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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

コメ、拍手コメ共に、過去記事にも遠慮なく投稿いただけたらと思います
レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
ご了承下さいませm(_ _)m

リンクは嬉しいので、ご自由にどうぞ♪


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これは、先日書いたオリジナルストーリーの、「後書きその5」で書いた、薪さんと青木がアメリカで一緒に休暇を過ごした・・という時間、フォスターは何をしていたか・・という話です。
青木×薪的なお話は、期待しないで下さいね(^^)


「既視感-デジャヴ」



「ねえ、ちょっと。何考えてるの?」
「君のことだ」
「・・嘘ばっかり」

フォスターは、恋人とベッドの中に居た。
豊かな髪。完璧な体。
フォスターは彼女に満足していた。

なのに何故か、彼女はフォスターの気持ちを疑い、不満を漏らす。

「最初は私も騙されたわ。でも、実際は、あなたは、私に夢中なようで、実はそうじゃない。でしょう?」
そう言って、上半身を起こそうとする彼女を、フォスターはまた押し倒す。

「ちょっと、ねえ」
現実に返ろうとする彼女を、フォスターは有無を言わさず、またその世界に引き戻す。


************


「ズルイわね」
彼女は、息を切らして、言った。

「あなたは私に溺れてるように見せて、実はそうじゃない。実際に溺れてるのは、いつも私」
そう言うと、彼女はフォスターの胸にもたれた。

「クラーク、くやしいけど、あなたは最高よ。・・その顔。余程言われ慣れてるのね」

「ねえ、あなたは、我を忘れるっていうことは無いの? 強引に求めてくる癖に、実は完璧に自分をコントロールしてる。私には分かるの。あなたは、自分を失うほどの恋をしたことは、無いの?」

彼女の言葉に、フォスターの胸に、ある思い出がよみがえった。
遠い昔、夢中で追いかけた、美しい人・・・・。

「ふーん・・あるのね」

「でもその顔じゃ、はるか昔って感じね。今はもう、そんな恋はしないの? それとも、出来ないの?・・可哀相なクラーク」
そう言いながら、彼女はフォスターの髪をなでた。


************


「ここでいい」
フォスターは、彼女の車から降りた。

「電話するわ」
開けた窓からキスをして、彼女は車を走らせていった。

フォスターは、そこから見えるアパートを見上げた。
薪の部屋の窓が見える。

何故、こんなところで車を降りたのか。

あの男は、もう帰った筈だ。
だが、先程までその男が居た部屋に踏み込む程、自分は野暮じゃないつもりだった。

ケータイを取り出して、電話をする。
「Hello?」軽やかな薪の声。

「私だ」フォスターは目を閉じた。
「フォスター、何の用だ?」
いつも単刀直入で、無駄の無い薪の言葉。

フォスターは、フッと笑った。
自分が、何の用も無いのに、電話をしている、そのことが可笑しかった。

「あの男は・・青木は、帰ったのか?」
「ああ。今、空港まで送って帰ってきたところだ」
「そうか・・」

薪は、フォスターの言葉を待って、じっと黙っている。

「・・もう、休暇も終わりだ」
「そうだな」
「初日から例の連続殺人の検証だ。会議も入ってる。早朝出勤になるのは、分かってるな?」
「ああ・・もちろんだ・・フフ」

薪の小さな笑い声が聞こえ、フォスターは聞き返す。
「何だ?」
「・・いや、いつも、仕事と休暇をきっちり分けるお前が、今からそんな話をするなんて。どうしたんだ?」

・・確かに。
薪が、休暇明けの予定を把握していない筈が無い。
こんな話は無意味だ。

なのに、何故・・。

「じゃあ、また職場で会おう、薪」
「ああ」

フォスターは電話を切り、もう一度、薪の部屋を見上げた。
突然、以前にもこんなことがあったと、目の前をデジャヴがよぎった。

まだ10代の頃、恋が何なのかも分からなかったあの頃、とある美しい女性の部屋を、こんな風に、見上げていた。
会いたいのに、会いに行けず、ただ、彼女の部屋を見つめていた・・。

