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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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メロディ2013年6月号「秘密 創世記 THE TOP SECRET Genesis ACT.4」

レビュー1:薪さんという人



やはり、薪さんはそんな人だった。

欲しかったのは。
「犯人ではない」という、証拠――――――。

幼少時から聡明な頭脳は。
調べれば調べる程に。
気付いてしまう。
近付いてしまう。

澤村が、犯人だという、その事実に。

けれど薪さんは。
それを否定したかった。
否定する確かな証拠が欲しかった。

愛する両親を殺害した人。
そう思えば思う程に、そうじゃないと思いたかった。

両親を失い。
親戚とも疎遠で。
澤村の介護の為に、授業が終われば早々に帰宅する日々。
澤村の容姿にも、周囲は遠ざかる。

薪さんは、孤独だった。
澤村しか、居なかったのだ。

憎むべきその相手が。
たった一人の家族になっていた。

憎むべき相手をも、家族として愛した。
その孤独故に、愛するしか、無かったのかもしれない。
けれど、澤村を憎んだ末に、人としての道を踏み外す可能性だってあった筈。
そんな宿命にあった薪さんが。

それでも。
真っ直ぐに生きてきたのは。

薪さんの魂が成せるに、他ならない。

ある日突然、両親を失い。
その瞳に、愛する父の焼けただれた姿を映し。
自分を救った、澤村という全身に火傷を負った人間と、二人で生きてきた。

そんな唯一の家族を、澤村を、さげすむ声を耳にしながら。
心の中で、澤村を庇い続けてきた。
その澤村さえ、愛する両親を奪った張本人だという、そんな疑惑の中で・・・

更には、天才と言われる頭脳が、周囲の特別視に追い打ちを掛ける。

そんな特殊な状況の中で。
過酷な運命の中で。

決して失わなかった物。

薪さんの、純粋な魂。
言い換えるなら、本当の意味での優しさ。
深い深い、慈愛・・・・・・

「第九編」の最中にも、幾度となく感じた。
何故、薪さんは、こんなにも、優しい人なのだろうと。

うわべだけでは無い。
人間としての、深い優しさ。
それは、この大学時代の時点で、既に培われていた。
澤村の犯罪を否定し、澤村を大切に思う程に。

それ程までの薪さんの純粋さを、優しさを、育んだのは。
皮肉にも、その澤村が命を奪った、薪さんの両親なのだ。

あの日まで。
確かに、愛された記憶。
薪俊と琴海が、この世に残した物。

それが・・・薪さんという、掛け替えの無い存在。

DNAは澤村の物だったとしても。
そんなことは関係無い。

薪さんは、薪俊と、琴海の子供なのだ。
彼らに愛され、慈しまれ。
薪さん自身も、人を愛し、慈しむ魂を持った人になったのだ。

人と上手くコミュニケーションが取れず、一見、人を遠ざけているようで。
その実、人を愛し慈しむ薪さんが。

人から愛されないわけが無い。

薪さんに自己愛を投影した歪んだ愛を持った澤村も。
いつしか、薪さん自身を愛していたのではないか。

鈴木さんも。
将来は、岡部さんや、青木や、他の第九のメンバー達も。
皆・・・薪さんの魂に触れたら、愛さずにはいられない。

薪さんが人を愛するから。
どんな状況下でも、人を愛することが、大切に想うことが出来る人だから。
周囲の人々も、薪さんに愛を返す。

そうせずには、いられない。
それが。

薪さんという人なのだ。






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コメント

■ 鍵拍手コメ下さったRさま

〇6/26に鍵拍手コメント下さったRさま

コメントありがとうございます。

記事に同意いただいて、とても嬉しく思います。

薪さんこそ、純粋で美しい方なのに、ご自身でそれを分かってらっしゃらないですよね。
能力面では冷静にご自身を評価されているのに、それ以外の面では、非常に自己評価の低い方だと思います。
それはきっと、鈴木さんをはじめ、自分のせいで失った数々の命が、あまりに重いからだと思いますが…(;;)

エピローグのその先は…薪さんにとっても、青木にとっても、一筋縄ではいかない、山あり谷ありの人生でしょうけれど、でも、幸福も感じられる、希望に満ち溢れた物だと信じております…

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