は、出てこないだろう。

それに、雪子自身も。
青木に心配され、優しい彼氏ですねと第三者に言われ、とても嬉しそうにしていたと思うが。
薪さんが、自分を気遣ってSPを回してくれたと知った時も、とっさに赤くなって、女心を取り戻していた。

どちらかというと。
「対等に見てもらえない」と嘆いているというより。
これまで、男勝りで通ってきた自分を、それでも、薪さんや青木が「女性として大事にしてくれる」ことに、喜んでいるように見えたのだが・・気のせいだろうか?

どうも、雪子の言動は矛盾だらけで。
やはり・・分からない。

そして、雪子は言う。
「あなた達そんなに・・・腹が立つくらい思いあってるっていうのに」

ああ・・やはり、雪子は、こういう役割だったのか。
そう思い、目が覚めるようだった。

つい先日、前号のレビューで書いたばかりだった。
「雪子・・まさかこんなに後まで残るキャラだとは、思わなかったんだけど」
「5巻位までは、薪さんと青木の間に風を起こして、後はササッと消える脇キャラだとばかり思っていたのに」
・・・と。

すぐに消える脇キャラだとばかり思っていたら、延々その存在が薪さんに絡み、主要キャラだったのかと、考えを新たにさせられたが。

実は・・・「薪さんと青木の間に風を起こす脇キャラ」という役割というのは、間違っていなかったと。
延々ここまで残ることにはなったけれど、それは、展開上ここまで引きずったというだけで、実は、最初の印象どおり、「波風を起こす」役割に過ぎなかったのかと。

今号の雪子を見て、そう思った。

だから、矛盾だらけだったのだ。
その時、その時で、薪さんの感情を波立たせ、青木との関係を複雑化し、時には、「愚鈍な一般人」の一人という役割も振られ・・使い勝手のいいように使われてしまったから、こんな矛盾したキャラクターになってしまったのだろう。

今号で、青木が、薪さんを確かに想う発言をするのが。
雪子相手というのが、少し、面白くなかった。
出来れば、雪子と婚約解消の話をして、薪さんのことを突き付けられた後に、一人になって、よく考え直して、独白で、薪さんへの想いを口にしてほしかった。

また、薪さんの確かな想いも、雪子の口からもたらされることにも、ムッとした。
薪さんの深い想いを、軽々しく、雪子に話してほしくなかったのだ。

だが、雪子の役割を思うに付け、清水先生にしてみれば、ここに雪子が居る必要があったのだろうと、腑に落ちる気がした。

今号での雪子の。
薪さんや鈴木さん達の間に入って、対等に付き合い、共に戦いたかったという言葉も。
性別が変わる、たったそれだけで恋愛対象にはならないのかという、嘆きも。
そして・・「あなた達は、思いあっている」と、青木に知らしめるのも。

「読者の言葉の代弁」
のように、感じたから。

雪子の今回の役割は、読者の、もっと言えば「あおまきすと」の、気持ちを、「秘密」の世界に持ち込むこと。
だったような気がする。

こんな風に、雪子は、その場その場に応じて、便利に使われてしまったキャラクターだったのではないだろうか。

そう考えると・・・
色々な意味で、不憫だ、雪子。

そして・・そんな矛盾を理解しようと、自分に納得のいく説明を試み、延々と頑張ってきた私も・・・・不憫だ・・・・・・・。





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コメント

■ 鍵拍手コメ下さったAさま

○5/13に鍵拍手コメント下さったAさま

コメントありがとうございました。

ええ、あの発言は腐女子でしょう(笑)
そんな思考で薪さんに攻撃しまくっていたのかと思ったら・・脱力してしまいました。

普通なら、鈴木さんの事件を思ったら、また第九の捜査官と付き合ってると聞いたら、また血なまぐさいところに関わるのかと、娘を心配すると思うんですね(これは、以前、ある方にコメントで指摘されて、気付いたのですが)。
その辺りを考えない、鈴木さんの事件があって、それで娘が自殺未遂までして、更には青木の身内も惨殺され、本人が容疑者扱いされても、第九やMRI捜査に偏見を持たない、おおらかな人達なのかもしれませんが(雪子もそうですが、そういう意味では、のんびりした良い家族なのかもしれません)。

