カウンター


プロフィール

かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

リンクは嬉しいので、ご自由にどうぞ♪


当ブログ拍手頁

最新の公開拍手コメのレスはこちら それ以前の公開拍手コメ&レスは、各記事の拍手ボタンを再度押していただければ読めます 鍵拍手コメにつきましては、拍手をいただいた記事下コメント欄にレスを書いております

所属してます♪


月別アーカイブ


最新記事


最新コメント


検索フォーム


 
メロディ 2011年 10月号「秘密-トップ・シークレット-2010 END GAME ACT.7」

レビュー2:鈴木さんの存在



息詰まる展開に、目が離せない。
薪さんを取り巻く数々の危機に、心拍数が上がる。

そんな、今号の「秘密」の中で。
ふっ・・と、心が凪いだ瞬間がある。

それは、薪さんの心の中に残る、鈴木さんとの、光景・・・・。

鈴木さんの脳にも残っていた。
「第九」の未来に、共に思いを馳せた場所。

これが、青木のモノローグだとしたら。
青木は、鈴木さんの視点を通して、薪さんと鈴木さんの絆が、読み取れたということになるだろう。


  まだ 何もない
  木々の中で

  思いを馳せた

  いつか
  いつか「第九」が 全国展開する その日を

  鈴木さんと2人でつくる
  「第九」の未来を



まだ何も無い、単なる「避暑地みたいな、大きな公園みたいなとこ」を、薪さんと鈴木さんと雪子の3人で訪れた、雪子にとっても「ただの小旅行」だった筈のその光景を見て。

青木は、悟ったのだ。
そこに、薪さんと鈴木さんが「2人でつくる」第九の未来があったことを。

3人のうち、鈴木さんと雪子は恋人同士。
仲むつまじく、肩を組んで、その先を眺めたりしているのに。
けれど、薪さんと鈴木さんの間に、ずっと2人で歩んで行く、共に未来を作っていく、そんな強い絆があることを、青木は、理解したのだ。

鈴木さんを見つめる、薪さんの視線が、苦しい。

鈴木さんと共に、その地に足を運び。
雪子と語らう鈴木さんを、笑顔で見つめる。
そこには・・何の憂いも無い、あくまで穏やかで優しい、信頼に満ちた薪さんの眼差しがある。

薪さんにとって、雪子は、愛する人の恋人だった。
でもきっと、この時の薪さんには、嫉妬とかそんな物は無くて。
そんな次元とは関係の無いところに、鈴木さんとの揺るぎ無い結び付きがあって。

その先に、残酷な未来が待ち受けていることも知らず。
鈴木さんと共に歩んで行くことを、その道を、信じていた。

この時の思いを。
薪さんが信じていた未来を。
誰にも奪って欲しくなかった。

MRI捜査というものが、どんなに厳しいものであっても。
傍らに鈴木さんが居れば、きっと、薪さんは幸せだった。
幸せだったのに・・・・・・

鈴木さんには恋人が居るという切なさに。
それでも、薪さんは幸せな時を過ごしていたということに。
その先に待ち受ける、残酷な未来に。

苦しくて、苦しくて、たまらなかった。

でも、苦しさと同時に。
そこに、安らぎも見えた。

薪さんが、鈴木さんを思う時。
多くは、鈴木さんが死して横たわる姿が浮かんでいた。
でも、本当は、薪さんの脳裏には、その日までの、鈴木さんとの数々の大切な思い出が、残っている筈。

だから、薪さんには。
鈴木さんを思い返す時、あの辛い最期の光景ではなく、鈴木さんとの幸せな光景を思い出してほしいと、そう、願ってきた。

そして、今号で、この光景が現れたことで。
確かに、薪さんには、鈴木さんとの安らぎの時間もあったのだと、そう確認出来たことが、嬉しかった。

続いて、薪さんが、再びこの地を訪れた、そのシーンで。
薪さんの表情が静かだったことに、余計に、薪さんは今、鈴木さんとの思い出をそこに見ているのだと思えて・・嬉しかった。