「・・昔の話だ」
そう一人つぶやくと、フォスターは前を向いて、歩いていった。



関連記事

コメント

■ きゃ☆

こんにちは。かのん様。

フォスターだ。またお会いできると思っていなかったのでうれしいです\(^ー^)/

彼にも、過去があったのですね。感情のコントロールが出来るフォスター。でも、一人の女性に我を忘れて切ない思いを抱いていたのですね~。

それを今の薪さんにだぶらせて…でも、大人になった彼は薪さんにの声を聞くだけで、少しは落ち着けるようになったのでしょうね。

ちょっと切なくて可愛いフォスターも、魅力的で余計好きになりそうです(^_^)v

話しは代わりますが、コハルビヨリ様が徹夜のお疲れか、何やら元気がなさそうで心配です。双璧のかのん様!コハルビヨリ様を励まして下さい。妄想を語るだけの私では役立たずのようです。

■ 

うわ~かのんさん、もう書かれたのですか★早いです!
でもきっと今日中にはUPされると思ってました(^^)

と、その前に、たつままさんへの横レス失礼いたしますm(__;)m

すみません、たつままさん(^^;ご心配をおかけして・・・
元気がないってどうして思われたのでしょう?
本当にごめんなさい!そう思わせてしまったなんて(><;私のバカ!
私はちゃんと元気ですから★たつままさんのお心遣いに励まされました!
心配していただいて嬉しかったです(;▽;)うるうる

かのんさんにも、すみませんっっっ
私がおかしな発言したばっかりに誤解を招いてしまいました(><;
全然大丈夫なんで気にされないでくださいねっ!



私のブログで頂いたコメントから、こんなにも素敵に花開いたなんて!
素晴らしいです★

フォスターかっこいいなぁ、実際にいたら魅力的なんだろうなぁ、
私も惚れちゃうかもしんない・・・
でも付き合えたとしても、きっと本気になってはくれないんだろうな・・・

うぅ・・なんか歯がゆくて、凄く切なくなってきました・・・
あの女の人の気持ちが私に入り込んできたかのように!

でもそれにも増して、薪さんが罪作りすぎる・・・!!
フォスターの気持ちも痛いほど伝わってきます・・・

家の前、すぐそこに会いたい人はいるのに会えない。
電話越しで、愛しい人の声を聞くことしかできない。

振り向いてもらえぬ恋ほど辛いものはございませんね。
辛い恋を経験しないと書けないですよね、こんな文章・・多分。
このお話もまた素晴らしかったです。

いくらフォスターが精神的にも強い男性とは言っても、胸の痛みはいっしょですよね。
いつの日かフォスターを幸せにしてあげてください★


■ 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

■ あ、フォスターにお歳暮贈るの忘れてました。

フォスター、再登場ですね(^^)
かなり、薪さんに本気・・・ですよね??

それでもって、電話越しに小さな笑い声を洩らす薪さん(すごく優しい声で話してるイメージ)・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・やっぱりフォスターに嫉妬してしまう私です。

■ 

わーい!フォスター再登場だ!

まさかまたお会いできるとは思いませんでした。
皆さんも結構お気に入りのようですね!

フォスターはやっぱり薪さんのこと、かなりマジですね・・・。

本気であればあるほど・・・という感じ分かります~(・・・遠い目)
フォスター辛いな・・・

でもやっぱりこんな男がそばにいるなんて、薪さん危険!!
いい男だし、フォスターが本気出したら薪さんもヤバいかも・・・?

薪さんにはやっぱり青木がいいので、フォスターにはなんとなく身構えてしまう私です(笑)

負けるなよ青木!とここでは青木を応援します。


■ 

予定外にふと湧き出た番外編ですが、皆さんのコメントを読ませていただき、書いて良かったと思えました。
読んでくださり、コメントをくださり、どうもありがとうございました!m(_ _)m


○たつままさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

フォスターだ。またお会いできると思っていなかったのでうれしいです\(^ー^)/
↑そうおっしゃっていただいて、私も嬉しいです!!

>彼にも、過去があったのですね。一人の女性に我を忘れて切ない思いを抱いていたのですね~
↑ふふふ・・誰にでも一度はある、若気の至り・・みたいな?

