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Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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メロディ2015年6月号「秘密 THE TOP SECRET season0 OLIGINAL SIN ACT.6」

レビュー3:二人の挑戦




引き続き、事件について。
薪さんとタジクが対面してからの流れを、タジクを中心に、明らかにされなかった疑問等も並べつつ、見ていきたい。



タジクの協力により、全ての料理のサンプル、厨房、ゴミ集積所まで捜索する事が出来た。

そして、ゴミ集積所から、ガリーナのほぼ完全な脳組織が見つかり、MRIに掛けられる事となる。
だが、病に侵された脳が見た物はMRI捜査では役に立たない上に、そこから脳組織が出た事自体、誰がそこに持ち込んだのか、確定する事が出来ない。

それを知りながら、タジクはあえて、そこに脳組織を置いていた。
ではもしかしたら、ユリヤが見つけた物も、わざと置いてあった物なのか、それともそれは、不本意に見つけられた物なのか。

後に薪さんは言っていた。
『食べつくしてしまうんだ 皮から衣服から髪の毛から何もかも!』

だとしたら、ピアスはともかくも、衣服の切れ端や毛髪、歯等をレストランの生ゴミに残しておく必要は無いだろう。
なので、ユリヤが姉を探している事を知り、タジクはあえて残しておいたのか…?
でもそれも不自然な気がする。

やはり、ユリヤが見つけた事自体は、タジクにとって想定外だった…と過程する方が納得出来る気がする。
遺体の大部分は解体し養豚場に運んでいたが、解体した時に残った切れ端等が、周囲を洗浄した際等に生ゴミとして残ってしまった…という事になるのだろう。

そしてMRI捜査官が入り込んだ事実を見て、それなら協力する姿勢を見せよう…と思い立った。
脳組織を置いたのは、一種の薪さんへの挑戦状だったのかもしれない。

薪さんは、タジクが最初から捜査に協力的だったのは、科警研に「お墨付き」をもらい、アリエフ大統領の会食場へ潜り込む為だったのか…と言っていたが。

たぶん、あわよくば、そうなればという思いも、タジクには有っただろう。
警察に疑われたのなら、どうせなら協力する姿勢を見せ、気に入られ、沙羅が襲撃を計画しているその場に自分も居合わせられたらと。
警察官僚達がレストランの常連になったと言う事から、タジクはマメに自ら客のテーブルに顔を出し、それとなく自分がカザフスタン料理を会食で振る舞うにふさわしいと、話を誘導したかもしれない。

だが、それは、あくまで結果だ。
それに、警察に接触するだけなら、捜査に協力する姿勢を見せるだけでも良く、脳組織をわざわざ置く必要性は無い。
確たる証拠にはならないとは言え、そこから脳組織が出たという事実は、不審を買うというリスクを伴う。

それでも、そこに脳組織を置いたのは…やはり、『見ず知らずの女性の為に頭を床に付けている』薪さんを見て、どうせMRI捜査では役に立たず証拠にはならないその脳を見て、薪さんがどう動くか…興味が有ったのではないだろうか。

そして薪さんは、またタジクの元にやって来た。
「証拠にならない」と充分分かっていながら、そこで諦める事も無く、むしろタジクへの疑念を益々膨らませてやって来た薪さんを見て、タジクはどう思っただろう。

一方、入院中のユリヤの口封じに、寿明はユリヤをナイフで刺す。
タジクを呼べと言われ残された沙羅は、タジクに電話をして事情を話す。
それが11時頃。
タジクはちょうど薪さんと対面している時だった。

ユリヤは1時間毎に点滴を交換しているという事だから、多少時間が前後する事が有ったとしても、大体11時の交換直後に寿明はユリヤを刺し、即、沙羅はタジクに電話をした事になる。

タジクは別室で電話に出、沙羅に指示を出す。
そして、仕事の電話だったとでも言って、薪さんに帰ってもらったのか、あるいは「失礼」と電話に出た際に、そのまま薪さんを放置してレストランを出たのか。

とにかく、それからすぐに、監視カメラに貼るシートを持参の上、レストランを出た事になる。
近くの公園でホームレスの男性を殴って気絶させ、病院に運ぶ。
その間に、沙羅は電極をユリヤから自分に付け替え、タジクを待つ間にユリヤは死亡してしまう。

11時半頃、タジクは病院に付き、まずは病院に入り、監視カメラに自分が映り込まないようにしながら、病室までの通り道の監視カメラ全てにシートを付ける。

それから病院の洗濯カートを持ち出し、車のトランクに入れたホームレスの男性を布か何かに包んで入れ、病室に運び、一度カートから床にでも寝かせたのだろうか。
洗濯カートは「病院の」という記述は無かったけれど、持参した物だとそこから調べるという話も出て来るだろうから、病院のカートと考えて良いと思うのだが。

それから、ユリヤを防水シートごと包んで洗濯カートに入れ、男性をベッドに寝かせて、沙羅に付けていた電極を男性に付け替える。

そしてタジクは、この時点で既に、更なる指示を沙羅に与えていた。
警察の捜査の目を、別の所に向けさせる為に、ユリヤの遺体に模した物を、発見され易い場所に置くようにと。

タジクは、自分が薪さんに目を付けられていると知っていたから、捜査をかく乱させ、自分から一時でも引き離し、遺体を運び出す時間を作る為に、沙羅にこの指示を出していた事になる。
…この時点で、そこまで考えているタジクの、先の先を読む力は、感嘆する他は無い。

