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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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メロディ 2011年 8月号「秘密-トップ・シークレット-2010 END GAME ACT.6」

レビュー2:願望



ずっと、疑問だったことの一つ。
それは、見ないようにしていた、疑問。

鈴木さんは、薪さんに、何故撃たれたのか・・・と。

鈴木さんは、薪さんに撃たれて死にたかった。
自らの脳を、破壊したかった。
薪さんを、その映像から守る為に。

けれど、薪さんはその時、鈴木さんの真意を知らなかった。
だから薪さんは、精神が混乱し、襲い来る鈴木さんに、発砲し返した。
そして・・鈴木さんは胸に弾を受け、息を引き取った。

でも、あの場面で、胸以外を撃つという方法もあったろうに。
それは、考えないようにしていた、疑問だった。

でも、とっさの状況では、それしか方法が無かったのだろう。
薪さんは撃ち返すしかなく・・しかもそれは、鈴木さんの胸に命中したのは、不幸な偶然だったのだと。
防犯カメラを見た関係者も、そう思ったからこそ、薪さんの正当防衛だったと、判断を下したのだろう。

そう、思っていた。

けれど、今になって。
その疑問が、読者の前に提示された。

やはり。
薪さんは、射撃の名手だった。
とっさの場面でも、撃ち違えることなど無いだろうと、同じ世界に生きる人間に、そう思わせる程に。

まだ、ブログを開設する前。
薪さんと鈴木さんの出会いを想像して、他の「秘密」ブロガーさんと、お話をしたことがある。

薪さんと鈴木さんは、警大時代に出会った。
銃の練習をする場面で、薪さんが進み出ると、いかつい男達の中で、ひときわ華奢で儚げな美貌を持つ薪さんは、銃など撃てるのかと揶揄される。

けれど、いざ撃ってみると、誰よりも素晴らしい腕前だった。
他の実習生や、教官までもが、呆気に取られて見守る中、薪さん本人は、何事も無かったかのように平静な顔で。
そんな薪さんを、近寄り難いと感じ、誰もが遠巻きに見ている中で、「君、凄いね」と、気安く声を掛けてきたのが、鈴木さんだった。

・・・そんな場面を想像した。
それがあながち、間違いではなかったかもと、今になって、思う。

薪さんの能力は、頭脳だけではない。
持って生まれた反射神経に、並々ならぬ集中力が加わって、射撃という分野でも、力を発揮するのだろう。

薪さんは、そういう人だ。

そんな薪さんが、鈴木さんの心臓を撃ちぬいた理由・・・。
それは、偶然などではなく。

A:薪さんが、故意に鈴木さんを死に至らしめた
B:鈴木さんが、故意に薪さんに心臓を撃たせた

この、いずれかになるのだろうか。

Aの場合。

Aの1:薪さんが、鈴木さんを殺したい理由があって、鈴木さんを撃った。
あるいは。
Aの2:鈴木さんが、薪さんに殺されたいと願い、その思いを汲んで、あえて薪さんは心臓を狙った。
ということに、なるのだろうか。

でも、そうは思いたくない。
それに、薪さんが自ら進んで鈴木さんを撃ったにしても、鈴木さんの願いを汲んで、撃ったとしても。
薪さんが、故意に鈴木さんを撃ち殺したとしたら、そこですぐに、雪子に電話を入れるようなことは、しないと思う。

自分が確信を持って撃ったのだったら。
薪さんは、その事実に呆然とはしても、鈴木さんの恋人に、泣きながら電話をするなんて行動には、出ないと思う。

では・・。
B:鈴木さんが、故意に薪さんに心臓を撃たせた
なのだろうか。

鈴木さんは、故意に、薪さんに心臓を撃たせた。
薪さんの射撃の腕の確かさを、知っている故に。
薪さんが自分の腕を狙うだろうことを予測し、あえて、心臓を撃ち抜く様に体勢を変えた・・?

それこそ、とっさの場面で、そんな風に動くことが出来るものなのだろうか。
それに、そうだとしたところで、鈴木さんが、故意に心臓を撃たれた理由が分からない。

何故・・・?

そこで、今号の「秘密」最後のページの薪さんの言葉が、重要になってくる。
「僕に合法的に殺されたいと」

鈴木さんが、薪さんに「合法的に殺されたかった」とは・・・?
つまり、鈴木さんは、あの時点で、「非合法に殺される危険に晒されていた」ということ・・・?

その理由が、私の中で、二つ、浮かんできた。

Bの1:鈴木さんは、薪さん同様、見てはいけない「秘密」を抱えてしまった為に、非合法に抹殺されそうになっていて、鈴木さんも、それを自覚していた。

薪さんが以前言っていた、常に狙われているという「覚悟」を持って生きてきたように。
鈴木さんも、薪さんが見た「秘密」を共有した為に、狙われていた。
非合法に、誰か得たいの知れない奴らに、抹殺されるよりは。
薪さんの手で、皆の知るところで、殺されることを望んだ・・ということ・・?