滝沢の「きれいなお花畑で・・・」というセリフからも。
「きれいなお花畑」を見ていたような表情を、薪さんがしていたのだと。
薪さんが、滝沢が現れる瞬間まで、鈴木さんとの美しい思い出に浸っていたのだと、そう思えた。

私は、薪さんに。
こんな風に、鈴木さんとのことを、思い返して欲しかった。
辛い思い出ばかりではなく、優しい思い出や、楽しい思い出を、鈴木さんとの日々を、思い返して欲しかったのだ。

鈴木さんの存在は、薪さんを苦しめもしたけれど。
薪さんの人生の中で、幸せな思い出も作ったことは確かなのだと。
そう思えたことで・・救われた気がした。

前号で明かされた、薪さんが射撃の名手であり、打ち損じる可能性が低いという事実や。
鈴木さんが薪さんに「合法的に殺されたい」と、思っていたのだろうかという、薪さんのモノローグに。
私は、大きく動揺した。

けれど、たとえ、鈴木さんの死に、どんな真相が隠されていたとしても。

鈴木さんが、薪さんを。
薪さんも、鈴木さんを。
大切に思っていたこと。
二人が、誰にも侵すことの出来ない絆で結ばれていた事実は、揺るがない。

今号を読んで、そう、思えた。

それにしても・・・
今号での、鈴木さんの目に映る薪さんは、本当に綺麗だった。

「Copy Cat」の時も、鈴木さんの目に、薪さんは、とても可愛らしく映っていた。
雪子が薪さんを見ていることに気付いて、苦悩していた鈴木さんにとって、薪さんは恋のライバルであり、憎い相手としてゆがんで見えていたっておかしくは無いのに。
そこには、恋敵であるという視点は、欠片も無かった。

鈴木さんは、薪さんを見ていた。
グラスを手に乾杯し、グラスに触れる薪さんの口元を見ていた。
こちらに語りかける薪さんの横顔を、そして、振り向いてじっとこちらを見詰める薪さんの顔を。
「すずき」とつぶやくその唇を・・見ていた。

薪さんの、なんて、優しい瞳。
なんて・・色っぽい唇。

それは、紛れも無く、愛する人に向ける瞳。
愛する人の名を、形作る唇。

たとえ、その先を口にしなくても。
薪さんは、その目で、その唇で、その表情で。
鈴木さんに、愛を語りかけていた・・そう見えた。

ずっと・・
鈴木さんは、薪さんの気持ちに気付かなかったと、そう思っていたけれど。

こんな眼差しを向けられて、本当に、気付かなかったのだろうか。
その唇を見て、何も・・思わなかったのだろうか。

「Copy Cat」の時、薪さんが、とても可愛らしく映っていたのは。
薪さんが、鈴木さんの前でだけは、こんな顔を見せたのか。
それとも、鈴木さんの薪さんを大切に思う気持ちが、こんな風に映し出したのか。
一体どちらなのだろうかと、そう思った。

今回も、同じ疑問が沸いた。
鈴木さんの目に映る薪さんが、これ程までに、艶を帯びた表情を見せるのは。

薪さんが、鈴木さんの前だから、こんな表情を見せたのか。
それとも、鈴木さんの中に眠る想いが、こんな薪さんを映し出したのか・・・・・・

薪さんの、鈴木さんへの想い。
鈴木さんの、薪さんへの想い。

その想いに、どんな名称を与えたら良いのか。
名付けてしまうには、あまりにも深過ぎる想いが、そこに・・あったのかもしれない。

その真相は、鈴木さんの死の真相と共に。
未だ、謎のまま・・・

ただ、私は、鈴木さんの存在が。
薪さんにとって、大切なものであることを。

それだけは確かであると。
肯定していきたいのだ。






関連記事

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

■この記事のトラックバックURL

⇒ http://kanon23.blog36.fc2.com/tb.php/808-6e6db80e

この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

■この記事へのトラックバック

 | BLOG TOP |