>ちょっと切なくて可愛いフォスターも、魅力的で余計好きになりそうです(^_^)v
↑嬉しいです。たつままさんにはこの作品を、そしてフォスターのことも、ず~っと見守っていただきました。ありがとうございました。

>話しは代わりますが、コハルビヨリ様が徹夜のお疲れか、何やら元気がなさそうで心配です。双璧のかのん様!コハルビヨリ様を励まして下さい
↑コハルビヨリさん、本当に大変そうですよね・・私も出来る事があれば何とかしてさしあげたいです(TT)

・・ただ、「双璧」って?
いえ、コハルビヨリさんと同等にしていただけるのは、本当にありがたく光栄なのですが、「妄想四翼将」で、一番突出してらっしゃるのは、たつままさんでらっしゃいますよ~(笑)


○コハルビヨリさま

コメントありがとうございます。

うわ~かのんさん、もう書かれたのですか★早いです!
↑思いつくと一気な私。コハルビヨリさんが「朝焼け薪さん」をお描きになる位の時間で書き上げました(^^)

>かのんさんにも、すみませんっっっ
↑いえいえ、たつままさんの優しさあふれるコメに、私まで心癒されました(^^)

コハルビヨリさん、連日のハードなお仕事で、自分でも知らず知らずのうちに、コメントの端々にお疲れの色が見えたのかもしれませんね。
でも、そういう時もありますものね。
無理に元気を保つ必要もないですよ(^^)

コメレスも、お忙しい中でも律儀に書いて下さって、負担じゃないかと、皆さん気になさってるのかも。
でも、それがまた気晴らしになったりということもありますしね・・。

どうかコハルビヨリさんは、何もお気になさらず。
マイペースで、ご無理のないように(と申し上げても、無理しないわけにもいかないのでしょうけど、可能な範囲で)、お仕事に趣味に、励んで下さいませ。

>私のブログで頂いたコメントから、こんなにも素敵に花開いたなんて!
↑コハルビヨリさんのお陰です! どうもありがとうございます!

>フォスターかっこいいなぁ、実際にいたら魅力的なんだろうなぁ、
>私も惚れちゃうかもしんない・・・
>でも付き合えたとしても、きっと本気になってはくれないんだろうな・・・
↑・・・なんだか、こんな風に思っていただけて、ものすごく嬉しいです。フォスター、愛されてる・・。

>でもそれにも増して、薪さんが罪作りすぎる・・・!!
↑そうです!薪さんが無自覚で魅力的過ぎ、罪作り過ぎ!!

>フォスターの気持ちも痛いほど伝わってきます・・・
>家の前、すぐそこに会いたい人はいるのに会えない。
>電話越しで、愛しい人の声を聞くことしかできない。
↑・・・コハルビヨリさんのこのコメで、余計に私、自分の書いた物が切なくなって参りました・・。
薪さんの声を聞いて目を閉じるフォスター・・どんな思いで聞いていたのかと・・

>辛い恋を経験しないと書けないですよね、こんな文章・・多分
↑辛い恋?・・・経験・・してるのかな? してるかなあ、私・・(←自分の人生を振り返り中・・)
う~ん・・・どうでしょう(笑)
ま、それなりに、修羅場は経験しておりますけどね♪

>いくらフォスターが精神的にも強い男性とは言っても、胸の痛みはいっしょですよね。
>いつの日かフォスターを幸せにしてあげてください★
↑本当に本当に嬉しいお言葉の数々、ありがとうございました。
こんな風に読んでいただけて、フォスターも、私も、幸せ者でございます・・。


○Mさま

コメントありがとうございます。

>フォスター。格好良いですね!薪さん、フォスターさんでも良いんじゃないの…?とか、青×薪派としては酷い事を考えてしまいます。笑。そのくらいのイイ男
↑キャ~~~ッ☆そんな発言!青木×薪派に怒られちゃったらどうしよ~♪
と言いつつ、フォスターをそんな風に思っていただいて、とても嬉しくてたまらない私です!!

>岡部といい、薪さんの周囲に良い男が集まるのは必然なんですかね~
↑おおお・・・そうです、そうです。「良い男」が集まる・・。今ちょっと感動しました。
と申しますのも、岡部さん、読者に人気はありますが、どちらかというと、「いい人」「愛おしい」と言われることが多いですよね。
でも確かに、本当に「良い男」なんですよね。岡部さんをこう言い切ったことに、新鮮さを感じました。

>でも、薪さんの目に映るのは一人だけなんですよね…
>青木には、その有り難味を実感して欲しいと、しみじみ思います。
↑後書きで、「その幸運と、貴重さを、青木がどれ程分かっているかは、微妙・・・」と書いた直後に、こちらのコメントを拝見して、思い切り吹いてしまいました(^^)


○こゆうさま

コメントありがとうございます。

>あ、フォスターにお歳暮贈るの忘れてました。
↑このタイトルに、大ウケでした!(^^)
管理画面ではタイトルまで見えるのに、ブログコメントではタイトルが消えちゃうんですよね・・何故か・・。