それとも・・・。
Bの2:鈴木さんは、秘密裏に抹殺されるような、誰にも言えない、非合法なところで動いていた・・・?

薪さんの「合法的に殺されたいと」という言葉を見た瞬間。
一瞬のうちに、ここまで、考えが至ってしまった。

そして・・息が止まるような、衝撃を受けた。

誰よりも、薪さんを大切に思い。
誰よりも、薪さんに信頼されていた、その人が。

まさか・・・。

実は、薪さんに一番近い場所から、薪さんのことを監視し、薪さんの抱える「秘密」が外に漏れるようなことがあれば、手を下すようなことすら任務に与えられていたとしたら・・・・。

けれど、鈴木さんは。
その任務よりも、薪さんを守りたいと思うようになってしまった。
「秘密」を守るどころか、それ程の「秘密」が何なのか、自分もその「秘密」を見て、薪さんと立場を共有した。

鈴木さんのその行動は、薪さんの脳のみで保持するべきだった「秘密」が、外に広がっていく、何より懸念すべきことだった。
だから、誰かが自分を抹殺するだろうということを、鈴木さんは知っていた。

いつか、自分は秘密裏に処理される・・それよりも、「合法的な」形で死に、家族の手で埋葬してもらいたかったのか。
薪さんに、最後まで・・他ならぬ自分が薪さんを裏切っていたと、それを知られたくなかったのか・・・。

いや・・きっと違う。
鈴木さんは、そんな人じゃない。

清水先生の手腕は、読者の予想を遥かに超えた物だから。
私の安易な想像なんて、簡単に覆されるに違いない。

鈴木さんは、薪さんに出会ったその日から、最期の時まで。
薪さんを、誰よりも何よりも。

大切にしてきたのだと・・・信じたい。





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コメント

■ こんばんは、かのんさん。

〉鈴木さんは、薪さんに、何故撃たれたのか・・・。


私も、ずっと疑問だったことです。

一巻で、青木が語ったことが真実の全てではないということ。

そのことに、個人的に少しホッとしてしまい、次に悲しくなりました。


ホッとしたというのは…、
すごく、書くのを迷いましたが…。

鈴木さんが、薪さんを守って死んだという理由に、納得できていないからです。

本当にそれが…

薪さんを、貝沼から「守る」為に薪さんに自分を「殺させた」のが真実なら…

勝手としか思えないのです。

貝沼の「狂気」を知らないのに、私の方が勝手なことを言ってるのは百も承知なのですが…。

誰かを守ろうとする時に、自分も生きていなければ、相手だってよかったなんて思えないんです。

そんな理由で死んでほしくなかった。

例え自分の命より、薪さんを大切に想っていても、それならばこそ、どんなかたちであろうとも、あの人は生きていなければいけなかった。

そう思ってしまいます。

でも、それが理由の全てではない…。


射撃の名手である薪さん。
誤って撃ち殺した確率が低い、ということは、正当防衛ではないかもしれない。

薪さんが、自分の意志で撃った可能性がでてきたということ。
その理由に、様々なパターンを…、かのんさん…;

考えたくないのに考えてしまったのですね(^_^;)

一番驚いたのが、
〉Bの2:鈴木さんは、秘密裏に抹殺されるような、誰にも言えない、非合法なところで動いていた。
秘密裏に処理される前に、「合法的な」形で死に、家族の手で埋葬してもらいたかったのか。

最悪なパターンまで推測してしまって、すごくしんどかったでしょうね…(^_^;)。

どんな理由であれ、薪さんを守ろうとしたのは、間違いないと私は思います。

だからこそ、自分の手で死なせてしまった、鈴木さんを守れなかった罪を、あの人は一生背負うのでしょうね…。

それは、まだ死ぬほうが、容易い生き方なのかもしれません。


最後に、鈴木さんを尊く思うかのんさんに、鈴木さんを非難するような言葉を出してしまったこと、

深くお詫び申し上げますm(_ _)m

■ 鍵拍手コメ下さったAさま

○7/3に鍵拍手コメント下さったAさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

すす・・鋭くなんて・・お言葉に恐縮してしまいました(><;)
「合法的に殺されたかった」とは、「非合法に殺される危険に晒されていた」と、とっさに思ってしまったのですが、実際は、間違った解釈かもしれませんし・・。

おっしゃるとおり、このタイトルは本当に、作品そのものを表した素晴らしい物ですよね。
恐くてドキドキする・・本当にそうですね(TT)

あまりにも散らばった謎に、本当に今年中に収集が付くのかと思ってしまいますが。
もしかしたら、清水先生は、全ての答えを用意するおつもりではないのかも・・とも、思ったりします。