沙羅はその場を離れ、タジクも洗濯カートを押しながら、面会者リストを手に病院を出る。
車にユリヤを乗せてから、洗濯カートを従業員入り口に戻し、病院を離れる。
…正午の点滴交換前に。

『おそろしく頭がまわり場数を踏んでいる』のでなければ、この短時間にこれだけの事は出来ないだろう。
(正直に言ってしまえば、「いくら何でも無理ではないか?」と思ってしまう位。カメラにシートを付けている時点で周囲に不審がられないのか…という気もするのだが)

一体どれだけの数の、殺人の後始末をして来たのか…

タジクはカメラに映り込まないように警戒し、手袋もしていたと思われるが、寿明と沙羅は病院を訪れた姿が目撃され、病室に指紋も残った。
それにも関わらず、警察の事情聴取も接触も止められ、証言が取れない。
指紋も違法な採取では証拠として出せない。
死体が一つも無い状態では、「行方不明」でしかなく、事件にすらならないと、総監は言う。
家宅捜索の令状を出す事は出来ない。

寿明が殺人を犯し、状況証拠が揃っても、タジクが遺体を始末している限り、捜査は出来ない…

ところで、薪さんがタジクのレストランに赴いた時点で、探しに行こうとした青木は、どうしたのだろう。
『自分の持ち場の事をまず考えろ』と言われた場面を思い出して、その言葉に従い、薪さんを追うのは止めたのか。
あるいは、薪さんを追おうと思ったら、ユリヤの事件の通報が入り、薪さんがそちらに向かった為、追い付かなかったのか。
青木の性格からして、自分で思い留まる事は無いだろうから、たぶん後者なのだろうと思うけれど。

…もしかしたら、1話の段階では、この時にレストランの前で、青木が薪さんに怒られてるところでもタジクに目撃させようと思っていたら、2話を描き始めたら、それでは流れが悪くなり、タジクが二人を見るのは後の場面にずらした…という清水先生の都合という気がしないでもない…

正攻法では捜査が出来ないと分かり、薪さんは突飛な行動に出る。
食事の催促をしていたというホームレスの男性を連れて、タジクのレストランに現れるのだ。
今度は、薪さんからの、タジクへの挑戦。

タジクが、本当に自分は関係無いとシラを切るつもりなら、こんな薪さんの理不尽な仕打ちは断っても構わない。
だが、タジクは受けて立つ。
自分がホームレスを殴り、ユリヤを連れ去った『卑怯な犯人』だと認めているようなものだ。
けれどそれが、逮捕には繋がらないという自信が有るからこそ、薪さんの挑戦を受けるのだ。

だが、薪さんの挑戦は、タジクの逮捕が目的では無かった。
「故意」ではなく「過失」という事でいい。
今はただ、まだ生存の可能性が有るユリヤを、救い出したいと言うそれだけの為に。

そして、タジクは初対面の時に続き、再び薪さんの言動に打たれ、呆気に取られるのだ。

その時、沙羅はタジクに、自分が河川敷に細工した物が、警察に発見されたと連絡する。
同時に、青木は薪さんに電話をし、発見されたそれについて、薪さんに伝える。
そして薪さんが青木と共に河川敷に赴く間に、タジクは本当のユリヤの遺体を手に、養豚場に発ってしまう。

そして薪さんは、同時に取った際のタジクへの電話が沙羅からだと気付き、河川敷の物はタジクがやらせた事だと察知し、レストランに戻る。
だが、既にそこにはユリヤの遺体もタジクの姿も無い。

薪さんは、連日捜査員を動員して、タジクのレストランの捜査を続けるが、何も出ないまま、日々が過ぎて行く。
『あなたのお気がすむまで 捜査は続けてかまいませんよ』と言ったタジク。
そうして隅々まで調査された事が功を奏し、タジクは食事会の料理長に抜擢される。

ユリヤが殺された日から2週間。
薪さんは、遺体が食事会の料理に使われるのではと考える。

そして訪れた、大統領が下見中の会場で、彫刻が落ちるという事件が起こる。
「ひび割れに不自然な点が見られる」という事から、誰かが故意に落としたという事になる。
現時点では、タジクか沙羅の犯行と考えるしか無い。
事件が起こった時に、二人が落ち着いて視線を合わせている様子からも、それが伺える。

だが、その目的は何だろうか。
そんな事をしたら、かえって警戒され、予定が変更になる事だって有り得るだろう。
『大丈夫』『予定通りだ』とやりとりしていたが、もし変更になったら一番困るのは彼らだった筈。

沙羅の狙いはポトノフ外相だったが、「狙いは(この日下見に来ていた)アリエフ大統領だ」と思わせる為?
だが、たまたま大統領が下を通る際に落下したが、他の者が通る時に落ち、無関係の者を傷付けるだけという事だって有り得る…
この彫刻を落とすメリットが感じられない。

この事がきっかけで、薪さんが大統領の警護に付く事にもなった。
タジクにしてみれば、薪さんの目が、ポトノフ外相では無く、アリエフ大統領に注がれるのは好都合かもしれないが、それも、アリエフ大統領が薪さんを気に入ったからであり、それも予定通りというわけではないだろう。

結局、彫刻を落としたのは、ポトノフ外相から贈られた物を壊したかった…後からポトノフ外相を刺殺した際、あれも威嚇だったと周囲に知らしめたかったのだろうか…

そして、薪さんとタジク、二人の対決は、食事会当日を迎える事となる。







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