雪子は、子供を作るかどうかといった青木の発言には、ショックを受けた様子は見られなかったと思います。
単純に、青木が勝手に決めたことに驚いて怒っていただけという感じで、それ以上の、青木に対する想い、一緒に歩んでいこうという思いは、感じられませんでした。

おっしゃるとおり、薪さんに対しては、感情をむき出しにするのに・・。
薪さんは、鈴木さんの彼女として、そして監察医としても、ある程度雪子を認めていたとは思うんですけどね。
薪さんが優秀過ぎるゆえに、雪子の完璧ではない部分は見えたでしょうが。
でも、雪子はそれ以上に、もっと薪さんに自分を見てほしかったのでしょうか・・。
薪さんのようになるのは、至難の業ですよね・・(^^;)

プロポーズは・・本当に何故受けたのか・・。
薪さんへの執着心からだとしたら、薪さんに対しても、青木に対しても、酷過ぎると思うので、青木を愛してなかったとしても、せめてそこに「幸せになれるかも」と希望を見出していたから・・だと思いたいです。

あの言葉には、やっぱりそうですよね!思いますよね!
ムッとしちゃいましたよ!

薪さんと関わろうとしなければ幸せになれる・・そのとおりだと思います。
実は、この記事を書きながら、そんな雪子のお話が浮かんだのですが。
レビューを無事書き終えられたら、UPしたいと思っております。

■ 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

■ 非公開コメ下さったNさま

○5/28に非公開コメント下さったNさま

コメントありがとうございました。

> 雪子さんの心理とか、腐女子にはわからないんじゃないですか?
> 青木×薪とか、そういう曇ったレンズでしかのぞけないから。
> そりゃ原作者の意図も腐女子の脳には、まっすぐには届くまい。

まずは、最初に気になったことを。
Nさんが、たまたま私の記事をお読みになっただけで、「腐女子」とか「あおまきすと(青木×薪推進派)」を、ひとくくりになさっているようなお言葉が、気になりました。

私は、「秘密」関係のブログさんを、常時40箇所位、チェック致しております。
また、メロディ発売後、自分のレビューを書き上げた後に、検索をかけて、「秘密」専門ブログさんだけでなく、幅広いレビューを書いてらっしゃる方の、その号の「秘密」レビューも拝見しているので、メロディが発売される毎に、50以上の「秘密」感想をチェックしていることになります。

なので、自分の「秘密」に対する感想が、私個人の、偏った見方であることは、充分承知しております。
その上で、他人の感想に左右されたものではない、自分が思った感想を、そのまま書いているんですね。

ですから、私のレビューは「腐女子」の代表でも、「あおまきすと」の代表でもありません。
そこを、踏まえていただきたいんです。

「秘密」を読んでいる方々の中には、青木×薪視点は一切無く、客観的に一つの漫画作品として評価しながら、「雪子という女性は矛盾が多い」「理解し難い女性だ」と書いている方も少なからずいらっしゃいますし。
元々、腐女子的目線で漫画を読んだことは一度も無く、むしろそういった読み方は敬遠していたけれど、「秘密」の青木×薪だけは、成就して欲しいと何故か思ってしまう、という方も多いですし。
また、青木×薪を願いながら、「雪子の気持ちも分かる」「私は雪子のことが好きだ」と書いてる方も、沢山いらっしゃいます。

つまり、「青木×薪視点は無いが、雪子は理解し難い」読者、「腐女子ではないが、青木×薪は応援する」という読者、「青木×薪を願いながら、同時に雪子も好きである」という読者など、様々な見方・考え方の読者がいらっしゃるんですね。
「腐女子=あおまきすと=雪子に対して否定的」ではない。
これらは皆、それぞれ別なんですね。

ですから、私一人の記事を読んだことで、「腐女子は、雪子の心理が分かる筈が無い」「青木×薪視点だと、レンズが雲って、清水先生の意図が見えないだろう」などという結論は、出さないで下さい。

