カウンター


プロフィール

かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

リンクは嬉しいので、ご自由にどうぞ♪


当ブログ拍手頁

最新の公開拍手コメのレスはこちら それ以前の公開拍手コメ&レスは、各記事の拍手ボタンを再度押していただければ読めます 鍵拍手コメにつきましては、拍手をいただいた記事下コメント欄にレスを書いております

所属してます♪


月別アーカイブ


最新記事


最新コメント


検索フォーム


 
メロディ2012年6月号「秘密-トップ・シークレット-2010 END GAME 最終回」

※以下、レビューは全て、完全ネタバレです。


レビュー1:鮮明な記憶




あれから。

第九は解体され、オレは、第八管区の室長となった。
全国の管区の中でも、オレは一番年下の室長であり、警察組織の経験豊かな年上の部下も居る中。
毎日が、緊張の連続で、室長としての重責を感じる。

ここ九州でも、凶悪事件が次々に発生し、目を覆いたくなるようなMRI画像を相手に、捜査を続けている。
凄惨な画が、いつまでも脳裏に焼き付いて、離れないこともある。
第九に居た頃の、数々のMRI画像も、忘れられない。
姉の事件の現場が蘇えり、未だ、悪夢にうなされることもある。

だが。
どんなに、強烈な事件があっても。
忘れられない、辛い出来事があっても。

それ以上に。
何よりも、脳裏に鮮やかに蘇えるのは。

あの人の・・・姿だ。





「最終回」と題された今回。
ラストの11ページを飾るのが、脳の中に残る画像だということが、この作品に、とてもふさわしいと感じた。

人の脳を見る。
記憶された物を見る。
そのことがテーマとなっていた「秘密」という作品。

最後には。
青木の脳に宿る、たぶん、一番鮮明に残っているであろう、記憶。
それが、読者の前に、映し出されたのだ。

作中の、MRI画像のスクリーン上ではなく。
「秘密」という作品そのものの紙面、そのスクリーン上に。

青木にとって。
青木の人生にとって。

薪さんの姿は。

どんなに陰惨な事件現場の画像よりも、あの辛い姉夫婦の記憶よりも。
いつまでも忘れられない、鮮やかな記憶であるに違いない。

折しも薪さんが口にした、出会った最初の事件の時。
あの、2年前の1月。
青木が、薪さんと初めて出会った時からの、薪さんの姿、その記憶。

本を抱えて眠っていた。
目を開いて、こちらをじっと見つめていた。

色々なことがあった。

怪物、貝沼の姿。
取り返しの付かない、天地の姿。
亡くなった父。
良心の呵責。
美しい風景・・・・・・

様々な出来事があり。
その中に、いつも。

薪さんの、姿があった。

信頼していた。
何があっても、この人を信じて付いて行けば、大丈夫だと。
生き方すら、教えられた。

本当に辛かったのは。
薪さん自身なのに。

泣く姿を見た。
この腕に抱き留めた。
その人を引き留められるなら、もう二度と帰れなくてもいいとさえ、思った・・・。

別れ際。
何て言ったんだろう・・?
その時は、よく聞こえなかった気がした。

けれど、後から思い返してみると。
薪さんは、確かに言っていた。

青木 いそがなくていい 待っているから

と・・・・・。





昨日、最初にメロディ6月号の「秘密」を読んだ時は。
どう受け止めたらいいものか。
まだ、戸惑っている自分が居た。

けれど、一夜明け。
この世界を、もう一度噛み締めて。

今になって。
涙が出てきた。

青木の、これまでの軌跡を。
青木が見た、薪さんの姿の数々を見せられて。

改めて。
薪さんを、美しいと思った。

自身も傷付きながら、人の為に、部下達の為に、必死で尽くしてきた薪さん。
なんて、大きな存在なんだろう。
なんて・・・眩しいんだろう。

青木が、薪さんと出会って。
空港で別れた、その日まで。
青木の傍らには、いつも、薪さんが居た。

青木は、薪さんのもとで、どれ程のことを学んだのだろう。
どれ程の成長を、遂げたのだろう。

幸せだね、青木。

薪さんが。
儚くも大きく、厳しくも優しく、そして、美しく映るのは。
青木自身が、そんな目で、薪さんを見ているからに、他ならない。

なんて鮮やかな。
薪さんの姿。

たったの2年半。
それが、青木にとって、長い人生の中で。
一番濃密で。
一番大切なことを学んだ日々だった。

薪さんと過ごした、薪さんに身をもって教えられた。
青木の人生を決めた、2年間だった。

人の記憶は。
時に、辛い物を映し出す。
人間の、醜い姿を映し出す。

でも。

素晴らしい物を、映し出すことだってある。
決して忘れてはいけない。
忘れられない。

何より素晴らしい、美しい日々を、残すことだってある。

青木にとって。
薪さんの記憶は・・・・・・・・・

涙が、止まらない。






関連記事

コメント

■ 鍵拍手コメ下さったAさま

〇5/2に鍵拍手コメント下さったAさま

コメントありがとうございます。

見事だとお思いになりましたか。
同意いただいて嬉しいです(^^)

ぎょぎょぎょぎょっ・・!!
あ・・青木がし・・という可能性には気付きませんでした!
でもそうですよね・・そうとも取れますね(ひ~・・・(><)不安要因が増えた~!)
いえいえ、あれは青木の記憶であるという表現なだけだと信じます!(涙)

Sぎやまださんのところのブログの、年を取った青木が認知症になって、でも自分は20代で、薪さんのもとで働いている時だと信じて第九の庁舎にやって来てしまうというSSを思い出しました。
九州の室長で華々しく活躍した頃より、薪さんのもとで使われていた頃の方が記憶に残っているかねえと、現在の第九職員が言うんですが・・とても感動したお話でしたが、青木にとって一番鮮明に残る記憶は、薪さんのもとで過ごした日々だと、今号の「秘密」を読んで、改めて思いました。

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

■この記事のトラックバックURL

⇒ http://kanon23.blog36.fc2.com/tb.php/855-26d9e41d

この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

■この記事へのトラックバック

 | BLOG TOP |