■ AYさま

○AYさま

コメントありがとうございます。

> 私も、ずっと疑問だったことです。
> 一巻で、青木が語ったことが真実の全てではないということ。
> そのことに、個人的に少しホッとしてしまい、次に悲しくなりました。
> ホッとしたというのは…、
> すごく、書くのを迷いましたが…。
> 鈴木さんが、薪さんを守って死んだという理由に、納得できていないからです。

こういうご意見を持つ方、多いですよね。
それが本当に「守る」ことになるのかと。
結局は、薪さんはそれによって、永遠の苦しみを背負うことになったわけですし。

> 本当にそれが…
> 薪さんを、貝沼から「守る」為に薪さんに自分を「殺させた」のが真実なら…
> 勝手としか思えないのです。
> 貝沼の「狂気」を知らないのに、私の方が勝手なことを言ってるのは百も承知なのですが…。
> 誰かを守ろうとする時に、自分も生きていなければ、相手だってよかったなんて思えないんです。

とある「秘密」ブロガーさんの二次創作で、パラレルワールドで無事に生き続ける鈴木さんが、この世界の薪さんから「お前を殺した」という告白を受けて、「生き残った方が辛い」と、語りかけるシーンを思い出しました。

鈴木さんは、薪さんを守ろうとしたのではなく、ひとえに精神が錯乱していたと解釈してる方もいらっしゃいますし。

薪さんが、青木と共に鈴木さんの脳=貝沼の最期の画を見ても、正気を保っていたように、鈴木さんが生きて薪さんに付いていれば、薪さんだって貝沼の画像に耐えられたのではとおっしゃる方も居ますね。

鈴木さんのあの行動は、本当に薪さんを貝沼の脳から守りたかったからだけなのか。
そして、その行動は、果たして正しかったのか。
正確な答えは、出ていませんよね。

> そんな理由で死んでほしくなかった。
> 例え自分の命より、薪さんを大切に想っていても、それならばこそ、どんなかたちであろうとも、あの人は生きていなければいけなかった。
> そう思ってしまいます。

「生きていなければいけなかった」
そうですね。
鈴木さんが薪さんに銃を向け、薪さんに撃たれて命を失った。
それは「秘密」の世界の大前提であり、それが無ければ、話の展開も全く違った物になってしまいますが・・それでも、鈴木さんには生きていてほしかったですね。

> でも、それが理由の全てではない…。
> 射撃の名手である薪さん。
> 誤って撃ち殺した確率が低い、ということは、正当防衛ではないかもしれない。
> 薪さんが、自分の意志で撃った可能性がでてきたということ。
> その理由に、様々なパターンを…、かのんさん…;
> 考えたくないのに考えてしまったのですね(^_^;)

考えたと申しますか・・一瞬で、様々な憶測が浮かんでしまったんですね。
そして・・自分でその憶測に、動揺してしまいました・・。

> 一番驚いたのが、
> 〉Bの2:鈴木さんは、秘密裏に抹殺されるような、誰にも言えない、非合法なところで動いていた。
> 秘密裏に処理される前に、「合法的な」形で死に、家族の手で埋葬してもらいたかったのか。
> 最悪なパターンまで推測してしまって、すごくしんどかったでしょうね…(^_^;)。

自分の中で最悪なのは、Aの1です。
薪さんが、薪さん自身の意思で、鈴木さんを狙って撃った。
それだけは有り得ないだろうと思うし、あって欲しくないですね。

Bパターンは、Bの1であれ、Bの2であれ、衝撃はあれど、落ち込みは無いですね。
何故なら・・

> どんな理由であれ、薪さんを守ろうとしたのは、間違いないと私は思います。

そう、これです。
どんな過程を経たにしても、最終的に薪さんを守ろうとした、鈴木さんのその気持ちは間違いない。
それだけは揺るがない。
だから・・薪さんの一言に、動揺し、大きな衝撃を受けはしましたが、落ち込む気持ちは無いんです。

> だからこそ、自分の手で死なせてしまった、鈴木さんを守れなかった罪を、あの人は一生背負うのでしょうね…。
> それは、まだ死ぬほうが、容易い生き方なのかもしれません。

そこに、どんな理由があったにせよ、薪さんは、鈴木さんを手に掛けたことを、一生背負っていくでしょう。
「死ぬ」という重さを安易に語ることは出来ませんが、薪さんの苦しみに比べたら、鈴木さんは、ある意味、幸せだとさえ思えます。
自らの犠牲によって、本当に大切な人が、貝沼の狂気に染まり、狂う姿を、見ずに済んだのですから。

> 最後に、鈴木さんを尊く思うかのんさんに、

「尊く思う」・・私って、そんな風に鈴木さんのことを受け止めていたのですね。
お言葉をいただいて、気付きました。

> 鈴木さんを非難するような言葉を出してしまったこと、
> 深くお詫び申し上げますm(_ _)m

いえいえ。
AYさんのご意見は、ごもっともだと思いますし、非難とは受け止めておりませんので、大丈夫です。
でも、お気遣いは嬉しく思います。
ありがとうございました。

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