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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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メロディ 2012年2月号 「秘密-トップ・シークレット-2010 END GAME ACT.8」

※以下、レビューは全て、完全ネタバレです。

レビュー1:あの時



あの時。

やはり、薪さんは。
そして、鈴木さんは―――――

ああ、やはりそうだった。
鈴木さんは、私が信じていた鈴木さんだった。

もちろん、滝沢の言うことが、全て真実とは限らない。
滝沢は今、薪さんに殺されたくて、話を作っている部分もあるかもしれない。

でも、鈴木さんという人は、きっと、本当に。
そんな人だったのだろう。
そう思えた。

薪さんが信じていた、唯一心を開くことが出来た鈴木さんという人が。
薪さんを裏切っていなくて、良かった・・・。

メロディ8月号で、薪さんが確かな射撃の腕を持っていると示され、また、薪さんの「『僕に合法的に殺されたい』と」というモノローグに、ショックを受け。
「あの時」の真実について、私は、いくつかの仮説を立てた。

その中には、「鈴木さんは、秘密裏に抹殺されるような、誰にも言えない、非合法なところで動いていた」という物さえ、出てきた。

実は、薪さんに一番近い場所から、薪さんのことを監視し、薪さんの抱える「秘密」が外に漏れるようなことがあれば、手を下すようなことすら任務に与えられていたとしたら・・・まさか・・・と。

でも、そうではなかった。
鈴木さんは、薪さんにすら「お前を信頼していたのは鈴木だ」と言わせる程に、滝沢を信頼しているように見せかけながら、滝沢を疑い、真実に近付いていたのだ。
けれど・・近付き過ぎた故に、抹殺の対象となった・・・。

そう、いくつか上げた仮説のうちの一つ。
「鈴木さんは、薪さん同様、見てはいけない『秘密』を抱えてしまった為に、非合法に抹殺されそうになっていて、鈴木さんも、それを自覚していた」
だったのだ・・・。

確かかどうかは分からない。
滝沢が言ってることが真実かどうかは分からない。
でも、きっと。

上司に進言しながらも、手が打たれないその状況に、鈴木さんは、思った以上に大きなその陰に、自分の身を危険に晒したことに、気付いたのだろう。
そして、貝沼事件が起きた。

薪さんを守りたいが為に、その脳を一人で見続け、精神を壊した。
そこには、自分が遠からず抹殺されるという恐怖も、混じっていたかもしれない。

かろうじて残された僅かな理性で。
鈴木さんは、貝沼の全ての記憶と共に、自分を抹殺しようと考えた。
けれど、どうしても撃てなくて・・・

あの時、薪さんの手で撃たれなければ、鈴木さんは、他の人間に殺されていたのだろうか。
もし、そうだとしたら・・・

いや、実際にそうなってみなければ分からない。
鈴木さんが、いずれにせよ死ぬ運命だったなんて、思いたくない。
薪さんにも、そして他の人間にも傷付けられることなく、鈴木さんが生き延びる道だってあった筈。
そう、思いたい。

けれど、もし。
もし・・・・・・

どうしても、鈴木さんがこの世に留まることが、出来なかったとしたら。
他の人間に、抹殺されるよりは。
薪さんの手で逝けたことは、唯一の救い・・・かもしれない。

滝沢が銃に細工をして薪さんに渡したことが、本当だとしたら。
滝沢のことは、許せない。
そこに、祖国に対してのどんな崇高な目的があったとしても、貝沼の脳に犯された犠牲者だとしても・・・許せない。

鈴木さんにとっては、救いだったかもしれない。
けれど、薪さんにとっては。
自らの手で鈴木さんを葬るという、果てしない苦しみとなった。

そんな苦しみを与えた滝沢を、私は許せない。

8月号では、薪さんが、故意に鈴木さんを死に至らしめたのでは・・という仮説も立てた。
薪さんが、鈴木さんを殺したい理由があって、鈴木さんを撃ったのか、あるいは、鈴木さんが、薪さんに殺されたいと願い、その思いを汲んで、あえて薪さんは心臓を狙ったのかと。

でも、それも違っていた。
薪さんは、鈴木さんの心臓を狙う気なんて、無かった。
暴走する鈴木さんを止めようとした・・ただ、それだけだった。

それだけだったのに・・・・・・!

