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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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メロディ2012年12月号「秘密 創世記 THE TOP SECRET Genesis」

※以下、レビューは全て、完全ネタバレです。

レビュー1:原点



薪さんは、そこに生まれた。
類まれなる頭脳を持っていたであろう、両親のもとに。



新章も、タイトルどおり。
それは、トップ・シークレットから始まった。

極秘のプロジェクト。
薪さんの両親は、そのマスタープランの立案者だった。

自宅で会合が開かれ。
両親も、そして、まだ子供だった薪さんも同席していた。

両親共に、東大卒で、国のビッグプロジェクトの中枢に位置するような、有能な人だったのだ。
その両親の間に生まれ、育てられた薪さん。

少なくとも、「その日」までは、愛されて育ったのだろう。
他人である「おじさん」からプレゼントを手渡されても、笑顔で受け取るような、素直な子供だった。

そう・・薪さんは愛されていた。

少年には過酷過ぎる体験を経て、特異な環境で育った。
それでも、鈴木さんから自分の非を指摘されて、素直に受け取る程に。
薪さんは、真っ直ぐに生きてきた。

それはきっと、両親に愛されたからだ。

だからこそ、薪さんは、苦しんだろう。
両親を愛し、愛されたからこそ。
その両親を眼前で失った衝撃。
その裏にある「秘密」をいつか解明すると、その為にもがく長い時間の辛さ。

その苦しみを思うと。
胸が痛くてたまらない。

でも・・・

薪さんが、どんな生い立ちなのか。
両親の顔も知らずに育ったのか。
一度も、家族の温もりを得ぬままに、大人になってしまったのか。

そんなことを、考えたこともあったけれど。

少年時代に断ち切られたとしても。
少なくとも、その日までは。

薪さんが、家族を持っていたこと。
愛されていたこと。

それが分かって・・・嬉しかった。

生まれてから、両親が亡くなるその日まで。
僅かな時間ではあるけれど、きっとそれが・・・薪さんの原点。

薪さんには、愛された記憶がある。

だからこそ、薪さんは。
繰り返し、繰り返し、傷付いても。
それでも。

私達が知る、あんなにも・・・深い思いやりを持った人であり続けているのだろう。






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