>フォスター、再登場ですね(^^)
>かなり、薪さんに本気・・・ですよね??
↑ふふふふ・・・

>それでもって、電話越しに小さな笑い声を洩らす薪さん(すごく優しい声で話してるイメージ)
↑ああ、こゆうさんの抱くイメージって、やっぱりいつも、素敵です・・

>・・・・
>・・・・・・・・・
>・・・・・・・・・・やっぱりフォスターに嫉妬してしまう私です
↑「・・・」の長さが、こゆうさんの胸中を物語っていますね(笑)
すみません、こゆうさんが嫉妬に苦しんでらっしゃるのに、ものすごくウケてしまいました(お腹痛い・・)

またもこゆうさんを嫉妬させてしまうなんて、フォスターにお歳暮贈らなくて良かったみたいですね(笑)

ちなみに、フォスターはワイン好きで、設定としては、白より赤、ライトボディやミディアムよりフルボディ好きでもあるんですが、これは、私自身の嗜好が反映されてるみたいです(笑)


○都めぐるさま

コメントありがとうございます。

>わーい!フォスター再登場だ!
↑こんな風におっしゃっていただいて、とても嬉しいです!!

>まさかまたお会いできるとは思いませんでした
↑私も思いませんでした(笑)

>フォスターはやっぱり薪さんのこと、かなりマジですね・・・。
>本気であればあるほど・・・という感じ分かります~(・・・遠い目)
>フォスター辛いな・・・
↑・・・あら、めぐるさんも、遠い思い出をさぐってらっしゃる?

>でもやっぱりこんな男がそばにいるなんて、薪さん危険!!
>いい男だし、フォスターが本気出したら薪さんもヤバいかも・・・?
↑どうでしょう・・私もその辺りは分かりません。

実は、私の中では、今後の展開に2バージョンございまして、
①遂に、その巧みさで、薪さんを意のままにしてしまうフォスター
②結局最後まで、薪さんを静かに見守り続ける姿勢を貫くフォスター
と・・。
どちらが本当か私も分からないので、やっぱりもう二度とこの人を書くことはないと思います・・。

>薪さんにはやっぱり青木がいいので、フォスターにはなんとなく身構えてしまう私です(笑)
>負けるなよ青木!とここでは青木を応援します
↑そうですよね。めぐるさんは最初からそういうスタンスですよね。よく分かります。
フォスターと薪さんの乾杯シーンでも、めぐるさんは「何一つ起こらなかった」派ですものね。
そういう風に考えていただいて、嬉しかったりします(^^)

■ フォスター!カムバーック!!

こんにちは(^^*)
やった~待ってました☆番外編!!

フォスター!!帰らないで!!(>Д<*)
もうズカズカと部屋に上がりこんでしまえーっ!!(><*)(笑)

・・・でもそんなことをしないのが、フォスターの素敵なところなんですよね…。

しかし…なんだか薪さんのことだから、フォスターが家の下まで来ていることに気づいてそうですね…(^^:)
カーテンの隙間からフォスターの様子をそっと見ていそう…。

そしてきっとこのフォスターからの無意味な電話の意味もなんとなく察していそうですな…(^_^:)

■ 

○レモンさま

こんにちは。
コメントありがとうございます。

>フォスター!カムバーック!!
↑楽しいタイトル、ありがとうございます。何故かブログコメントにはタイトルが表示されなくて・・管理頁から見えるコメント一覧には出て来るので拝見しておりますので。

>やった~待ってました☆番外編!!
↑嬉しいお言葉を(><)どうもありがとうございます!!

>フォスター!!帰らないで!!(>Д<*)
>もうズカズカと部屋に上がりこんでしまえーっ!!(><*)(笑)
>・・・でもそんなことをしないのが、フォスターの素敵なところなんですよね…。
↑フォスターというキャラクターに愛着を持っていただいて、嬉しいです!

>しかし…なんだか薪さんのことだから、フォスターが家の下まで来ていることに気づいてそうですね…(^^:)
>カーテンの隙間からフォスターの様子をそっと見ていそう…。
>そしてきっとこのフォスターからの無意味な電話の意味もなんとなく察していそうですな…(^_^:)
↑あああ・・なる程・・・そうかもしれません・・・。
こんな風に、私の書いた世界を、読んでて広げて下さること、とても嬉しく胸がジンとします・・ありがとうございました!!

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