薪さんは、ずっと。
自分が撃ち違えたと思っていたのだろうか。
だったら、今回の滝沢の告白は、ほんの少しでも、薪さんの苦しみを軽くすることが出来るだろうか・・。

いや、きっとそんなことは無い。
たとえ、故意に滝沢が薪さんに撃たせたとしても、引き金を引いたのは、薪さんに他ならない。
滝沢から銃を受け取り、あの場でその銃を使い、鈴木さんを死に至らしめた・・その事実は、変わらない。

薪さんの苦しみが小さくなることなんて、無い。

何故、あの時、滝沢の企みに気付かなかったのか。
何故、撃ってしまったのか・・・。
薪さんは、これからもずっと、永遠に苦しみ続けるのだろう。

あるいは、もしかしたら。
薪さんは、銃に細工が施されていたことに、後から気付いていたのかもしれない。

自分は、鈴木さんの脚を狙って撃った。
なのに、何故か弾は上にそれた。
その時は動揺していたとしても。
後から、そのことに不信を覚えたかもしれない。

しかし、嵐が過ぎ去った時、既に滝沢は精神病院に入院。
薪さんは、滝沢か、あるいはその滝沢を動かしている上の人物の意図であると疑いながらも、滝沢に正すことも出来ず、その巨大な影を、感じていたのかもしれない。

たとえ、真実を突き止めたとしても、鈴木さんは帰らない。
薪さんにはもう、成す術も無くて。

自分が撃ち違えたのか。
何らかの細工がされていたのか。

どちらにしても、鈴木さんは・・・もう居ない。

鈴木さんの亡霊におびえながら。
薪さんは、ただ・・目の前にある仕事をこなすしか、なかった。

許せない。
許せない。

滝沢だけじゃない。
薪さんの苦しみを生んだ、そこに関わる全ての人間が許せない。

薪さんの、今回の命を懸けた情報のリークは。
彼らに対する、報復でもあるのだ。

そう・・青木の家族を奪い、青木を苦しめただけじゃない。
かつて、鈴木さんの命も奪った・・その彼らに対しての。

薪さんは、鈴木さんの心臓を狙ったりはしなかった。
鈴木さんは、薪さんを裏切ってなどいなかった。

そのことが、今は、嬉しい。

喜ぶなんて、不謹慎かもしれない。
それでも私は、嬉しかった。

メロディ8月号で生まれた疑念が、振り払われたことが。
薪さんと鈴木さんの絆が、偽りの物ではなかったことが。

薪さんを苦しめた、全ての人々が、憎くて。
鈴木さんが、連中の陰謀によって抹殺されたことが、くやしくて。
憎くてくやしくてたまらないのに。

心は、荒れ狂う憎しみよりも、喜びが勝っていた。

私は泣いた。
滝沢の告白に、嬉しくて、泣いた。

薪さんを守ろうとした、鈴木さん。
鈴木さんを大切に想っていた、薪さん。

あの時。

互いに銃を向け合う光景を見て。
心は、互いに、誰よりも相手を想っていたのだと。
誰が知るだろう。

誰が・・・・・・思うだろう。






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コメント

■ 鍵拍手コメ下さったAさま

○1/12に鍵拍手コメント下さったAさま

コメントありがとうございます。
レスが遅くなりまして、申し訳ございませんm(_ _)m

ホッとした気持ちの方が強いとのこと、同じ思いと知り、嬉しく思いました。
今号で、一番救われた部分かもしれません。

「絆が再確認できた」そうですね。
鈴木さんも薪さんも、間違いなく、互いを大切に想っていたのですよね。

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