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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

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Scene25:沈黙


青木は目が覚めた。

見覚えの無い天井。
「?・・・」

「!!」
飛び起きてみると、ベッドに、下着1枚で寝ていた。

「ここは・・薪さんの部屋?」
青木は、頭を抱えて、昨日のことを、辿ってみた。

薪を送ってきたことは、はっきり覚えている。
倒れた薪を、介抱したことも。

「ベッドから落ちそうになった薪さんを支えて・・そして・・・・・」

突然、青木の顔が、真っ赤になった。
「オ、オレ・・・」

物音が聞こえた。
青木は、ベッドサイドの椅子にかけられたズボンを手に取ると、それを履いて廊下へ出た。

物音がする方へ行くと、薪が、洗面室の鏡に向かって、ネクタイを締めていた。
薪は、鏡に青木が映ると、一瞬、手を止めた。
しかし何も言わず、また手を動かして、ネクタイを締め、上着を身に付けた。

「薪さん・・」
青木の声に、薪が振り返る。

「薪さん。オレ・・」
こういう時、何て言ったらいいのか、青木は分からない。

薪は、青木をじっと見て、言った。
「僕は早朝会議があるから、もう出る。お前は、一度帰って着替えた方がいい。ここのシャワーを使うなら自由に。タオルはそこだ」

そこまで言うと、薪は改めて青木を見つめた。

「あ・お・き・・」

MRIの画を見慣れたせいで、青木にも、簡単な言葉は、口の動きで分かる。
薪の唇は、確かに、「青木」と動いていた。
でも、声は聞こえない。

何ですか?

青木も、そう聞き返したい。
なのに、言葉が出てこない・・。

薪は一度目を伏せ、顔を上げると、
「鍵は閉めていけ。合鍵だ」
そう言って、青木の手に、鍵を乗せた。

「お前は定時に来い。遅刻は許さん」
そう言って、薪は玄関に向かう。

ドアに手をかけ、一度、薪は振り返り・・そして、出て行った。

振り返った薪の顔は、かすかに、微笑んでいるようにも見えた。
その微笑みが、嬉しさから来るのか、それとも、悲しさから来るものなのか。

その表情は、繊細過ぎて、青木には、よく分からなかった。



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コメント

■ 

遂に!薪さんと青木が!身も心も結ばれたのですねっ(嬉´Д`嬉).。.:*☆

かのんさん!!!!!!
ありがとうございますっっっっっm(__)m
何も言う事はございません!!!大満足です!!!

かのんさんがこんな素敵な展開に持っていってくださるなんて!
若干諦めていただけに、嬉しさは倍増★×100 更に倍★
幸せすぎて発狂しそうですっっっ!!

かのんさん大好きだぁ~~~~~─゚+。:.ヽ(喜´∀`)ノ゚+。:.─ッ☆

■ 

○コハルビヨリさま

コメントありがとうございます。

>こんな素敵な展開に持っていってくださるなんて!
↑私自身びっくりでした・・こういう展開になるとは・・・。

そして、喜んでいただけて、私も嬉しかったです!(^^)

■ 

○Yさま

拍手コメント、ありがとうございます。

>薪さん、ネクタイを締めてるんですね? ずっとノーネクタイだったのに! 心の傷をようやく癒すことができたのですね・・・青木とのことで
↑細かい点にも気が付いていただけて嬉しいです(^^)
薪さんがネクタイをしなくなった事には諸説ありますが・・私なりの解釈があったので・・とても嬉しいです!

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