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Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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メロディ2012年6月号「秘密-トップ・シークレット-2010 END GAME 最終回」

レビュー7:薪さんを巡る人々



薪さんが協力をあおいだ、謎の上司は。
警察庁の長官だった。

警察組織のトップと、極秘で協力し合える関係。
それ程薪さんは「特別」な存在なのだ。

けれど長官は、薪さんを「情に流されすぎる」と言う。
大きな機関に属し、それを動かす上では、非情にならねばならないことも、多々あるのだろう。

けれど、それを「甘い」と渋い表情で口にするのは。
それだけ、長官が、薪さんの能力を買っている、その表れでもあると言えるだろう。
どうでもいい人間なら、失敗を犯したら、切ればいいだけのこと。

薪さんに期待をするからこそ。
情に流されすぎる部分が、長官にとっては、惜しい点であるのかもしれない。

それにしても。
薪さんと長官は。
何がきっかけで、ここまで親しくなったのだろう。

日頃から、薪さんの優秀さに目を留め、長官が、声を掛けたということだろうか。
それとも、カニバリズム事件から、長官が薪さんに口止めを要請しながらも、協力し合う関係になったのだろうか。

もしかしたら。
極秘ではあるけれど、どこかで血の繋がった親族で。
薪さんが「行けません」とメールした際には、会いに行く予定だったのだろうか・・・なんてことも考えてしまう。

まあでも。
単純に、長官は薪さんの能力を買い。
カニバリズム事件から協力し合うようになった、職務上の関係と、考えるのが妥当だろう。

そして、警視総監。
今回の事件では、全く登場しなかったが、どういう立場に居たのだろう。

その後の解説だと、動いていたのは警察庁警備局長以下、警視庁警備部の人間で。
逮捕者や免職者に、警視総監の名前は、具体的には書かれていなかった。

今井さんは、薪さんがデータを奪って逃走した際。
「総監を含め、官僚や警察側は、薪さん一人くらい殺しても」といった話をしていたが。

警視総監は、薪さんを狙う一連の事件に、加担していたのだろうか。

以前、石丸大臣の事件を黙認しろと薪さんに命令していた総監は、現在の総監とは別人であり。
むしろ、現在の総監は、第九から薪さんを切り離すことで、薪さんを守ろうとしていたのではないかと、そう私は思っていた。
(詳しくは、こちらの記事に書いております)

まあ、もし加担しておらず、逮捕まではされなかったとしても。
ここまで警視庁に不祥事が起これば、責任を取って免職は免れなかったとは思うが。

それから。
岡部さん他、第九メンバー達。

岡部さんの、薪さんへの想いは。
どこまで、深いのだろう・・・。

その名のとおり、まだ青い青木に対して、その名のとおり、広い大地のような心を持つ、岡部さん。

「だからだ」
「だから あの人はこんな無茶を」
「したんじゃないか・・・っ」

そう言った時。
岡部さんは、どんなに辛かったろう。

岡部さんだって、薪さんを止めたかった。
誰よりも、薪さんを危険な目になんて、合わせたくなかった。
それでも・・・実行する薪さんを止められないなら、その計画に出来得る限り協力し、薪さんを援護するしか、術は無かった。