たまたま私が、「秘密」を「あおまきすと」的視点で読んでいて、その上で、たまたま、雪子を理解出来ないというだけなんです。
私のこの記事に不満を述べたい、私個人を軽蔑するというのであれば、甘んじてお受け致します。
ただ、Nさんが、この記事に出会ったからといって、「腐女子はこれだから」「青木×薪と言っている人達なんて」と、ひとくくりにされては、他のあおまきすとの方々に、大変申し訳ないので、それは、誤解を改めていただきたいと思います。

ここから、Nさんのコメントは、腐女子やあおまきすと全員に対してではなく、あくまで私個人、当ブログ記事へ当てた物だという前提で、改めて、お返事を書かせていただきます。

「雪子の心理は分からないんじゃないか」というご指摘ですが、まったくそのとおりです。
私は、雪子の心理が、全く分かりません。
分からないから、分からないと、繰り返し書いてきております。

その点、Nさんは、雪子が青木のプロポーズを受けた心理も、薪さんを傷つける言葉を勤務中に繰り返し放った心理も、薪さんの気持ちを、青木の前でアッサリ口にした心理も、今号での、青木との婚約解消について話し合うべき場で、唐突に薪さんのことを振った心理も、全てお分かりになるのでしょうか。
ここで説明していただきたいなどとは、Nさんにとって時間の無駄でしょうから、申し上げませんが。

大体、腐女子がお嫌いらしく、雪子をお好きらしいNさんが、「青木×薪的な偏った視点で書いている」「腐要素がある」とご紹介している当ブログにお越し下さり、「雪子に否定的だ」と注釈しているこちらの記事を、わざわざお読みになり、コメまで残して下さったNさんには、恐縮に思います。
当方では、自分の記事に共感するコメントだけを望み、反論コメントは受け付けないというスタンスでも無いので、別に構いませんが。

もし私でしたら、例えば、薪さんを愛する私としては、「薪さんのことが理解出来ない」「薪さんに対して否定的」と注釈している記事を、わざわざ出向いて読もうとは思いませんし、偶然目にしてしまったとしても、コメントを残すなど、そんな時間と精神と手間の無駄なこと、余程の暇があったとしても、したいとは思いません。

もしかしたら、少しでも愛する薪さんのことを理解してほしくて、「でも、あの時、薪さんはこういう心理だったのではないか」と、薪さんを擁護するコメントを書かせていただくことは、あるかもしれません。
でもそれは、あくまで、記事の内容に対してであり、記事を書いている方、その人自身に対して、「あなたには分かる筈が無い」「あなたには届かない」と否定する権利が、自分にあるとは思えません。

これは私の勝手な意見ですから、Nさんに押し付けるつもりは毛頭ございませんが、清水先生のファンが、自分とは違う読み方や解釈をする人を、否定し合う発言をしていたら、先生も悲しまれると思うんです。
自分とは違う解釈ではあっても、同じ、清水先生作品の読者として、その人自身のことは認め合い、尊重し合う、そんな大人のファンでありたいと思っております。

また、「青木×薪」というレンズで見ているからということですが、700以上の過去記事の中で、書いて参りましたが、私は元々は、青木×薪視点で「秘密」のファンになったわけではございません。
薪さんには、まず、一人の「上司」として強烈に惹かれ、「秘密」に惹かれていきました。
雪子のことも、登場時は好ましく思っておりましたし、青木×雪子のことも、応援しておりました。
もちろん、そんな過去記事を、Nさんにお読みなってなどとは、申し上げませんが。

そして、原作者の意図。
これは、原作者と読者の間に、テレパシーでも存在しない限り、正確に届くのは不可能だと、私は思っております。
作者が、作品を通して、意図をそこに込めたとしても、その受け取り方は、読者が100人居れば100通りの、違った物になるでしょうし、どれが正しいかなんて、決めることは出来ないと思います。
読者一人一人、それぞれが、自由に読んで自由に解釈することが出来る、その権利は、作者にも奪えないと思っております。

でも、Nさんが、「自分には、間違いなく、原作者の意図がまっすぐに届いている」と信じられるならば、それは、とても幸せなことだと思います。

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