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かのん

Author:かのん
薪さんと同身長が自慢です

基本、「薪さんと鈴木さんは精神的両想いだった」「薪さんと青木には、心身共に結ばれてほしい」という、偏った視点で書いております
創作も主に、薪さんが「青木と幸せになる未来」と、「鈴木さんと幸せだった過去」で構成されております

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レスは「コメをいただいた翌々日までにお返しする」ことを自分に課しておりますが、諸事情により遅れる場合もございます
でも必ず書かせていただきますので
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メロディ2015年12月号「秘密 THE TOP SECRET season0 可視光線 ACT.2」

レビュー3:見つめる瞳



今回、桜木の周囲と警察大学校での出来事が大半を占め、青木の出番は少なかった。
序盤とラストの2シーンのみ。

それでも。
薪さんが青木を想う気持ちと、青木が薪さんを想う気持ちが、伝わってくる。

前回、「何故追跡調査していない」と、青木に掛けた一言。
その自分の一言で、青木は緊急性も無い事件を早々に調べた。
青木の変わらないその素直さと行動力に、薪さんは満足しているように見える。

しかも「このテの事件」は、被害者の女性達の過去の傷を掘り返す事にもなる。
「でも でも薪さん…!」と、こぶしを握り締めていた青木。
女性達を傷付けるであろうこの調査は、青木にとって辛い物だっただろう。

それを、薪さんも分かっていた。
この調査をする事が、青木にとってどれだけの決意が要る事だったか。
女性達、一人一人に話を聞く度に、青木がどれだけ胸を痛めていたか。
容易に浮かぶ青木のそんな姿を想像し、それでもやり遂げた青木に、向けた微笑み。

「よくやったな」
「キツかったろう」
そんな言葉は、一言も無い。
それでも、薪さんの言葉に青木を見つめる表情に、青木への想いが見える。

この調査に、大きな負担を強いられたであろう、青木の人を思いやる気持ちの強さと。
それでも、捜査官として調査を遂行した、青木の仕事ぶり。
一人の人としての人間性と、捜査官としての成長、双方を両立させ、自分の期待に応えていく。

そんな青木の様子が、薪さんは愛しくて嬉しくてならないんだろなあ…

「えっ…」と思って無言になる青木は、薪さんがそこまで考えてるとは思わなかったのだろう。
「何故追跡調査していない」という言葉の裏に、青木の心理や行動に対する様々な思惑が有ったとは。
『薪さんは簡単に言うけれど、これは人を傷付けてしまう大変な調査だ』そんな葛藤を薪さんが見抜いているとは、思いもよらず。

そして、そんな薪さんが青木に僅かに感情を見せる時は、瞬時に過ぎて。
あっという間に、薪さんは事件の核の中に入ってしまう。

そんな時「はじき出されてしまう」と疎外感を覚える青木。
薪さんと同じ世界に居られない、もどかしさ。
それは同時に、「薪さんと同じ世界に居たい」と、願うも同じ。

青木は、薪さんをつぶさに観察している。
見つめずには、いられない。
「綺麗な指」などと思いながら、残酷な画でも面白そうに歪む表情に、危うさを感じ取る。

「高速で画を組み立てている」薪さんに賞賛を覚えながらも。
薪さんの危うさを思い。
そこに入り込めない自分を思う。

青木にとって、薪さんは、まだ、遠い。

そんな遠さを感じた直後に、薪さんに面会人が現れた様子を目撃する。
「女の人…」と内心で呟く青木は、通信が切れた画面を見つめながら、一体何を思うのか。

薪さんに、事件の調査結果を報告する為に通信を始めた筈が。
通信を終えた時、思うのは薪さんの事ばかり。
(青木…普段から、本来の室長としての九州地区での事件の捜査は、ちゃんと行なえているのか…?)

そんな青木に、更なる事件の捜査を依頼する薪さん。
本来なら、青木はこの事件を捜査する立場には無い。
それでも、薪さんは、青木に言った。

「だから だ」
「だから おまえに頼んでいる」
「やれるか」

「関わった人間総てをさらに不幸にするおそれもある」捜査を。
そんな、捜査だからこそ。
薪さんは、青木が行う事を望んだ。

青木しか居ないと思ったのだ。
それだけ…青木を信頼しているからこそ。

ここで、序盤の薪さんと青木のやりとりが、繋がってくる。
「被害者の女性達を更に傷付けるおそれがある」そんな調査を、青木はやり遂げた。

薪さんがこれまでに見てきた、青木の人間性と。
その上で、被害者達の調査を果たした事実。
そんな青木に寄せる、薪さんの、信頼が見える。

桜木は、警察官僚であり、薪さんが昔から知る同期でもある。
母親は、暴行を受けた被害者かもしれない。
桜木には、出生の秘密が有るかもしれない。
桜木は過去に、虚偽の証言をしたかもしれない。
更に、今回の被害者は、桜木の婚約者であり。
もう一人の被害者は、桜木の過去の証言と関わりが有るかもしれない。

事情は複雑で、様々なスキャンダルを孕み。
暴けば暴く程に、人を更に傷付ける事になるかもしれない…そんな、危うい捜査となる。

そんな繊細な事件の捜査を、薪さんは青木に託そうとする。
青木の表情からも、青木がその重大さを、充分理解している事が見て取れる。

青木をちょっとからかうような、それでいてどこか満足気な笑みを見せたかと思うと。
瞬時に、青木を自分の世界からはじき出し。
そして…青木に全幅の信頼を見せる。

そんな薪さんの一挙一動に心動かされ。
薪さんを慕い、薪さんを見つめ、薪さんを追い続けながら、成長していく青木。

やはりこの二人は。
見ていて、目が離せない。

画面越しの、ほんの僅かなやりとりから。
二人の、互いへの想いが見える。

そして思う。
離れていても、互いに影響を受けながら、前に進んでいるのだと。
たとえ、薪さんが意識せずとも。
たとえ、青木が薪さんに距離を感じていても。

二人は共に、着実に、同じ行き先に向かって歩んでいる。
それは、必然であるのだと。






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