なのに・・・・・・

「あの人を 殺そうとする人間を止めろ」
「薪さんが ふたたび人を殺してしまわないように」
「青木おまえが あの人を止めるんだ!」

薪さんが、殺される危険性だけじゃない。
薪さん自身が、人を殺してしまう・・・それがどんなに薪さんにとって酷なことであるか。

鈴木さんを手に掛けてしまった薪さんの苦しみを。
誰よりも近くで見てきた、岡部さんだからこそ、出た言葉。

本当は、自分が飛んで行きたいだろうに。
でも、自分は動けない。
動いたとしても、間に合わない。

青木に託すしかないことが。
どんなに、どんなに・・・・・・

・・・滝沢の遺体を前に。
壊れかけた薪さんを救ったのは。

その目の前に、駆け付けた青木。
薪さんを抱き留めた、青木の言葉。

それは、青木の大きな功績であるけれど。
でも、青木の力だけで、成し得たことではない。

「みんなあなたが好きです」という青木の言葉は。
薪さんと青木の成就を願う者としては、物足りない物であったけれど。

でも、この時の薪さんには。
確かに、必要な言葉だった。

薪さんは、愛されてきた。
岡部さんに。
第九メンバー達、周囲の人達に。

岡部さんの、薪さんを想う、深く広い心は。
ずっと・・・薪さんを支えてきた。

その事実があったから。
薪さんも、本当は、それを分かっていたから。
だから・・・青木の言葉をきっかけに、救われた。

青木は、確かに役目を果たしたのだ。
岡部さんの・・第九メンバー皆の想いを、薪さんに、届けることが出来たのだ。

長官から伝えられ、改めて、薪さんの敵の大きさに、驚く岡部さん。
薪さんを脅かす者が、いかに大きかったか、背筋が寒くなる思いだろう。

薪さんが、滝沢の脳を撃ち抜いたこと。
「何故 彼はあんな事を・・・」と、長官は言ったが。

岡部さんには、分かっていた。

ギリギリの状況で。
薪さんが、滝沢のことを、どう思ったのか。
その願いを・・何故、聞き入れたのか。

心身の限界の、瀬戸際まで追い詰められ。
ほんの一瞬、何かが狂えば、命を失っていた、そんな状況で。
それでも薪さんは。

人間性を、失わなかった。
自分を追い詰めたその相手を、情を持って、見つめた・・・。

岡部さんの広い心は。
更に深く優しい薪さんの心に、驚愕する。

「殺人犯が気まぐれに クモの子一匹助けたからって」

以前も岡部さんは。
「薪さん あなたが青木に降ろした『蜘蛛の糸』は 万が一にも切れたりはしないと思っていいんですか?」
そんな例えをしていた。

蜘蛛の糸が切れ、落ちて行ったカンダタを見て、悲しそうな顔をしていたお釈迦様。
岡部さんには、薪さんが、そのお釈迦様と、重なるのだろう。

人の良心を信じようとして裏切られ、傷付いたお釈迦様に。

薪さん自身。
その甘さに、自嘲してしまう程・・・純粋なその魂。

岡部さんは。
滝沢が、どれ程酷い人間か、薪さんに言い渡し。
そんなに簡単に、人を信じないで下さいと、必死で忠告した。

それでいて。
「倫理観や恐怖や残酷さに押し潰されそうになりながらも それでも 誇りを持って続けて来られたのは」
「室長が誰よりも 情を重んじる方だったからです」

そんな、矛盾した言葉を、岡部さんは口にする。
薪さんには、そんなに簡単に人を信じるなと、あなたが傷付くだけだからと、そう言いながら。
そんな薪さんだから。

自分達は、ここまで来られたのだと。

岡部さんの言葉の。
一つ一つが、胸に沁みる。

まさに、そう。
読者である、私も。

薪さんは、あまりに純粋過ぎて。
優し過ぎて。
だから傷付くその姿が、見てられなくて。

でも、そんな薪さんだからこそ、信じられた。
そんな薪さんを・・・愛さずにはいられなかった。

薪さんの辞表を見た時。
岡部さんは、どれ程、ショックを受けたか。

けれど、結局は、薪さんがアメリカに渡ることになり。
青木は、唯一薪さんに会える岡部さんを「役得だ」などと言ったが。
岡部さんにしてみれば、薪さんの居ない第九を引き継ぐことになり、その準備に追われると同時に、旅立つ薪さんが心配でもあり、心身共に忙しなかったに違いない。

薪さんが、青木を置いて、車を出せと言った時も。
岡部さんは黙ったまま、薪さんの胸中を、案じていたのだろう。

だから、自分が薪さんを送りたいという、青木の申し出を受けた。
薪さんには、内緒で。

その方がいいと思ったのだろう。
頼んだ青木ではなく・・・他ならぬ、薪さんの為に。

そして、他の第九メンバー達も。

おとり捜査の際、計画を最初から聞かされていた今井さんや宇野のみならず。
メンバー達は皆、薪さんを信じていた。
山本の苦言だって、薪さんを愛するゆえに出た言葉だった。

薪さんが、無事、生還を果たした時。
彼らは、どれ程に、喜びを分かち合っただろう。

薪さんが一度第九に顔を見せた時。
青木も会いたいだろうと、曽我や小池は、青木に急いでそれを告げた。
しかも、待ってくれるよう、薪さんに頼んだと言う。

今井さんはと言えば。
薪さんからの言づてを、青木に伝え。
青木が、それ以外の言葉が無かったのかと問われ、「すまん それだけだった」と答えた。

何も、今井さんが謝ることは何も無いのに。
青木の心中を察して、そんな言葉を掛けてくれた。

いい先輩達だと。
彼らのやりとりに、顔がほころんでしまう。

「ろくな催しも挨拶も無く」出て行った薪さんを、それぞれに想う。
皆が・・・薪さんを想う。

それが、山本の言葉で。
軒並み薪さんのことが心配になり、青木に連絡をするメンバー達。

最後まで、薪さんを気遣い。
そして、最後まで、明るい場面を作ってくれた彼ら。

そんな彼らのことが。
愛おしくてたまらない。






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コメント

■ 鍵拍手コメ下さったAさま

〇5/12に鍵拍手コメント下さったAさま

コメントありがとうございます。
お返事がすっかり遅くなってしまいまして、すみませんでしたm(_ _)m

そんな初期設定があったのですね!
今も生きているかどうかは分かりませんが、もしまだその設定が生きているとしたら、薪さんは母親似ですね(笑)

総監はどうなったのか・・。
しばらく登場はしていませんが、「秘密」の中では重要なキャラだったと思うので、ハッキリ示していただきたいような気もします。

岡部さんは、もちろん寂しいでしょうし、それ以上に、自分の手元を離れる薪さんのことが心配なんじゃないでしょうか。
でも、薪さんが「自分はもう大丈夫だ」という様子で旅立つその姿を、信じて見送ったのではないかなと・・(やはり、私の中では、岡部さんは、薪さんという娘を持つ父親の立場ですね(^^;))
そして、薪さんからハッキリとした感謝の言葉を聞かなくても、その気持ちは伝わってるような気がします・・だから、最後の役目を青木に譲っても、余裕があるというか・・。
う~ん、ある意味青木より強い信頼関係がそこにあることは、やっぱり「あおまきすと」として、少々嫉妬してしまいます(^^;)

第九の雰囲気は、あのメンバーは、私も好きです。
仕事自体がどんなにハードでも、あんな室長と、あの先輩達の中で働けるなら、最高の職場だと思います。
そういう点でも、青木は幸せですよね。

そうですね、おっしゃるとおり、薪さんがそんな人だったからこそ、私達は薪さんを愛さずにはいられなかったのですよね。

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